※本記事はギグワークスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ギグワークス株式会社の2025年10月期は、基幹事業が総じて堅調に推移し、シェアリングエコノミー事業では大型案件の完了等により売上高・セグメント利益がともに増加した。一方、デジタルマーケティング事業は日本直販の全株式譲渡により当期は2025年2月までの4カ月間のみ連結対象となり、連結売上高減少(影響額40億円)の主因となったほか、Web3サービス事業では事業成長に向けた投資負担が減益要因となった。これらの結果、連結売上高は222億円(前期比31億円減)、連結営業利益は15百万円(前期比4.1億円増)となった。日本直販の全株式譲渡に伴う特別利益約5.6億円の計上とSNPIT等の固定資産に係る減損損失1.7億円の計上等を経て、当期純利益は2.7億円(前期比9.9億円増)となった。
連結業績(2025年10月期 実績)
通期の営業利益率は0.1%(前期比1.7%改善)となった。四半期別に見ると、2025年10月期第3四半期より営業利益が黒字転換し、第4四半期も208百万円の黒字を計上、通期でも黒字を達成した。経常利益は5百万円(前期比432百万円改善)となった。
| 項目 | 2025年10月期 | 2024年10月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,261百万円 | 25,369百万円 | △3,108百万円(△12.2%) |
| 売上総利益 | 4,911百万円 | 5,953百万円 | ー |
| 販売管理費 | 4,896百万円 | 6,357百万円 | ー |
| 営業利益 | 15百万円 | △404百万円 | 419百万円 |
| 営業利益率 | 0.1% | △1.6% | 1.7% |
| 経常利益 | 5百万円 | △427百万円 | 432百万円 |
| 当期純利益 | 272百万円 | △725百万円 | 997百万円 |
セグメント別の状況
基幹事業のうち、システムソリューション事業はSES領域のプロジェクト拡大や取引単価の適正化により、売上高・セグメント損益ともに過去最高を更新した。シェアリングエコノミー事業はシェアオフィスの稼働率向上とバリューアッド案件第1号の完了により大幅増収増益となり、セグメント損益は過去最高を更新した。オンデマンドエコノミー事業は日本直販の売却や通販関連需要の落ち着き等からコールセンター業務がやや減収となった。投資事業に位置づけられるWeb3サービス事業は、「SNPIT」独自トークンの上場や広告プロモーション等への投資を継続したことでセグメント損失が拡大した。
| セグメント | 指標 | 2025年10月期 | 2024年10月期 |
|---|---|---|---|
| オンデマンドエコノミー | 売上高 | 10,405百万円 | 10,558百万円 |
| オンデマンドエコノミー | セグメント損益 | 683百万円 | 714百万円 |
| システムソリューション | 売上高 | 4,883百万円 | 4,724百万円 |
| システムソリューション | セグメント損益 | 790百万円 | 657百万円 |
| シェアリングエコノミー | 売上高 | 6,191百万円 | 5,464百万円 |
| シェアリングエコノミー | セグメント損益 | 716百万円 | 516百万円 |
| Web3サービス | 売上高 | 171百万円 | 261百万円 |
| Web3サービス | セグメント損益 | △581百万円 | △442百万円 |


財務基盤(貸借対照表・キャッシュ・フロー)
資産合計は7,812百万円(前期比459百万円減、5.5%減)となった。主に現預金が7.6億円増加した一方、売掛金及び契約資産が6.3億円、商品が3億円それぞれ減少した。負債合計は5,014百万円(前期比701百万円減、12.3%減)で、社債・借入金が4.1億円、未払金が2.9億円それぞれ減少した。純資産合計は2,797百万円(前期比242百万円増、9.5%増)となり、自己資本比率は34.6%(前期比5ポイント増加)となった。キャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが363百万円のプラス(前期比815百万円改善)、フリー・キャッシュ・フローは1,200百万円のプラス(前期比1,908百万円改善)となった。
| 項目 | 2025年10月期末 | 2024年10月期末 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 7,812百万円 | 8,271百万円 | △5.5% |
| 負債合計 | 5,014百万円 | 5,715百万円 | △12.3% |
| 純資産合計 | 2,797百万円 | 2,555百万円 | 9.5% |
| 自己資本比率 | 34.6% | 29.6% | 5ポイント増加 |

株主還元
配当は配当性向・ROEを踏まえたDOE(株主資本配当率)を指標としており、FY17の復配以降、配当を継続している。2025年10月期の1株当たり配当金は2円、配当性向は14.6%となった。2023年10月期・2024年10月期は当期純損失を計上したため配当性向は「-」表示となっている。なお2022年10月期には80万株の自己株式を取得した。
| 項目 | 2023年10月期 | 2024年10月期 | 2025年10月期 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 4円 | 1円 | 2円 |
| 配当性向 | – | – | 14.6% |

トピックス
Web3サービス事業ではカルビー株式会社の「じゃがりこ」とコラボレーションした限定アイテムをSNPIT内で展開したほか、地方創生モデル事業「公民連携推進大使」プロジェクトへの参画を発表した。シェアリングエコノミー事業では「THE BASE」の18拠点目となる「THE BASE南青山Ⅲ」を2025年11月にオープンし、ビジネスパートナー様との協業ではプロジェクト参画が過去最高を更新し、最大約300人/月(前年比150%)の規模となった。オンデマンドエコノミー事業では賃貸管理会社向けのビデオサポートサービス「GWV」の提供を開始した。
※本記事はギグワークスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。