※本記事はエプコが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
エプコが発表した2025年12月期の連結業績は、売上高6,252百万円(前期比+11.5%)、経常利益481百万円(同+9.1%)、純利益424百万円(同+29.9%)となった。再エネサービスの躍進が業績をけん引し、増収増益で着地した。2026年12月期は全セグメントでの成長を見込み、増収増益の計画を示している。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は6,252百万円、経常利益は481百万円、純利益は424百万円となり、いずれも前期を上回った。純利益の増減要因として、投資有価証券売却益62百万円(政策保有株式の売却益)、関係会社出資金売却益12百万円(持分法適用関連会社であったBanhao EPCOの持分の一部をChina LESSO Groupに譲渡したことによる売却益)を計上している。
| 項目 | 2024年12月期実績 | 2025年12月期実績 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 5,607 | 6,252 | +645 | +11.5% |
| 経常利益(百万円) | 441 | 481 | +40 | +9.1% |
| 純利益(百万円) | 327 | 424 | +97 | +29.9% |
セグメント別の状況
再エネサービスは東京都におけるパネル設置義務化などによる需要拡大が追い風となり、持分法適用会社の整理があったものの増収増益を達成した。一方、メンテナンスサービスは2024年8月のエネルギー企業向けスポット受託の終了による反動減で減収減益となったが、下半期以降は回復基調が続いている。設計サービスは住宅着工戸数の減少による受託件数の低下に加え、円安に伴う中国コストの増加及び投資の先行により減益となった。
| セグメント | 2024年12月期実績 | 2025年12月期実績 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(連結)(百万円) | 5,607 | 6,252 | +645 | +11.5% |
| 再エネサービス(百万円) | 1,379 | 2,103 | +723 | +52.5% |
| メンテサービス(百万円) | 2,010 | 1,933 | ▲76 | ▲3.8% |
| 設計サービス(百万円) | 2,216 | 2,214 | ▲2 | ▲0.1% |

再エネサービスの内訳では、ENE’sの経常利益が前期比+100.0%の195百万円、TEPCOホームテックが同+54.9%の111百万円と大きく伸びた一方、LESSOは持分法適用関連会社であったBanhao EPCOの持分譲渡の影響により41百万円から▲44百万円へ悪化した。
| セグメント/会社 | 2024年12月期実績 | 2025年12月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 再エネサービス(百万円) | 185 | 258 | +72 |
| ENE’s(百万円) | 97 | 195 | +97 |
| TEPCOホームテック(百万円) | 71 | 111 | +39 |
| LESSO(百万円) | 41 | ▲44 | ▲86 |
| MEDX(百万円) | ▲25 | ▲4 | +21 |
| メンテサービス(百万円) | 311 | 291 | ▲20 |
| 設計サービス(百万円) | 360 | 345 | ▲14 |
| その他(全社費用・営業外損益)(百万円) | ▲416 | ▲413 | +2 |
| 経常利益(連結)(百万円) | 441 | 481 | +40 |
通期業績予想(2026年12月期 計画)
2026年12月期は売上高6,680百万円(前期比+6.9%)、経常利益624百万円(同+29.8%)、純利益485百万円(同+14.4%)を計画している。全セグメントで事業成長を果たし、増収増益を見込む。再エネサービスは政策による市場拡大を背景に増収増益を計画するほか、メンテナンスサービスは新規受託の拡大と価格改定により増収増益、設計サービスは厳しい市場環境を前提に保守的に計画しつつD-TECH2.0による生産性向上で増益を目指す。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期計画 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 6,252 | 6,680 | +428 | +6.9% |
| 経常利益(百万円) | 481 | 624 | +143 | +29.8% |
| 純利益(百万円) | 424 | 485 | +61 | +14.4% |

株主還元
設立35周年を記念して、2025年12月期期末配当にて1株当たり3円の記念配当を実施予定である。上場以来23年間減配実績なしの累進配当方針を今後も維持し、配当性向50%及び純資産配当率(DOE)8%を目安とした利益還元を安定的に実施する方針を示している。また、抽選式株主優待制度についてはカテゴリーA(100万円相当の再エネ設備の無償設置)とカテゴリーB(15万円相当の防災・暮らしに役立つ商品)に分け、当選者数を合計10名(各カテゴリー5名)に増加させる拡充を行う。

中期経営計画
エプコグループは中期経営計画において、成長加速・業務変革・新規開拓を基本方針に掲げる。再エネ領域ではTEPCOホームテックによる再エネの普及とENE’sによる工事基盤の強化、住宅領域ではDXによる労働生産性向上、新規事業領域では火災保険関連事業・BIM事業(非住宅向け)・データ活用事業への注力を進める。第1フェーズ(2025-2027年)の業績目標は売上高75.0億円、経常利益10.0億円、利益率13.3%、ROE14.5%であり、創立40周年を迎える第2フェーズ(2028-2030年)では売上高100.0億円、経常利益15.0億円、利益率15.0%、ROE18.0%を目指す。

※本記事はエプコが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。