※本記事は雪印メグミルクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
雪印メグミルクの2026年3月期の連結業績は、売上高6,157億円(前期比100.0%)、営業利益182億円(前期比95.5%)となった。2025年に2度実施した価格改定で収益性は向上したものの、想定より販売物量が下回ったことが影響した。親会社株主に帰属する当期純利益は328億円(前期比136.6%)と増益となった。2027年3月期は売上高6,450億円(前期比104.7%)、営業利益210億円(前期比115.0%)と、販売単価差と物量増による増益を見込む。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の連結業績は、売上高6,157億円(前期比▲0.0%、期初計画6,150億円に対し進捗率100.1%)、営業利益182億円(前期比▲4.5%、期初計画190億円に対し進捗率96.1%)、経常利益204億円(前期比+1.1%、期初計画206億円に対し進捗率99.4%)、純利益328億円(前期比+136.6%、期初計画300億円に対し進捗率109.6%)となった。営業利益率は3.0%(前期3.1%)。
| 項目 | 前期(2025年3月期) | 当期(2026年3月期) | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,158億円 | 6,157億円 | -0億円 | -0.0% |
| 営業利益 | 191億円 | 182億円 | -8億円 | -4.5% |
| 営業利益率 | 3.1% | 3.0% | – | – |
| 経常利益 | 202億円 | 204億円 | +2億円 | +1.1% |
| 純利益 | 139億円 | 328億円 | +189億円 | +136.6% |
セグメント別の状況(2026年3月期 実績)
セグメント別売上高は、乳製品2,684億円(前期比+1.9%)、飲料・デザート類2,602億円(前期比▲1.5%)、飼料・種苗479億円(前期比▲1.1%)、その他391億円(前期比▲1.4%)。営業利益は乳製品105億円(+1.1%)、飲料・デザート類39億円(▲30.9%)、飼料・種苗7億円(+95.3%)、その他・消去31億円(+16.0%)となった。乳製品は価格改定後に一時的な物量の落ち込みが見られたが主力品を中心に回復し、家庭用ナチュラルチーズの「さけるチーズ」は通期で過去最高の売上高を記録した。飲料・デザート類は価格改定後の物量回復にカテゴリーごとで差があり、飲料類で苦戦した。
| セグメント | 売上高(当期) | 売上高(前期) | 営業利益(当期) | 営業利益(前期) |
|---|---|---|---|---|
| 乳製品 | 2,684億円 | 2,633億円 | 105億円 | 104億円 |
| 飲料・デザート類 | 2,602億円 | 2,643億円 | 39億円 | 56億円 |
| 飼料・種苗 | 479億円 | 484億円 | 7億円 | 3億円 |
| その他 | 391億円 | 396億円 | 31億円 | 27億円 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、売上高6,450億円(前期比+4.7%)、営業利益210億円(前期比+15.0%)、経常利益218億円(前期比+6.4%)、純利益245億円(前期比▲25.5%)。営業利益率は3.3%(前期3.0%)、調整後ROEは5.1%(前期5.8%)、ROICは4.8%(前期4.3%)を見込む。セグメント別売上高は乳製品2,820億円(+5.1%)、飲料・デザート類2,775億円(+6.6%)、飼料・種苗490億円(+2.2%)、その他365億円(▲6.7%)。営業利益は乳製品114億円(+8.4%)、飲料・デザート類66億円(+70.8%)、飼料・種苗5億円(▲25.4%)、その他・消去24億円(▲23.4%)を計画する。
| 項目 | 前期実績(2026年3月期) | 予想(2027年3月期) | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,157億円 | 6,450億円 | +292億円 | +4.7% |
| 営業利益 | 182億円 | 210億円 | +27億円 | +15.0% |
| 営業利益率 | 3.0% | 3.3% | – | – |
| 経常利益 | 204億円 | 218億円 | +13億円 | +6.4% |
| 純利益 | 328億円 | 245億円 | -83億円 | -25.5% |

株主還元
配当は下限100円を設定したうえで、資産売却益を除く配当性向40%以上を方針とする。2026年3月期の普通配当は100円、資産売却益を除く連結配当性向は53.0%だった。自己株式取得は2026年3月期に200億円を取得・消却し、2027年3月期は100億円の取得枠を設定した。取得した株式は全額消却する予定。2027年3月期の普通配当は100円、資産売却益を除く連結配当性向は48.0%を予想する。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|
| 普通配当 | 100円 | 100円 |
| 連結配当性向(資産売却益除く) | 53.0% | 48.0% |
| 自己株式取得(取得/設定枠) | 200億円 | 100億円 |

中期経営計画「Next Design 2030」
中期経営計画「Next Design 2030」では、2030年度に調整後ROE9.0%、ROIC6.0%の達成をコミットメントとして掲げる。2026年3月期実績は調整後ROE5.8%、ROIC4.3%。2027年3月期見込は調整後ROE5.1%、ROIC4.8%で、2027年度の中間マイルストーンとして調整後ROE6.5%、ROIC5.5%を掲げる。国内製造拠点は23拠点のうち20~30%の協業・再編を進める計画で、2026年3月期は22拠点、2027年3月期は21拠点となる見込み。神戸工場は2026年3月に生産を終了、川越工場は2028年度上期末に生産終了を予定するなど生産体制の再編を進めている。政策保有株式の純資産比率は2026年3月期に10%未満(8.9%)を達成した。

※本記事は雪印メグミルクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。