※本記事はカドス・コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社カドス・コーポレーション(211A)の2025年7月期(通期)決算は、売上高7,587百万円(前期比17.2%増)、営業利益937百万円(同47.0%増)、経常利益937百万円(同55.9%増)、当期純利益658百万円(同62.4%増)となった。新規取得した賃貸用不動産による賃貸収入の増加に加え、過去最大規模の大型工事受注が寄与し、売上・利益ともに当初計画を大幅に上回る過去最高を計上した。2026年7月期は大型の不動産販売の減少を見込む一方、堅調な建設需要の取り込みと適正な請負価格の設定により、売上高7,800百万円(同2.8%増)、営業利益990百万円(同5.6%増)の増収増益を計画している。株主還元では2025年7月期の期末配当を1株当たり150円とし、2026年7月期は180円への増配を予定する。
業績(2025年7月期 実績)
建設事業における出店意欲の高い企業への営業活動での受注拡大と、不動産事業における賃貸物件の新規取得による収入増加により、売上高は前期比で増加した。建設コスト高騰を考慮した適正な請負価格を設定したことで売上総利益率は前年同期比1.6%改善し、営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも大幅増益となった。売上総利益率は21.0%、自己資本比率は55.8%、自己資本当期純利益率(ROE)は15.6%となっている。以下は損益計算書(単位:百万円)の推移である。
| 項目 | 2024年7月期 | 2025年7月期 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,475 | 7,587 | 1,112 | 17.2% |
| 営業利益 | 637 | 937 | 299 | 47.0% |
| 経常利益 | 601 | 937 | 336 | 55.9% |
| 当期純利益 | 405 | 658 | 252 | 62.4% |
セグメント別の状況
建設事業は、大型店を出店する企業をはじめとした出店意欲の高い企業への受注活動と、営業部門・工事部門の連携強化による円滑な工事進行により、売上高は前期比1,015百万円増加し5,883百万円(構成比77.5%)となった。不動産事業は、新規取得した賃貸用不動産による不動産賃貸収入の増加により、売上高は前期比97百万円増加し1,703百万円(構成比22.5%)となった。
| セグメント | 2024年7月期売上高(百万円) | 2025年7月期売上高(百万円) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 4,868 | 5,883 | 20.9% |
| 不動産事業 | 1,606 | 1,703 | 6.0% |
| 合計 | 6,475 | 7,587 | 17.2% |

通期業績予想(2026年7月期)
2026年7月期は、近年続いた大型の不動産販売が減少するものの、建設事業の受注は引き続き堅調に推移する見通しである。建設資材価格や労務費の高騰を考慮した適正な請負価格を設定する営業活動により利益率の改善も見込まれることから、総売上高・利益ともに増収増益を計画している。
| 項目 | 2025年7月期(実績) | 2026年7月期(予想) | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,587 | 7,800 | 213 | 2.8% |
| 営業利益 | 937 | 990 | 53 | 5.6% |
| 経常利益 | 937 | 988 | 51 | 5.4% |
| 当期純利益 | 658 | 675 | 17 | 2.6% |

株主還元
2025年7月期は11万株(総額346百万円)の自己株式を取得し、新株発行による株式希薄化を抑制する目的で、その一部をストックオプション行使に充当した。当期末(年間)配当金は1株当たり150円とし、2026年7月期の期末(年間)配当金は1株当たり180円への増配を予定している。今後も業績や財務状況を勘案し継続的かつ安定的な株主還元を実施する方針のもと、ROE10%以上の維持と配当性向30%を目標に株主還元を図っていく。
| 期 | 期末配当金(円) | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2023年7月期 | 66円 | 13.7% |
| 2024年7月期 | 85円 | 15.9% |
| 2025年7月期(実績) | 150円 | 22.4% |
| 2026年7月期(予想) | 180円 | 26.9% |

中期経営計画・トピックス
長期ビジョンとして売上高100億円の早期実現を掲げ、セグメント別には不動産事業のウエイトの上昇を想定する。ROEは10%以上の水準維持を方針とし(直近期は15.6%)、企業価値の着実な創出を意識した経営を推進していく。2025年7月期は賃貸用不動産の新規取得を中心に8億円超の成長投資を実施したほか、複数のテナント企業を誘致する郊外型複合商業施設「カドスタウン」の計画地を新たに1件確保し、2025年7月期末時点で計3件の案件を保有している。

※本記事はカドス・コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。