※本記事はオリエンタルランドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
オリエンタルランドの2026年3月期は、ゲスト1人当たり売上高の増加などにより売上高が7,045億円(前期比3.7%増)と過去最高を更新した。一方で人件費や諸経費の増加により営業利益は1,684億円(前期比2.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,218億円(前期比1.8%減)と減益となった。期初予想比では、ゲスト1人当たり売上高の増などにより売上高・各利益とも予想を上回った。2027年3月期は増収を見込むものの、ディズニーホテルの大規模客室修繕工事などにより一時的な減益を予想している。
連結業績(当期 実績)
売上高は7,045億円(前期比251億円増、3.7%増)と過去最高。営業利益は1,684億円(前期比36億円減、2.1%減)、経常利益は1,696億円(同36億円減、2.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,218億円(同22億円減、1.8%減)となった。
| 項目 | 当期(2026年3月期)実績 | 前期(2025年3月期)実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,045億円 | 6,793億円 | 251億円増(3.7%増) |
| 営業利益 | 1,684億円 | 1,721億円 | △36億円(△2.1%) |
| 経常利益 | 1,696億円 | 1,733億円 | △36億円(△2.1%) |
| 税金等調整前当期純利益 | 1,701億円 | 1,735億円 | △34億円(△2.0%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,218億円 | 1,241億円 | △22億円(△1.8%) |

セグメント別の状況
テーマパーク事業はゲスト1人当たり売上高の増加により売上高は5,683億円(前期比2.9%増)と伸長したが、人件費・諸経費の増加により営業利益は1,304億円(同7.1%減)となった。ホテル事業は客室単価の上昇や東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルの通期稼働により、売上高1,190億円(同7.8%増)、営業利益368億円(同20.9%増)とともに過去最高を更新。その他の事業はイクスピアリ事業などの増収があったものの、人件費・諸経費の増加により営業利益は4億円(同22.9%減)となった。
| セグメント | 指標 | 当期実績 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| テーマパーク事業 | 売上高 | 5,683億円 | 5,521億円 |
| テーマパーク事業 | 営業利益 | 1,304億円 | 1,404億円 |
| ホテル事業 | 売上高 | 1,190億円 | 1,104億円 |
| ホテル事業 | 営業利益 | 368億円 | 304億円 |
| その他の事業 | 売上高 | 171億円 | 167億円 |
| その他の事業 | 営業利益 | 4億円 | 6億円 |
通期業績予想
2027年3月期は、東京ディズニーシー25周年イベントや海外ゲスト数の増加による入園者数増、ゲスト1人当たり売上高の増加によりテーマパーク事業は増収を見込む。一方、ホテル事業はディズニーホテルの大規模な客室修繕工事(東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ:2026年8月19日~2027年7月20日、東京ディズニーセレブレーションホテル:2026年7月1日~2027年3月31日)などにより減収減益を見込む。連結では、メンテナンス費や東京ディズニーシー25周年イベント関連費用の増加などにより、営業利益は1,607億円(前期比4.5%減)を予想している。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績(前期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,243億円 | 7,045億円 | 197億円増(2.8%増) |
| 営業利益 | 1,607億円 | 1,684億円 | △76億円(△4.5%) |
| 経常利益 | 1,680億円 | 1,696億円 | △15億円(△0.9%) |
| 税金等調整前当期純利益 | 1,680億円 | 1,701億円 | △21億円(△1.2%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,137億円 | 1,218億円 | △80億円(△6.6%) |

株主還元
通期業績を踏まえ、2026年3月期の期末配当金は期初発表予想よりも1円増配とした。2027年3月期の年間配当金は、1株当たり1円増配の16円を予想している。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|
| 中間配当金 | 7.0円 | 8.0円 |
| 期末配当金 | 8.0円(期初発表予想7.0円より1円増配) | 8.0円 |
| 年間配当金 | 15.0円(期初発表予想14.0円より1円増配) | 16.0円(前期比1円増配) |

中期経営計画/トピック
2025-2029年度を対象とする「2035長期経営戦略」に変更はなく、2029年度に売上高1兆円以上、営業キャッシュ・フロー3,000億円レベルの財務目標達成を目指す。2026年3月期は東京ディズニーシー25周年イベントを展開し、以降も東京ディズニーリゾート45周年イベント、新規アトラクション(『シュガー・ラッシュ』の世界を舞台としたアトラクション、スペース・マウンテンと周辺エリアの一新など)、ディズニー・クルーズライン・ジャパン(2028年度就航開始、2029年度通年稼働予定)といった継続的な成長投資を計画している。また、上場30周年を記念し、2026年9月30日を基準日として100株以上保有株主に1デーパスポート1枚を配布する特別株主優待の実施も発表した。

※本記事はオリエンタルランドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。