イー・ギャランティ

イー・ギャランティ、2026年3月期は24期連続増収増益 配当性向100%に引き上げ

決算サマリー 2026.08.21
イー・ギャランティ、2026年3月期は24期連続増収増益 配当性向100%に引き上げ

※本記事はイー・ギャランティが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

イー・ギャランティは2026年3月期、保証債務が前期比10.3%増の911,349百万円となるなど業容が拡大し、売上高11,029百万円(前期比7.9%増)、営業利益5,201百万円(同1.9%増)、経常利益5,302百万円(同1.9%増)と増収増益を確保した。上場以来、経常利益は公表予算を19期連続で達成し、増収と経常増益は24期連続となった。あわせて、成長と配分の両立を掲げ、配当性向を100%へ引き上げる新たな株主還元方針を打ち出した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

通期業績予想に対する進捗率は、売上高98%、営業利益100%、経常利益100%、純利益101%(実績3,589百万円)となり、期初計画どおりの着地だった。投資家向けサマリーでは、売上総利益率73.2%、経常利益率48.0%、ROE16.2%、自己資本比率68.8%、有利子負債ゼロ、配当性向51.4%(実績ベース)といった収益性・財務健全性の指標が示された。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)前期比
保証債務911,349百万円826,010百万円+10.3%
売上高11,029百万円10,224百万円+7.9%
保証料率1.24%1.32%▲0.08pt
売上総利益8,072百万円7,818百万円+3.2%
売上総利益率73.2%76.5%▲3.3pt
販管費▲2,871百万円▲2,715百万円+5.8%
営業利益5,201百万円5,103百万円+1.9%
営業利益率47.2%49.9%▲2.7pt
経常利益5,302百万円5,203百万円+1.9%
EPS78円73円+6.6%
2026年3月期PL前期比実績のスライド
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.16

保証残高・保証債務の状況

新規契約の増加により、2026年3月期末の保証債務は過去最高の9,113億円(前年同期比+10.3%)となった。倒産件数は横ばいで推移する一方、人手不足や賃上げを背景に与信管理業務のアウトソースニーズが高まったことが保証引受の増加につながった。

区分1Q2Q3Q4Q
保証残高(億円)21,05723,12824,49527,759
保証債務(億円)8,4768,6908,8989,113
保証債務 前年同期比+8.6%+9.8%+10.0%+10.3%
保証債務・保証残高推移のスライド
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.14

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は人的投資を継続的に拡大しつつ、25期連続の増収増益を見込む。売上高は既存顧客の契約更新率を維持しながら営業資源の拡大と早期戦力化により7.9%増加する見込み。経常利益は人的資本への先行投資を継続するため5.6%の増加を見込む。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)前期比
売上高11,900百万円11,029百万円+7.9%
営業利益5,500百万円5,201百万円+5.7%
経常利益5,600百万円5,302百万円+5.6%
EPS84円78円+7.7%
2027年3月期業績予想のスライド
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.21

株主還元

配当政策は、成長投資に必要な資金や信用リスク受託事業のリスクバッファーを考慮したうえで、配当性向100%を目安とする方針に見直した。利益還元の機会を充実させる目的で配当を年1回から年2回に変更し、18期連続の増配を予定している。2027年3月期の配当予想は84円で、2026年5月14日時点の終値ベースで配当利回りは約5%となる見込み。手元現金は約120億円、営業キャッシュフローは年間約40億円を見込む。自己株式取得は2025年5月28日と2025年10月30日の2回決議し、2026年1月時点で約60億円を取得済み。2028年3月期末までに累計100億円の自己株式取得を目指す(残枠約40億円)。

決議日取得株数上限取得金額上限取得期間平均取得単価
2025年5月28日300万株30億円約4か月1,497円
2025年10月30日300万株30億円3か月弱1,750円
自己株式取得の実績と株主還元方針のスライド
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.33

中期経営計画/トピック

中期経営計画が掲げる「2028年3月期までに連結売上高200億円・連結経常利益100億円」の達成には、計画初年度の営業人員増員の遅れが響き、約1.5年程度の遅れが生じている。増員した営業人材の契約単価引き上げが引き続き課題となる一方、2026年3月期末の営業人員数は前期比19%増の113名となった。成長加速に向け、セールス型パートナー企業が顧客提案からクロージングまでを担う「セールスパートナーモデル」の本格展開、担保に依存しない融資の貸倒リスクを引き受ける融資保証事業への一部参入、海外市場展開の調査・検討を進めている。

※本記事はイー・ギャランティが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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