※本記事はシナネンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
シナネンホールディングスの2026年3月期連結業績は、売上高2,987.5億円(前期比▲183.6億円)、営業利益44.0億円(同+3.9億円)、経常利益53.8億円(同+8.9億円)、親会社株主に帰属する当期純利益44.3億円(同+12.8億円)となった。経常利益は2期連続の増益で過去最高益を更新し、当期純利益は初めて40億円台に達した。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は温暖な気候による灯油・重油等の販売数量減少などにより前期比183.6億円減の2,987.5億円となった一方、営業利益は同3.9億円増の44.0億円、経常利益は同8.9億円増の53.8億円で過去最高益となった。特別損益はシナネンエコワークの売却に伴う子会社株式売却益等により3.0億円の利益(前期は9.5億円の損失)となり、税引前利益は56.8億円(同+21.5億円)。親会社株主に帰属する当期純利益は44.3億円(同+12.8億円)で、前期比の増益要因として経常利益+9億円、子会社売却益+15億円、統合関連費用▲2億円、特別退職金▲8億円が挙げられている。営業活動によるキャッシュ・フローは65.8億円(前期比▲39.4億円)、現金及び現金同等物の期末残高は166.7億円(同+49.7億円)となった。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減(額) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,987.5億円 | 3,171.1億円 | ▲183.6億円 |
| 売上総利益 | 391.3億円 | 391.7億円 | ▲0.4億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 347.2億円 | 351.6億円 | ▲4.3億円 |
| 営業利益 | 44.0億円 | 40.0億円 | +3.9億円 |
| 営業外損益 | 9.7億円 | 4.7億円 | +5.0億円 |
| 経常利益 | 53.8億円 | 44.8億円 | +8.9億円 |
| 特別損益 | 3.0億円 | ▲9.5億円 | +12.5億円 |
| 税引前利益 | 56.8億円 | 35.2億円 | +21.5億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 44.3億円 | 31.5億円 | +12.8億円 |

セグメント別の状況
エネルギー事業はBtoC事業(ミライフ3社)とBtoB事業(シナネン)に区分される。BtoC事業は温暖な気候の影響で灯油・ガスの販売数量が減少し減収となったが、前期の不採算事業撤退に伴うコスト削減により営業利益は前期比+3.1億円の13.3億円に増益。BtoB事業(シナネン)は軽油の販売量は堅調だったものの灯油・重油の販売数量減少により減収、電力販売の相対取引における利幅縮小により営業利益は同▲5.0億円の15.6億円に減益。非エネルギー事業は集合住宅メンテナンス業務のエリア拡大や斎場・病院等の施設運営業務、シェアサイクルの利用件数拡大により増収増益で、営業利益は同+3.8億円の10.6億円となった。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| BtoC事業(ミライフ3社) | 売上高 | 712.2億円 | 753.3億円 |
| BtoB事業(シナネン) | 売上高 | 2,044.7億円 | 2,204.2億円 |
| 非エネルギー事業 | 売上高 | 228.3億円 | 211.4億円 |
| 調整額 | 売上高 | 2.0億円 | 2.1億円 |
| 合計 | 売上高 | 2,987.5億円 | 3,171.1億円 |
| BtoC事業(ミライフ3社) | 営業利益 | 13.3億円 | 10.1億円 |
| BtoB事業(シナネン) | 営業利益 | 15.6億円 | 20.7億円 |
| 非エネルギー事業 | 営業利益 | 10.6億円 | 6.7億円 |
| 調整額 | 営業利益 | 4.3億円 | 2.4億円 |
| 合計 | 営業利益 | 44.0億円 | 40.0億円 |

通期業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高3,345億円(前期比+357億円)、営業利益64億円(同+19億円)、経常利益66億円(同+12億円)、親会社株主に帰属する当期純利益52億円(同+7億円)、ROE8.4%(同+0.7%)で、増収増益を見込む。あわせてセグメントを「エネルギー事業」「メンテナンス事業」「モビリティ事業」「その他」に再編する予定で、エネルギー事業+9億円、メンテナンス事業+5億円、モビリティ事業+7億円の増益を見込んでいる。
| 項目 | 予想(2027年3月期) | 実績(2026年3月期) | 増減(額) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,345億円 | 2,987億円 | +357億円 |
| 営業利益 | 64億円 | 44億円 | +19億円 |
| 経常利益 | 66億円 | 53億円 | +12億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 52億円 | 44億円 | +7億円 |
| ROE | 8.4% | 7.7% | +0.7% |

株主還元
2026年3月期は配当を前期の90円から120円に増額し、配当性向30%を目安に、期末配当のみで自己株式の取得を開始した。2027年3月期は累進配当を導入し、総還元性向40%以上を目安に自己株式取得を継続するとともに、新たに中間配当を実施する方針。
| 項目 | 2026年3月期の方針 | 2027年3月期の方針 |
|---|---|---|
| 配当 | 前期90円→当期120円に増額、期末配当のみ | 累進配当を導入、中間配当を実施 |
| 配当性向・総還元性向の目安 | 配当性向30%を目安 | 総還元性向40%以上を目安 |
| 自己株式取得 | 取得を開始 | 取得を継続 |

中期経営計画/トピック
第三次中期経営計画(2024年3月期~2028年3月期)では、2028年3月期に経常利益100億円、ROE8%以上を財務目標に掲げている。2027年4月には創業100周年を迎えることから、エネルギー会社からサービス会社への進化を掲げる新ミッション「世界に誇れる地元をツクる」を制定し、2026年7月1日よりロゴを順次刷新する。また、ミライフ3社・シナネンの統合や不採算子会社の一部売却など事業ポートフォリオの再構築を進めている。
※本記事はシナネンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。