※本記事は関西電力が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
関西電力の2025年度(2025年4月~2026年3月期)連結決算は、売上高40,566億円(前年度比△2,804億円)、経常利益5,185億円(前年度比△131億円)、親会社株主に帰属する当期純利益3,800億円(前年度比△403億円)となった。原子力利用率の低下や諸経費・修繕費の増加等が響き、経常利益は前年度比131億円の減益となった。2025年度期末配当は45円(年間配当75円)。2026年度は経常利益2,900億円(前年度比△2,285億円)、親会社株主に帰属する当期純利益3,100億円(前年度比△700億円)を見込み、年間配当は80円を予想している。
連結業績(当期 実績)
2025年度の連結売上高は40,566億円(前年度比△2,804億円、△6.5%)で、販売電力料収入の減少等により減収となった。営業利益は4,375億円(同△313億円、△6.7%)、経常利益は5,185億円(同△131億円、△2.5%)で、エネルギー事業における原子力利用率の低下、諸経費・修繕費の増加等により減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は3,800億円(同△403億円、△9.6%)。有利子負債は42,666億円(同△2,051億円)に減少し、自己資本比率は35.1%(ハイブリッド社債考慮後36.2%)と前年度末比+3.3ポイント改善した。
| 項目 | 当期(2025年度) | 前期(2024年度) | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 40,566億円 | 43,371億円 | △2,804億円 | △6.5% |
| 営業利益 | 4,375億円 | 4,688億円 | △313億円 | △6.7% |
| 経常利益 | 5,185億円 | 5,316億円 | △131億円 | △2.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,800億円 | 4,203億円 | △403億円 | △9.6% |

セグメント別の状況
セグメント別経常利益は、エネルギー事業3,773億円(前年度比△339億円)、送配電事業630億円(同+72億円)、情報通信事業470億円(同+1億円)、生活・ビジネスソリューション事業390億円(同+128億円)となった。エネルギー事業は原子力利用率の低下や諸経費・修繕費の増加等により減益となった一方、送配電事業は需給調整取引の増加等、生活・ビジネスソリューション事業は関電不動産開発における賃貸投資開発事業の営業外収益の増加等により増益となった。
| セグメント | 指標 | 当期(2025年度) | 前期(2024年度) |
|---|---|---|---|
| エネルギー事業 | 経常利益 | 3,773億円 | 4,113億円 |
| 送配電事業 | 経常利益 | 630億円 | 557億円 |
| 情報通信事業 | 経常利益 | 470億円 | 469億円 |
| 生活・ビジネスソリューション事業 | 経常利益 | 390億円 | 262億円 |
| 調整額 | 経常利益 | △80億円 | △85億円 |
| 連結ベース | 経常利益 | 5,185億円 | 5,316億円 |

通期業績予想
2026年度は、連結経常利益2,900億円(前年度比△2,285億円、△44.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,100億円(同△700億円、△18.4%)を見込む。原子力利用率の低下(84.1%→70%程度)や為替・燃料価格等の変動影響等が減益要因。売上高は45,000億円(同+4,433億円、+10.9%)、営業利益は2,500億円(同△1,875億円、△42.9%)を予想している。なお、セグメント区分の見直しにより、「生活・ビジネスソリューション事業」は「不動産事業」に名称変更されている。
| 項目 | 2026年度予想 | 2025年度(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 45,000億円 | 40,566億円 | +4,433億円 |
| 営業利益 | 2,500億円 | 4,375億円 | △1,875億円 |
| 経常利益 | 2,900億円 | 5,185億円 | △2,285億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,100億円 | 3,800億円 | △700億円 |

株主還元
2025年度の配当は年間75円(期末45円)。2026年度の配当予想は年間80円(中間40円、期末40円)で、業績予想などを総合的に勘案し前年度比+5円の増配を予想している。中期的には連結配当性向25~35%を目安に、配当の維持または増配に努める方針としている。
| 項目 | 2026年度予想 | 2025年度(実績) |
|---|---|---|
| 年間配当 | 80円 | 75円 |
| 中間配当 | 40円 | 30円 |
| 期末配当 | 40円 | 45円 |

財務目標・中期経営計画
「関西電力グループ 経営計画2026」に基づく2026-2028年度平均の財務目標として、経常利益2,700億円程度、ROIC 3.3%以上、ROE 8.0%以上、EBITDA 8,000億円以上、純利益2,700億円以上、自己資本比率30%台半ばを掲げている。2025年度実績はROIC 5.7%、ROE 11.7%、自己資本比率35.1%(ハイブリッド社債考慮後36.2%)といずれも目標を上回った。2026年度見通しはROIC 3.4%程度、ROE 8.7%程度、自己資本比率36.9%程度としている。
※本記事は関西電力が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。