ナガイレーベン

ナガイレーベン、2025年8月期は増収減益 純利益8.8%減 創業110年記念配当で1株100円に

決算サマリー 2026.08.21
ナガイレーベン、2025年8月期は増収減益 純利益8.8%減 創業110年記念配当で1株100円に

※本記事はナガイレーベンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ナガイレーベンの2025年8月期は、コア市場の高機能商品を中心に堅調に推移し、売上高は169億円(前年同期比+3.5%)となった。一方で原材料費・人件費の上昇などにより売上総利益率が42.8%から39.5%に低下し、営業利益3,583百万円(同▲10.5%)、当期純利益2,573百万円(同▲8.8%)の増収減益となった。2026年8月期は価格改定等により売上高180億円(同+6.0%)、当期純利益2,900百万円(同+12.7%)の増収増益を計画している。株主還元では、創業110年記念配当を含む1株当たり100円の配当と21.7億円の自己株式取得を実施予定。

目次

連結業績(2025年8月期 実績)

ナガイレーベン 2025年8月期業績ハイライト(売上高・株主還元)と2026年8月期予想
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.4

売上高は16,983百万円(前年同期比+3.5%)となった。コア市場は当期3Qまで順調に推移したが、4Qに予定していた大型案件は受注が決定したものの納入が次期にずれ込み、増加率は縮小した。周辺市場は高付加価値の患者ウェア・手術ウェアの新規獲得により+5.7%と順調に推移した一方、海外市場は案件の入札遅延が響き▲15.1%の大幅減収となった。原材料費・人件費の上昇や原価為替レートの変動(24/8期146.0円/ドル→25/8期152円/ドル)の影響により売上総利益率は42.8%から39.5%に低下し、売上総利益は6,712百万円(同▲4.5%)となった。販管費は人件費増などにより3,128百万円(同+3.5%)に増加し、営業利益は3,583百万円(同▲10.5%)、経常利益は3,706百万円(同▲9.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,573百万円(同▲8.8%)となった。

項目2025年8月期(実績)2024年8月期(実績)前年同期比
売上高16,98316,412+3.5%
売上総利益6,7127,028▲4.5%
販売費及び一般管理費3,1283,024+3.5%
営業利益3,5834,004▲10.5%
経常利益3,7064,074▲9.0%
当期純利益2,5732,822▲8.8%

市場別(コア市場・周辺市場・海外市場)の状況

コア市場は主力のヘルスケアウェア・ドクターウェアが牽引し、2025年8月期の売上高は11,996百万円(前年同期比+3.1%)となった。周辺市場は患者ウェア・手術ウェアの高付加価値商品への移行が進み4,763百万円(同+5.7%)、海外市場は台湾での案件の入札遅延により223百万円(同▲15.1%)となった。2026年8月期は、コア市場で受注済み大型案件と新商品投入により+4.2%、周辺市場は患者ウェア・手術ウェアの拡販により+7.1%、海外市場はソウル支店開設による直接参入等により+78.6%を計画し、全社売上高は180億円(同+6.0%)を見込む。

市場区分2025年8月期(実績)前年同期比2026年8月期(見通し)前年同期比
コア市場11,996+3.1%12,500+4.2%
周辺市場4,763+5.7%5,100+7.1%
海外市場223▲15.1%400+78.6%
全社計16,983+3.5%18,000+6.0%
ナガイレーベン 市場別(コア市場・周辺市場・海外市場)の前年比・構成比と概況
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.20

通期業績予想(2026年8月期)

2026年8月期は、コア市場で受注済みの大型案件に新たな高機能商品の投入と海外一貫の戦略商品の市場浸透を加え増収を見込む(コア市場前年比+4.2%)。周辺市場は患者ウェアの拡販とコンペルパックなど手術ウェアの新規獲得推進により+7.1%を計画。海外市場はビジネスモデルの浸透とソウル支店開設による直接参入により大幅な増収を見込む。全社では前年同期比+6.0%となる売上高180億円を目指すとしており、資料では「過去最高売上」としている。営業利益は4,025百万円(同+12.3%)、経常利益は4,200百万円(同+13.3%)、当期純利益は2,900百万円(同+12.7%)を計画している。

項目2026年8月期(予想)2025年8月期(実績)前年同期比
売上高18,00016,983+6.0%
売上総利益7,2626,712+8.2%
営業利益4,0253,583+12.3%
経常利益4,2003,706+13.3%
当期純利益2,9002,573+12.7%
ナガイレーベン 2025年8月期決算概要と2026年8月期通期見通し・連結業績表
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.12

株主還元

配当方針は安定配当の継続、配当性向(単体)50%を基本とする。2025年8月期は創業110周年記念として、普通配当1株60円に記念配当1株40円を加えた合計1株100円の期末配当を実施予定で、配当性向(単体)は120.9%、総還元性向(単体)は204.3%となる見込み。自己株式の取得は当社株式が割安と思われる時期に機動的に実施する方針で、2025年度は21.7億円の自己株式取得を実施した。

決算期配当総額(百万円)自己株式取得(百万円)配当性向(単体,%)総還元性向(単体,%)
2023年8月期1,92637360.772.1
2024年8月期1,8891,44968.1119.1
2025年8月期(予)3,0472,177120.9204.3
ナガイレーベン 株主還元の考え方(配当方針・自己株式取得・創業110周年記念配当)
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.30

中期経営計画/トピック

中期経営計画では、「コア市場の深耕」「周辺市場のシェア拡大」「海外市場の開拓」「ハイエンド/高付加価値商品の展開」「海外素材を活用した低価格戦略商品の開発」「生産の海外シフト化」を経営戦略として掲げている。2028年8月期の計画として売上高195億円、営業利益47億円を目指す。海外戦略ではソウルへの支店開設による韓国での直接参入や、台湾での洗濯アウトソーシング普及とEC直販のビジネスモデル確立を進めるとしている。

※本記事はナガイレーベンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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