三社電機製作所

三社電機製作所、2026年3月期は増収・営業増益 純利益は24.2%減

決算サマリー 2026.08.21
三社電機製作所、2026年3月期は増収・営業増益 純利益は24.2%減

※本記事は三社電機製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

三社電機製作所の2026年3月期は、電源機器事業の個別大型案件における付加価値向上が奏功し、売上高・営業利益ともに増加した。一方で持分法適用関係会社の投資損失計上により経常利益は減少し、半導体事業の一部固定資産や海外子会社固定資産の減損損失計上により親会社株主に帰属する当期純利益は減少した。2027年3月期は営業減益ながら、特別な損失要因の解消により純利益は増益を見込む。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は26,651百万円(前期比+4.8%)、営業利益は1,386百万円(同+29.1%)と増収・営業増益となった一方、経常利益は1,137百万円(同△3.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は381百万円(同△24.2%)と減益。増収に加え電源機器事業の大型案件で付加価値向上が寄与し営業利益は増益となったが、持分法適用関係会社の投資損失計上により経常利益は減少。半導体事業の一部固定資産および海外子会社の固定資産の減損損失計上により、当期純利益は減少した。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
売上高(百万円)26,65125,440+4.8%
営業利益(百万円)1,3861,073+29.1%
営業利益率5.2%4.2%+1.0pt
経常利益(百万円)1,1371,180△3.7%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)381502△24.2%
1株当たり当期純利益(円)28.6537.80△24.2%
2026年3月期 業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.9

セグメント別の状況

半導体事業は売上高6,368百万円(前期比+8.6%)、営業利益は△639百万円(前期は△731百万円)と赤字幅は改善したが黒字化には至らなかった。ウエハ・チップが前期比+43.9%、ディスクリートが同+19.2%増収となる一方、パワーモジュールは在庫調整の影響が残り同△2.8%。電源機器事業は売上高20,283百万円(前期比+3.6%)、営業利益2,026百万円(同+12.2%)。一般産業用(+10.9%)、インバーター(+24.8%)、その他電源/サービス(+14.4%、うちサービス分野+18%)が伸長した一方、小型電源(△6.4%)、光源用・調光用(△32.8%)は減収となった。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期前期比
半導体事業売上高(百万円)6,3685,862+8.6%
半導体事業営業利益(百万円)△639△731赤字幅縮小
電源機器事業売上高(百万円)20,28319,578+3.6%
電源機器事業営業利益(百万円)2,0261,805+12.2%
半導体事業のセグメント別実績(売上高・営業利益)
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.12
電源機器事業のセグメント別実績(売上高・営業利益)
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.14

通期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高28,000百万円(前期比+5.1%)、営業利益1,300百万円(同△6.2%)、経常利益1,300百万円(同+14.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益910百万円(同+138.7%)。半導体事業は顧客の需要回復や他社置き換え戦略により増収、電源機器事業は基板向け精密表面処理関連で増収を見込む。一方、2026年3月期に多数あった高採算案件の一巡、設備稼働に伴う償却負担増加、戦略商品の開発費増加などにより、営業利益は減益を予想している。

項目2027年3月期予想2026年3月期(実績)前期比
売上高(百万円)28,00026,651+5.1%
営業利益(百万円)1,3001,386△6.2%
経常利益(百万円)1,3001,137+14.3%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)910381+138.7%
1株当たり当期純利益(円)68.3928.65+138.7%
2027年3月期 通期連結業績予想
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.24

株主還元

安定配当を基本に、配当性向30%または年間40円を下限とする方針を掲げる。2027年3月期の配当予想は1株当たり年間40円で、2026年3月期と同額を維持する見込み。2026年3月31日時点の配当利回りは4.3%。

決算期年間配当額(円)配当性向
2025年3月期40105.8%
2026年3月期40139.6%
2027年3月期(予想)4058.5%

トピックス

最大5MW対応の系統連系パワーコンディショナー試験システムでは、SiC MOSFET採用により高効率化・小型化を実現し、大容量化と試験自動化で試験時間を大幅に短縮。同技術で新エネ大賞「審査委員長特別賞」を初受賞したほか、近畿地方発明表彰「発明奨励賞」も初受賞した。

※本記事は三社電機製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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