※本記事はテイ・エス テックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
テイ・エス テックの2026年3月期の連結業績は、売上収益4,423.1億円(前期比▲4.0%)、営業利益103.2億円(同▲37.2%)、親会社の所有者に帰属する当期利益71.3億円(同▲17.3%)となった。原価低減に努めたものの、減産影響や諸経費の増加等により減益となった。1株当たり配当は90円(前期83円)とした。2027年3月期は売上収益4,400.0億円(前期比▲0.5%)、営業利益130.0億円(同+25.9%)を見込み、配当は92円を予定する。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上収益は前期比181.9億円減(▲4.0%)の4,423.1億円、営業利益は同61.0億円減(▲37.2%)の103.2億円(営業利益率2.3%、前期3.6%)となった。原価低減に努めたものの、減産影響や諸経費の増加等により減益となった。親会社の所有者に帰属する当期利益は71.3億円(前期比▲17.3%)。設備投資は212.2億円(前期216.5億円)、減価償却費は126.0億円(前期124.8億円)、研究開発費は141.2億円(前期194.9億円)。為替レート平均はUSドル150.8円(前期152.6円)、中国元21.2円(前期21.1円)。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 増減額(増減率) |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 4,423.1億円 | 4,605.1億円 | ▲181.9億円(▲4.0%) |
| 営業利益 | 103.2億円 | 164.2億円 | ▲61.0億円(▲37.2%) |
| 営業利益率 | 2.3% | 3.6% | ▲1.3pt |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 71.3億円 | 86.3億円 | ▲14.9億円(▲17.3%) |
事業概況(ホンダグループ向け以外の事業拡大)
第15次中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)では、ホンダグループ向け以外の事業(新商権)の売上が386億円(2024年3月期)、471億円(2025年3月期)、487億円(2026年3月期)と拡大した。会社は2030年3月期にこの新商権売上を1,500億円規模へ拡大させる計画としている。あわせて、ホンダ四輪車生産台数シェアは2020年3月期の58%、2023年3月期の60%から2026年3月期には64%まで上昇しており、2032年3月期には70%以上を目標としている。
| 期 | 新商権売上高(ホンダグループ向け以外の事業) |
|---|---|
| 2024年3月期 | 386億円 |
| 2025年3月期 | 471億円 |
| 2026年3月期 | 487億円 |


通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績は、売上収益4,400.0億円(前期比▲0.5%)、営業利益130.0億円(同+25.9%、営業利益率3.0%)、親会社の所有者に帰属する当期利益80.0億円(同+12.1%)を見込む。諸経費の増加はあるものの、収益改善等により増益の見通しとしている。設備投資は245.0億円(前期212.2億円)、減価償却費は130.0億円(前期126.0億円)、研究開発費は140.0億円(前期141.2億円)を計画する。為替レート前提はUSドル150.0円、中国元21.5円。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 増減額(増減率) |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 4,400.0億円 | 4,423.1億円 | ▲23.1億円(▲0.5%) |
| 営業利益 | 130.0億円 | 103.2億円 | +26.7億円(+25.9%) |
| 営業利益率 | 3.0% | 2.3% | +0.7pt |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 80.0億円 | 71.3億円 | +8.6億円(+12.1%) |

株主還元
1株当たり配当は2026年3月期90円(前期83円、うち中間44円)とし、2027年3月期は92円(うち中間46円)を予定する。第15次中期経営計画期間中は自己株式取得を累計200億円(2024年3月期150億円、2026年3月期50億円)実施し、株主還元は計画通りに実施した。DOE(株主資本配当率)は計画3.5%に対し実績3.4%であった。
| 期 | 1株当たり配当 | うち中間 |
|---|---|---|
| 2025年3月期(実績) | 83円 | 40円 |
| 2026年3月期(実績) | 90円 | 44円 |
| 2027年3月期(予想) | 92円 | 46円 |
第16次中期経営計画・財務戦略
2027年3月期~2029年3月期を対象とする第16次中期経営計画では、”稼ぐ力を取り戻す”を経営方針に掲げ、業界TOPの営業利益率に向け収益体質を強化する中間期と位置付けている。営業利益率は第16次中期末に5.0%への引き上げを目標とし、配当DOEは第16次中期中3.5%、第16次中期末に5.0%を目標とする。財務戦略の基本方針は、営業キャッシュフローの最大化(稼ぐ力)を最優先としつつ、業績に左右されない継続的かつ安定的な株主還元を実施することとしており、資本コスト7.0~7.5%を上回るROEの実現とPBR早期1倍以上を目指すとしている。

※本記事はテイ・エス テックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。