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東プレ、2026年3月期は経常利益30.7%増で過去最高 純利益も31.2%増

決算サマリー 2026.08.20
東プレ、2026年3月期は経常利益30.7%増で過去最高 純利益も31.2%増

※本記事は東プレが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

東プレは2026年3月期決算を発表した。売上高は国内プレスの物量減少があったものの、定温の販売台数増加により前期比増収となった。営業利益は定温が販売台数増加と車格構成の良化により増益となった一方、国内プレスの物量減少や北米プレスの売上構成悪化の影響で前期比減益となった。経常利益は外貨建て債権等の為替影響により前期比+30.7%の増益、親会社株主に帰属する当期純利益も前期比+31.2%の増益となり、経常利益・当期純利益はいずれも過去最高となった。2027年3月期は国内プレスの物量増加や定温の販売台数増加を見込み増収を予想する一方、売上構成の悪化や減価償却の影響により営業利益は減益を予想する。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は3,788億円(378,815百万円、前期比+5,246百万円、+1.4%)となり、前回発表値(370,000百万円)を上回った。営業利益は280億円(28,042百万円、前期比▲606百万円、▲2.1%)で、国内プレスの物量減少や北米プレスの売上構成悪化が影響した一方、定温は車格構成の良化により増益となった。経常利益は357億円(35,780百万円、前期比+8,401百万円、+30.7%)で、外貨建て債権等の為替影響(前期は為替差損23億円、当期は為替差益57億円)により大きく増益し、過去最高となった。親会社株主に帰属する当期純利益は185億円(18,561百万円、前期比+4,417百万円、+31.2%)となり、こちらも過去最高、1株当たり当期純利益は374.49円(前期比+96.48円、+34.7%)だった。

項目2026年3月期2025年3月期増減額増減率
売上高(百万円)378,815373,568+5,246+1.4%
営業利益(百万円)28,04228,648▲606▲2.1%
経常利益(百万円)35,78027,378+8,401+30.7%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)18,56114,143+4,417+31.2%
1株当たり当期純利益(円)374.49278.01+96.48+34.7%
2026年3月期業績概要(実績比較)のスライド。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益の対前期比較を示す図表。
出典:東プレ 2026年3月期 決算説明資料 P.5

事業別の状況

事業別では、プレス関連製品事業の売上高が2,975億円(前期2,999億円)とやや減収、営業利益は16.7億円(前期19.1億円)となり、国内の物量減少により減益となった。定温物流関連事業は売上高659億円(前期584億円)、営業利益9.7億円(前期7.9億円)となり、冷凍車の販売台数増加や車格構成の良化により増収増益となった。その他の事業は売上高154億円(前期152億円)、営業利益1.6億円(前期1.6億円)となり、空調は減収となったものの電子・輸送は増収となり全体としてやや増収、利益は原材料上昇等の影響もあり横ばいとなった。

事業指標2026年3月期2025年3月期
プレス関連製品事業売上高2,975億円2,999億円
プレス関連製品事業営業利益16.7億円19.1億円
定温物流関連事業売上高659億円584億円
定温物流関連事業営業利益9.7億円7.9億円
その他の事業売上高154億円152億円
その他の事業営業利益1.6億円1.6億円
事業別(プレス関連製品事業・定温物流関連事業・その他の事業)の売上高と営業利益の推移を示すスライド。
出典:東プレ 2026年3月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、国内プレス・定温の伸長により売上高392,000百万円(前期比+13,185百万円、+3.5%)の増収を見込む。一方、営業利益は売上構成の悪化や減価償却費の増加により23,000百万円(前期比▲5,042百万円、▲18.0%)の減益を予想する。経常利益は24,000百万円(前期比▲11,780百万円、▲32.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は15,000百万円(前期比▲3,561百万円、▲19.2%)、1株当たり当期純利益は302.64円(前期比▲71.85円、▲19.2%)を見込む。EV需要の鈍化に対し需要変動に強い生産体制へと移行し、EV・HEV双方への対応力を強化するとともに、主要顧客における国内生産拠点の再編に伴う生産ラインの集約および物流効率の最適化を推進する方針。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減額増減率
売上高(百万円)392,000378,815+13,185+3.5%
営業利益(百万円)23,00028,042▲5,042▲18.0%
経常利益(百万円)24,00035,780▲11,780▲32.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)15,00018,561▲3,561▲19.2%
1株当たり当期純利益(円)302.64374.49▲71.85▲19.2%
2027年3月期業績見通し(予想)のスライド。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益の対前期比較を示す図表。
出典:東プレ 2026年3月期 決算説明資料 P.12

株主還元

2026年3月期の年間配当は100円(中間配当40円、期末配当60円)で、配当性向は26.7%、総還元性向は38.7%だった。2027年3月期も年間配当100円を予定(中間配当50円、期末配当50円)し、配当性向は33.0%を見込む。自己株式取得については、第16次中期経営計画(2024年度~2026年度、取得上限100億円)のもとで、2024年8月に11億円(62万株)、2025年5月に22億円(120万株)、2026年5月に27億円(100万株)を実施し、累計60億円(282万株)の取得を進めている。資本効率向上および株主還元強化の観点から、配当水準や株価を含む市場環境等を総合的に勘案し、機動的に自己株式取得を実施するとしている。

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
年間配当金85円(うち記念配当10円)100円(中間40円・期末60円)100円(中間50円・期末50円予定)
配当性向30.6%26.7%33.0%
総還元性向38.6%38.7%
配当金・配当性向・総還元性向の推移および自己株式取得の状況を示すスライド。
出典:東プレ 2026年3月期 決算説明資料 P.18

第16次中期経営計画の進捗

第16次中期経営計画(2024年度~2026年度)の中長期指標は、2024年度実績でROE6.5%・ROIC7.5%・配当性向30.6%・PBR0.43倍、2025年度実績でROE8.0%・ROIC6.9%・配当性向26.7%・PBR0.48倍となった。2026年度目標はROE8%~10%・ROIC5%~7%・配当性向20%~30%・PBR0.7倍~1.0倍、2030年度目標はROE10%以上・ROIC7%以上・配当性向30%以上・PBR1.0倍以上としている。配当性向は30%の数値目標を新規に設定し、自己株式の取得(本中計期間で100億円程度を想定)も継続的に検討し株主還元を充実させるとしている。

※本記事は東プレが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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