※本記事はちゅうぎんフィナンシャルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループが公表した2026年3月期(2025年度)決算によれば、連結経常利益は560億円(前年比+177億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は397億円(前年比+123億円)となり、6期連続の増益となった。トップラインの伸長が牽引し、公表比でも当期純利益は+47億円上振れした。2027年3月期(2026年度)は連結経常利益650億円、親会社株主に帰属する当期純利益450億円、ROE7%以上を計画している。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期のFG連結経常利益は560億円(前年比+177億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は397億円(前年比+123億円)だった。参考として中国銀行単体では、コア業務粗利益が1,203億円(前年比+206億円)、コア業務純益が584億円(前年比+139億円)となった一方、与信費用は61億円(前年比▲73億円)に減少した。有価証券関係損益は▲35億円(前年比▲60億円)。中国銀行単体の当期純利益は369億円(前年比+117億円)だった。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 連結経常利益 | 383億円 | 560億円 | +177億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 274億円 | 397億円 | +123億円 |
| 中国銀行単体 コア業務粗利益 | 997億円 | 1,203億円 | +206億円 |
| 中国銀行単体 コア業務純益 | 445億円 | 584億円 | +139億円 |
| 中国銀行単体 与信費用 | 134億円 | 61億円 | ▲73億円 |
| 中国銀行単体 当期純利益 | 252億円 | 369億円 | +117億円 |

グループ会社の状況
中国銀行以外のグループ会社は、中銀証券が牽引し、各社の利益はおおむね堅調に推移した。グループ会社合計の経常利益は46.5億円(前年比+2.6億円)、純利益は31.6億円(前年比+1.9億円)だった。中銀証券の経常利益は13.6億円(前年比+4.9億円)、純利益は9.4億円(前年比+3.3億円)となり、増益に寄与した。
| グループ会社 | 経常利益(億円) | 前年比 | 純利益(億円) | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 中銀リース | 5.5 | ▲1.3 | 3.7 | ▲0.7 |
| 中銀カード | 3.2 | +0.1 | 2.0 | ▲0.0 |
| ちゅうぎんヒューマンイノベーションズ | 0.4 | +0.2 | 0.2 | +0.1 |
| ちゅうぎんキャピタルパートナーズ | 0.6 | +0.1 | 0.4 | +0.0 |
| Cキューブ・コンサルティング | 0.6 | ▲1.0 | 0.6 | ▲0.9 |
| ちゅうぎんエナジー+エナジー1号+エナジーファンド | 0.4 | +1.1 | 0.2 | +0.9 |
| 中銀証券 | 13.6 | +4.9 | 9.4 | +3.3 |
| 中銀アセットマネジメント | 2.4 | +0.3 | 1.6 | +0.1 |
| 中銀事務センター | 0.5 | +0.0 | 0.3 | +0.0 |
| CBS | 0.9 | ▲1.0 | 0.6 | ▲0.6 |
| 中銀保証 | 18.0 | ▲0.7 | 12.0 | ▲0.2 |
| グループ会社合計 | 46.5 | +2.6 | 31.6 | +1.9 |
通期業績予想
2027年3月期(2026年度)は、資金利益を中心としたトップライン拡大を計画している。地元を中心にアセットを積み上げるほか、国内政策金利引上げを2026年6月・12月の2回織り込む。一方で、ベースアップや戦略投資を継続する方針で、人件費は前年比約30億円増、施策投資は約25億円増を計画している。この結果、FG連結経常利益は650億円(前年比+90億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は450億円(前年比+53億円)、ROE7%以上を見込む。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 連結経常利益 | 560億円 | 650億円 | +90億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 397億円 | 450億円 | +53億円 |
| 中国銀行単体 コア業務粗利益 | 1,203億円 | 1,331億円 | +128億円 |
| 中国銀行単体 コア業務純益 | 584億円 | 646億円 | +62億円 |
| 中国銀行単体 与信費用 | 61億円 | 75億円 | +14億円 |
| 中国銀行単体 当期純利益 | 369億円 | 423億円 | +54億円 |

株主還元
株主還元については、2026年度(2027年3月期)は配当性向40%程度を目標に、利益成長を通じた配当拡大を行う方針である。あわせて、資本コントロールを通じた機動的な自己株式取得を行う。1株当たり配当は2025年度(2026年3月期)実績の90円(前年比+28円)に対し、2026年度(2027年3月期)は102円(前年比+12円)を予想している。
| 項目 | 2025年3月期(前々期実績) | 2026年3月期(当期実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当 | 62円 | 90円 | 102円 |
| 配当総額 | 110億円 | 159億円 | 181億円 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画「未来共創プラン ステージⅢ」(2023年4月~2027年3月)における財務KPIの進捗は、2025年度実績(2026年3月期)で親会社株主に帰属する当期純利益397億円、ROE6.8%、普通株式等Tier1比率(有価証券評価差額金等除く)11.0%となり、2026年度目標(2027年3月期)の当期純利益400億円以上・ROE7%以上・同比率11~12%に向けて進捗した。次期中期経営計画(2027年度~2030年度)に向けては、長期ビジョン(2040年度)とバックキャスティングによる検討に着手しており、現時点での検討水準として2031年3月期に親会社株主に帰属する当期純利益800億円以上、ROE10%以上を掲げている。

※本記事はちゅうぎんフィナンシャルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。