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ログリー、2026年3月期は営業損失72%減 新規事業構成比25.6%に拡大

決算サマリー 2026.08.20
ログリー、2026年3月期は営業損失72%減 新規事業構成比25.6%に拡大

※本記事はログリーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ログリー株式会社は2026年5月15日、20期(FY25・2026年3月期)通期の決算を発表した。売上高は1,423百万円(前期比△11.3%)で3期連続の減収となったが、コスト構造改革により営業損失は△45百万円(前期△162百万円)へと72%縮小した。新規事業(ウルテク・EGG・AdsOmni等)の売上構成比は9.4%から25.6%へ拡大し、事業ポートフォリオの転換が進行している。21期(FY26)は売上高1,409〜1,500百万円、営業利益△40〜+15百万円のレンジ予想を示し、上限達成時は4期ぶりの営業黒字化を見込む。

目次

連結業績(当期 実績)

20期の売上高は1,423百万円(前期比△11.3%)と3期連続の減収となったが、売上総利益は346百万円(+21.9%)に増加し、販管費は391百万円(△12.3%)に圧縮された。営業損失は△45百万円(前期△162百万円から+117百万円改善、損失額72%減少)、経常損失は△50百万円(+114百万円改善、70%減少)となった。親会社株主に帰属する当期純損失は△73百万円(前期△189百万円から+115百万円改善、61%減少)、1株当たり純損失は△19.32円だった。なお20期より株式会社EGGを新規連結しており(売上高71百万円を含む)、19期・20期とも固定資産の減損損失を特別損失として計上している。

項目19期実績20期実績増減
売上高1,605百万円1,423百万円△181百万円(△11.3%)
売上総利益284百万円346百万円+62百万円(+21.9%)
販売費及び一般管理費446百万円391百万円△54百万円(△12.3%)
営業損失△162百万円△45百万円+117百万円(72%改善)
経常損失△164百万円△50百万円+114百万円(70%改善)
特別損益(純額)△19百万円△9百万円+10百万円
親会社株主帰属当期純損失△189百万円△73百万円+115百万円(61%改善)
1株当たり純損失△49.80円△19.32円+30.48円
連結業績の実績表(19期・20期比較)
出典:ログリー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.7

財政状態(連結貸借対照表)

20期末の総資産は913百万円(前期末1,116百万円)、純資産は415百万円(前期末487百万円)、自己資本比率は45.5%(前期末42.8%)へ改善した。1株当たり純資産は109.19円(前期末125.68円)。長期借入金150百万円を返済し負債を131百万円圧縮した一方、当期純損失の計上(△73百万円)により純資産は△71百万円減少した。流動資産の減少(△229百万円、主因は現金預金△295百万円)に対し、のれん計上(EGG連結等、+45百万円)により固定資産は+26百万円増加した。

項目20期末19期末増減
総資産913百万円1,116百万円△203百万円
純資産415百万円487百万円△71百万円
自己資本比率45.5%42.8%+2.7pt
1株当たり純資産109.19円125.68円△16.49円

事業別の状況(既存事業/新規事業)

20期は既存事業(AdsContext・Engage・Audience等)の売上高が1,454百万円から1,059百万円へ△394百万円(△27%)減少した一方、新規事業(AdsOmni・ウルテク・EGG等)は150百万円から364百万円へ+213百万円(+141%)増加した。この結果、売上構成比は既存事業90.6%・新規事業9.4%(19期)から、既存事業74.4%・新規事業25.6%(20期)へと変化し、新規事業の構成比は3倍弱に拡大した。

区分19期売上高20期売上高増減
既存事業(AdsContext/Engage/Audience等)1,454百万円1,059百万円△394百万円(△27%)
新規事業(AdsOmni/ウルテク/EGG等)150百万円364百万円+213百万円(+141%)
合計1,605百万円1,423百万円△181百万円(△11.3%)
売上構成比の変化(既存事業/新規事業、19期→20期)
出典:ログリー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.10

通期業績予想

21期(FY26)の業績予想はレンジで開示された。売上高は1,409〜1,500百万円(20期実績1,423百万円)、営業利益は△40〜+15百万円(20期実績△45百万円)で、下限でも前期比増益、上限では4期ぶりの営業黒字化を見込む。経常利益は△46〜+12百万円、親会社株主帰属当期純利益は△46〜+8百万円、1株当たり当期純利益は△12.10〜+2.22円と予想している。新規事業の構成比は21期下限で29.0%、上限で35.0%まで拡大する見通し(20期は25.6%)。

項目20期実績(FY25)21期予想(FY26)下限21期予想(FY26)上限
売上高1,423百万円1,409百万円1,500百万円
営業利益△45百万円△40百万円+15百万円
経常利益△50百万円△46百万円+12百万円
親会社株主帰属当期純利益△73百万円△46百万円+8百万円
1株当たり当期純利益△19.32円△12.10円+2.22円
21期業績予想レンジと事業構成比の見通し
出典:ログリー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.22

株主還元

本資料には配当・自己株式取得等の株主還元に関する記載はない。

21期の重点戦略とトピック

SNSマーケティング事業では、20期に連結子会社化した株式会社EGGが国内最大手広告代理店との連携を軸に4Qで受注を拡大し、3月には同セグメント単月で過去最高売上を達成した。21期はログリー側のSNS事業をEGGへ完全移管・統合し、自社所属インフルエンサー基盤の拡大と販路開拓を進める。データプラットフォーム事業ではBtoBマーケティングの統合ブランド「ウルテク」が5プロダクト体制となり、新たな収益軸として販売拡大・機能強化に投資する。また、AIエージェント時代の広告運用自動化を見据えたオープンソースのフレームワーク「mureo」を2026年4月に実験的に公開し、市場ニーズの検証を進めている。

SNSマーケティング事業(EGG)の成長状況
出典:ログリー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.19

※本記事はログリーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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