※本記事はマックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
マックスは2026年3月期決算で、売上高・売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益のすべてで過去最高を更新した。鉄筋結束機を含むコンクリート構造物向け工具の売上高は427億円(前年比+23%)と、期首計画360億円に対し達成率119%の実績となった。これを受けて期末配当を前回予想の144円から148円へ上方修正するとともに、上限400万株・71億円の自己株式取得を決議した。
連結業績(当期 実績)
売上高は996億7百万円(前期比+8.5%)、営業利益は175億71百万円(同+21.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は138億91百万円(同+23.8%)となり、いずれも2026年3月9日開示の計画値を上回った。ROEは12.6%。(単位:百万円、%)
| 項目 | 当期(2026/3期) | 前期(2025/3期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 99,607 | 91,839 | +8.5% |
| 売上総利益 | 49,097 | 43,900 | +11.8% |
| 営業利益 | 17,571 | 14,468 | +21.4% |
| 経常利益 | 18,382 | 14,809 | +24.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 13,891 | 11,225 | +23.8% |
| 1株当たり当期純利益 | 76.55円 | 60.45円 | ― |
| ROE | 12.6% | 10.9% | ― |
セグメント別の状況
インダストリアル機器部門は鉄筋結束機「ツインタイア」の機械・消耗品が国内外で堅調に推移し、売上高75,156百万円(前期比+12.7%)、セグメント利益18,955百万円(同+29.9%)と大幅増収増益。オフィス機器部門は国内オフィス事業の低調やオートステープラ事業の受注停滞により減収減益。HCR機器部門は中国レンタル市場向け車いすの販売減少や国内新製品の一部不具合の影響で減収となり、セグメント利益は前期に続き赤字となった。(単位:百万円、%)
| セグメント | 指標 | 当期(2026/3) | 前期(2025/3) |
|---|---|---|---|
| インダストリアル機器部門 | 売上高 | 75,156 | 66,707 |
| インダストリアル機器部門 | セグメント利益 | 18,955 | 14,595 |
| インダストリアル機器部門 | セグメント利益率 | 25.2% | 21.9% |
| オフィス機器部門 | 売上高 | 21,438 | 21,878 |
| オフィス機器部門 | セグメント利益 | 3,587 | 4,477 |
| オフィス機器部門 | セグメント利益率 | 16.7% | 20.5% |
| HCR機器部門 | 売上高 | 3,012 | 3,253 |
| HCR機器部門 | セグメント利益 | △42 | △82 |
| HCR機器部門 | セグメント利益率 | △1.4% | △2.5% |

通期業績予想
2027年3月期は、売上高1,055億円(前期比+5.9%)、営業利益188億円(同+7.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益142億円(同+2.2%)を計画。2025年4月30日発表の前回計画から上方修正しており、想定為替レートは1ドル150.00円・1ユーロ175.00円。なお本計画は中東情勢による影響を考慮していない。(単位:百万円、%)
| 項目 | 2027年3月期計画 | 2026年3月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 105,500 | 99,607 | +5.9% |
| 営業利益 | 18,800 | 17,571 | +7.0% |
| 経常利益 | 19,100 | 18,382 | +3.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 14,200 | 13,891 | +2.2% |
| 1株当たり当期純利益 | 80.07円 | 76.55円 | ― |
| ROE | 12.3% | 12.6% | ― |

株主還元
2026年3月期の1株当たり年間配当金は、前回予想(2026年3月9日開示)の144円から148円へ上方修正し、前期実績114円から34円増配を予定する(現行方針:純資産配当率5.0%、配当性向50%を目安)。あわせて配当政策を見直し、2027年3月期からは純資産配当率6.0%、配当性向50%を目安とする新方針を適用する。2026年4月1日付で普通株式1株につき4株の株式分割を実施しており、分割後ベースでの2027年3月期の年間配当金は40円(前期比+3円)を計画。また、株主還元及び資本効率の向上を目的に、上限400万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.22%)・取得価額総額71億円を上限とする自己株式取得を決議し、取得期間は2026年5月1日から2026年12月31日、東京証券取引所における自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買付とする。
| 項目 | 前期(2025/3)実績 | 当期(2026/3)予定 | 前回予想(2026/3/9) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 114円00銭 | 148円00銭 | 144円00銭 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画(2025~2027年3月期)の重点事業である鉄筋結束機事業は、国内・海外コンクリート構造物向け工具の売上高が2026年3月期に427億円(国内62億円・海外365億円、前年比+23%)となり、2017年3月期の88億円から約5倍の事業規模に成長した。2027年3月期は前回計画390億円から80億円上方修正した470億円を計画する。あわせて、北欧の販売代理店Bo Fastening ABの全株式譲受け(2026年4月30日予定)と、部品加工先である藤工業株式会社の全株式譲受け(2026年4月1日)を実施し、鉄筋結束機事業のさらなる成長に向けたM&Aを進めている。

※本記事はマックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。