ハリマビステム

ハリマビステム、2026年3月期は増収増益 中期経営計画の最終年度目標を上回る

決算サマリー 2026.08.15
ハリマビステム、2026年3月期は増収増益 中期経営計画の最終年度目標を上回る

※本記事はハリマビステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ハリマビステムは2026年3月期の連結業績で、売上高30,944百万円(前期比+2,919百万円)、営業利益1,516百万円(同+380百万円)、経常利益1,602百万円(同+380百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,183百万円(同+322百万円)を計上し、増収増益となった。同期は2023年から2025年を対象とする中期経営計画の最終年度にあたり、売上高は計画比104.9%、営業利益は同108.3%、経常利益は同110.5%、当期純利益は同124.6%と、いずれも計画を上回って着地した。増益の主な要因として、前年度受注の新規案件の本格稼働による利益確保、既存顧客への契約更改活動による採算改善、グループ会社の利益率向上を挙げている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

今後の更なる収益力向上に向けては、新規物件の積極的受注、契約更改活動の継続(既存契約に係る提案活動)、臨時作業受注の拡大、グループ間シナジーの拡大、DX活用等によるコスト削減に取り組むとしている。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)前期比2026年3月期(計画)達成率
売上高30,94428,025+2,91929,500104.9%
営業利益1,5161,136+3801,400108.3%
経常利益1,6021,221+3801,450110.5%
親会社株主に帰属する当期純利益1,183860+322950124.6%
ハリマビステム連結業績の対計画比較スライド
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.2

財政状態とキャッシュ・フローの状況

2026年3月期末の連結総資産は17,241百万円(前期末比+2,450百万円)となった。固定資産は7,218百万円(同+1,894百万円)に増加し、うち無形固定資産は1,371百万円(同+1,107百万円)となった。これは2025年4月1日に株式会社アイワサービス(関西エリアの病院清掃)、2025年8月1日に株式会社武蔵野通信(電気通信工事)をグループ化したことに伴い、のれんおよび顧客関連資産(アイワサービス:のれん+351百万円、顧客関連資産+604百万円、武蔵野通信:のれん+114百万円、顧客関連資産+27百万円)を計上したことによる。負債は転換社債型新株予約権付社債の発行(+1,004百万円)などにより7,275百万円(同+1,679百万円)、純資産は新株予約権+4百万円などにより9,966百万円(同+771百万円)となった。

項目2026年3月期末2025年3月期末期末増減
総資産17,24114,791+2,450
固定資産7,2185,323+1,894
(うち無形固定資産)1,371263+1,107
負債7,2755,596+1,679
純資産9,9669,194+771

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,176百万円(前期比+326百万円)、投資活動によるキャッシュ・フローがグループ会社の取得等により▲2,014百万円(同▲1,979百万円)、財務活動によるキャッシュ・フローが転換社債型新株予約権付社債・新株予約権の発行や自己株式の取得等により219百万円(同+455百万円)となり、現金及び現金同等物の期末残高は3,580百万円(同▲616百万円)となった。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
営業活動によるキャッシュ・フロー1,176850+326
投資活動によるキャッシュ・フロー▲2,014▲35▲1,979
財務活動によるキャッシュ・フロー219▲235+455
現金及び現金同等物期末残高3,5804,197▲616

基本・臨時別実績(ハリマビステム単体)

ハリマビステム単体の2026年3月期売上高26,242百万円の内訳は、基本契約に基づく年間定期作業である基本作業が21,831百万円(構成比83.2%)、スポット契約に基づく臨時工事などの臨時作業が4,411百万円(同16.8%)。売上総利益は基本作業が2,337百万円(売上総利益率10.7%)、臨時作業が1,146百万円(同26.0%)で、施設総合管理の受注推進による大規模修繕工事や入居工事、原状回復工事などの臨時作業の拡大を図りながら、更なる収益力向上に努めているとしている。

区分売上高(百万円)構成比売上総利益(百万円)売上総利益率
基本作業21,83183.2%2,33710.7%
臨時作業4,41116.8%1,14626.0%
合計26,242100.0%3,483
ハリマビステム単体の基本・臨時別実績スライド
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.6

株主還元・企業価値向上に向けた取り組み

株主還元については、2026年6月の期末配当を増配する方針で、2022年中間期以降5期連続の増配となる。また2026年3月には自己株式2.9億円を取得した。株式分割等により株主数は2026年3月末時点で1,781名(うち個人株主1,681名)となり、2025年3月末比+779名(うち個人+775名)増加した。個人投資家向け説明会も2026年7月に第6回目の開催を予定するなど、投資家との対話強化や決算補足説明資料による開示情報の充実に取り組んでいる。

企業価値向上に向けた取り組みを示すスライド
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.8

中期経営計画の達成と長期ビジョン2026-2035

2023年から2025年を対象とする中期経営計画は、最終年度である2026年3月期に売上高・営業利益・経常利益・当期純利益のいずれも計画を上回る増収増益で終了した。会社は2024年5月に長期ビジョン2026-2035を公表しており、2035年には売上高500億円、営業利益30.0億円(営業利益率6.0%)を目指すとしている。2023年から2025年を『次のステージにステップアップするための基盤整備をする3年間』と位置付け、2026年以降はM&Aの実施、事業エリア拡大、新規事業開拓、海外事業展開などにより次世代メンテナンスへの転換を図るとしている。

長期ビジョン2026-2035における売上高・営業利益の推移と目標を示すスライド
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.9

※本記事はハリマビステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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