昴、2026年2月期は減収ながら営業増益 当期純利益は減損損失計上で減益

決算サマリー 2026.08.31
昴、2026年2月期は減収ながら営業増益 当期純利益は減損損失計上で減益

※本記事は昴が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

昴(本社:鹿児島市、学習塾運営、証券コード9778)の2026年2月期(2025年3月1日-2026年2月28日)連結業績は、売上高3,375百万円(前期比▲2.2%)、営業利益112百万円(同+19.6%)、経常利益121百万円(同+13.4%)、当期純利益40百万円(同▲29.6%)となった。資料は、物価の高騰、公立高校の定員割れ状況の拡大、教室の統廃合、私立高校の授業料無償化等による通塾ニーズの減退により総在籍者数が減少し、減収になったとしている。営業利益は教室統廃合による教室運営コスト削減、合宿運営の見直しによるコスト削減により増益となった一方、当期純利益は58百万円の減損損失計上により減益となった。

目次

決算概況(2026年2月期 実績)

売上原価は2,745百万円(前期比▲2.3%)、売上総利益は629百万円(同▲1.6%)、販売費及び一般管理費は517百万円(同▲5.2%)だった。売上原価率は81.4%から81.3%へ0.1pt低下、売上高販管費比率は15.8%から15.3%へ0.5pt低下した。1株当たり当期純利益は98円03銭から68円86銭となった。

項目前期当期前期比増減額前期比増減率当期業績予想予想比増減額予想比増減率
売上高3,4503,375-75-2.2%3,519-143-4.1%
売上原価2,8112,745-65-2.3%
売上総利益639629-10-1.6%
販売費及び一般管理費545517-28-5.2%
営業利益93112+18+19.6%143-30-21.6%
経常利益107121+14+13.4%148-26-17.9%
当期純利益5740-17-29.6%79-38-48.8%
1株当たり当期純利益98円03銭68円86銭134円57銭
昴 2026年2月期決算概況
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.4

財務状態・キャッシュ・フロー

2026年2月末の総資産は6,874百万円(前期末比▲50百万円、▲0.7%)となった。流動資産は879百万円(同▲37百万円、▲4.1%)で、現金及び預金の減少による。固定資産は5,995百万円(同▲13百万円、▲0.2%)で、固定資産の売却、減価償却及び減損損失計上により減少した。流動負債は1,080百万円(同▲18百万円、▲1.7%)で、1年内返済予定の長期借入金、未払法人税等の減少による。固定負債は2,172百万円(同▲83百万円、▲3.7%)で、長期借入金、退職給付引当金の減少による。純資産は3,621百万円(同+50百万円、+1.4%)で、その他有価証券評価差額金の増加による。自己資本比率は51.6%から52.7%へ1.0pt上昇した。1株当たり純資産額は6,040円12銭から6,119円36銭に増加した。当期の営業活動によるキャッシュ・フローは274百万円で、減価償却費、減損損失及び税引前当期純利益の計上による。投資活動によるキャッシュ・フローは▲125百万円で、有形固定資産の取得による支出及び有形固定資産の売却による収入による。財務活動によるキャッシュ・フローは▲169百万円で、長期借入金の返済による。現金及び現金同等物の期末残高は752百万円だった。

売上高の状況(部門別)

部門別の売上高は、幼児・小学部917百万円(前期比▲1.5%)、中学部1,723百万円(同▲2.7%)、高等部457百万円(同+0.7%)、個別指導部188百万円(同▲5.8%)、合宿等88百万円(同▲4.9%)だった。科目別では、学費収入2,648百万円(同▲2.9%)、特訓収入341百万円(同+2.9%)、教材売上189百万円(同+0.8%)、合宿収入76百万円(同▲5.1%)、テスト収入119百万円(同▲2.4%)だった。

売上高の状況(地域別・校舎数)

地域別の売上高(カッコ内は校舎数)は、鹿児島1,787百万円(31校舎、前期1,871百万円・34校舎、前期比▲4.5%)、宮崎891百万円(13校舎、前期879百万円・14校舎、同+1.4%)、熊本283百万円(10校舎、前期302百万円・10校舎、同▲6.0%)、福岡106百万円(3校舎、前期102百万円・3校舎、同+4.1%)、沖縄305百万円(4校舎、前期295百万円・4校舎、同+3.5%)だった。校舎数の合計は前期65校舎から当期61校舎(▲4校舎)となり、うち鹿児島で3校舎減少した。会社概要では教室数を62教室(前期比▲3)としている。

地域前期売上高(校舎数)当期売上高(校舎数)前期比増減額前期比増減率
鹿児島1,871(34)1,787(31)-83-4.5%
宮崎879(14)891(13)+12+1.4%
熊本302(10)283(10)-18-6.0%
福岡102(3)106(3)+4+4.1%
沖縄295(4)305(4)+10+3.5%
合計3,450(65)3,375(61)-75-2.2%
地域別売上高構成・校舎数
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.7

生徒数の状況

資料は「部門別累計生徒数」として、当期の生徒数合計を107,989人(前期110,890人、前期比▲2,901人、▲2.6%)としている。内訳は、小中学部87,585人(同▲2,315人、▲2.5%。うち小学部35,801人〈うちアカデミー8,980人〉、中学部51,784人〈うち選択受講8,021人〉)、高等部13,250人(同▲260人、▲1.9%)、東進衛星予備校6,136人(同▲710人、▲10.3%)、即解ゼミ7,114人(同+450人、+6.7%)、個別指導7,154人(同▲326人、▲4.3%)だった。

区分前期当期前期比増減人数前期比増減率
小中学部89,90087,585-2,315-2.5%
(うち小学部)36,86135,801-1,060-2.8%
(うちアカデミー)9,1758,980-195-2.1%
(うち中学部)53,04151,784-1,257-2.3%
(うち選択受講)8,8318,021-810-9.1%
高等部13,51013,250-260-1.9%
東進衛星予備校6,8466,136-710-10.3%
即解ゼミ6,6647,114+450+6.7%
個別指導7,4807,154-326-4.3%
合計110,890107,989-2,901-2.6%
部門別累計生徒数
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.9

合格実績

資料は、鹿児島の鶴丸高校167名(前年度173名)、甲南高校147名(同145名)など、主要公立高校及び難関私立校への合格者数の推移(2023年度-2026年度)を開示している。

通期業績予想(2027年2月期)

2027年2月期の通期業績予想は、売上高3,459百万円(当期実績比+2.4%)、営業利益195百万円(同+74.1%)、経常利益204百万円(同+67.4%)、当期純利益133百万円(同+332.5%)としている。1株当たり当期純利益は224円74銭を見込む。資料は、業績予想が本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値とは異なる結果となる可能性があるとしている。

項目当期実績(2026年2月期)次期予想(2027年2月期)増減額増減率
売上高3,3753,459+83+2.4%
営業利益112195+83+74.1%
経常利益121204+82+67.4%
当期純利益40133+93+332.5%
2027年2月期通期業績予想
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.11

※本記事は昴が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次