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NSW、2026年3月期は売上高が過去最高 営業利益は13.5%減で着地

決算サマリー 2026.08.22
NSW、2026年3月期は売上高が過去最高 営業利益は13.5%減で着地

※本記事はNSWが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

NSWが発表した2026年3月期の決算は、売上高52,431百万円(前年同期比4.8%増)で過去最高を更新した。エンタープライズソリューションを中心に4セグメントすべてが増収となった一方、営業利益は5,290百万円(同13.5%減)で着地。粗利率の低下や賃上げに伴う人件費増、広告宣伝費の増加が利益を押し下げたが、期初計画(5,100百万円)は上回った。当期純利益は3,709百万円(同1.3%増)となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は計画比2.8%増の52,431百万円、営業利益は計画比3.7%増の5,290百万円となり、いずれも期初計画を上回った。売上高営業利益率は10.1%で前期の12.2%から2.1pt低下した。経常利益は5,533百万円(同10.3%減)、当期純利益は3,709百万円(同1.3%増)だった。受注高は52,957百万円(同3.4%増)、受注残高は19,810百万円(同2.7%増)と、いずれも増加した。

項目2026年3月期実績(百万円)2025年3月期実績(百万円)前年同期比
売上高52,43150,028+4.8%
売上高営業利益率10.1%12.2%△2.1pt
営業利益5,2906,116△13.5%
経常利益5,5336,168△10.3%
当期純利益3,7093,662+1.3%
売上高・営業利益の5期推移と決算ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.4

セグメント別の状況

4セグメントすべてで増収となったが、営業利益はエンタープライズソリューション、サービスソリューション、エンベデッドソリューションが減益、デバイスソリューションのみ増益となった。エンタープライズソリューションは金融・保険業向けの生損保領域拡大や官公庁向けシステム開発の増加が売上をけん引したが、物流分野の不採算案件により営業利益は前年同期比25.6%減。サービスソリューションはIoT・AI分野やクラウドインテグレーションが堅調だった一方、WEB・EC領域の不採算案件が続き営業利益は同35.8%減。エンベデッドソリューションはオートモーティブ分野が堅調だったが通信分野の案件減少が影響し営業利益は同6.6%減。デバイスソリューションは新規開拓の効果もあり売上・営業利益とも拡大し、営業利益は同13.3%増となった。

セグメント売上高(百万円)営業利益(百万円)売上高前年比営業利益前年比
エンタープライズソリューション16,3491,698+4.9%△25.6%
サービスソリューション15,218533+6.0%△35.8%
エンベデッドソリューション11,2501,609+1.6%△6.6%
デバイスソリューション9,6121,447+6.8%+13.3%
エンタープライズソリューションセグメントの業績概況
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.8

2027年3月期計画

2027年3月期は売上高54,000百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益5,400百万円(同2.1%増)、経常利益5,450百万円(同1.5%減)、当期純利益3,750百万円(同1.1%増)を計画する。セグメント別ではサービスソリューションの売上高が18,670百万円(同22.7%増)と大きく伸びる計画である一方、エンタープライズソリューションの売上高は13,620百万円(同16.7%減)を計画する。エンベデッドソリューションは11,780百万円(同4.7%増)、デバイスソリューションは9,930百万円(同3.3%増)を見込む。

項目2027年3月期計画(百万円)2026年3月期実績(百万円)前年同期比
売上高54,00052,431+3.0%
売上高営業利益率10.0%10.1%△0.1pt
営業利益5,4005,290+2.1%
経常利益5,4505,533△1.5%
当期純利益3,7503,709+1.1%
エンタープライズソリューション・サービスソリューションの2027年3月期業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.16

株主還元

2026年3月期は期末配当を1株当たり45円から85円へ40円増額し、年間配当は125円(前期85円)となった。連結売上高500億円を3年連続で上回ったことや経営基盤の確立を踏まえ、株主還元に対する姿勢を明確化したもの。配当金総額(期末分)は1,266百万円、効力発生日は2026年6月30日、配当原資は利益剰余金である。配当性向は50.2%となった。今後は配当性向50%を当面の目安に、財務状況および業績に応じた安定的かつ継続的な配当を実施する方針である。

項目2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)
基準日2026年3月31日2025年3月31日
期末1株当たり配当金85円00銭45円00銭
配当金総額(期末分)1,266百万円670百万円
効力発生日2026年6月30日2025年6月24日
剰余金の配当(増配)についての説明
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.19

中期経営計画/トピック

2026年4月にマレーシア法人を設立し、海外の半導体需要を取り込むグローバル体制強化に着手した。また社内AI活用として、案件や開発フェーズに応じてGPT・Claude・Geminiなど複数モデルを使い分けており、社内AI利用者は前期の556人(27.2%)から997人(48.8%)に増加した。各セグメントは2028年3月期を目標に注力分野の事業規模拡大を掲げており、エンタープライズソリューションは2026年3月期実績43億円から2028年3月期目標70億円、サービスソリューションは65億円から90億円、エンベデッドソリューションは37億円から50億円、デバイスソリューションは23億円から25億円への拡大を目指す。

※本記事はNSWが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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