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東洋テック、2026年3月期は万博寄与で増収増益 配当71円に増額

決算サマリー 2026.08.22
東洋テック、2026年3月期は万博寄与で増収増益 配当71円に増額

※本記事は東洋テックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

東洋テック株式会社(9686)は2026年5月13日、2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は43,071百万円(前期比+23.3%)、営業利益は2,912百万円(前期比+177.6%)、経常利益は2,996百万円(前期比+181.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,968百万円(前期比+184.1%)と、いずれも過去最高の業績を達成した。大阪・関西万博関連の警備業務が売上8,378百万円、営業利益1,242百万円を計上して業績を牽引したほか、万博以外の既存事業でも価格改定や仕様変更による採算改善が進んだ。60周年記念費用(90百万円)や従業員向け万博慰労金(60百万円)などの一時費用、保守的な貸倒引当金(210百万円)を計上しつつ、売上・利益ともに公表数値(予想)を上回った。

目次

業績(2026年3月期 実績)

連結損益計算書では、万博関連の寄与により常駐警備が15,104百万円(前期7,306百万円)に増加したほか、機械警備8,741百万円、輸送警備2,424百万円、ATM管理2,157百万円、工事・機器販売1,882百万円、ビル管理10,289百万円、不動産491百万円などとなった。売上原価は34,108百万円(前期28,014百万円)、販売費及び一般管理費は6,049百万円(前期5,861百万円)で、営業利益率は3.0%から6.8%に改善した。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績前年度比(増減率)2026年3月期公表数値(対比)
売上高34,925百万円43,071百万円+8,146百万円(23.3%)42,000百万円(102.6%)
営業利益1,049百万円2,912百万円+1,863百万円(177.6%)2,450百万円(118.9%)
経常利益1,063百万円2,996百万円+1,933百万円(181.8%)2,550百万円(117.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益692百万円1,968百万円+1,275百万円(184.1%)1,600百万円(123.0%)
1株当たり当期純利益67.1円189.0円+121.9円(181.7%)153.73円(122.9%)
東洋テック2026年3月期の業績概要スライド
出典:2026年3月期決算説明資料 P.5

業績の推移

2022年3月期以降、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも増加基調で推移しており、2026年3月期は万博関連の寄与もあって大きく伸長した。

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2022年3月期27,465百万円848百万円895百万円459百万円
2023年3月期30,139百万円844百万円964百万円741百万円
2024年3月期31,249百万円966百万円1,063百万円626百万円
2025年3月期34,925百万円1,049百万円1,063百万円692百万円
2026年3月期43,071百万円2,912百万円2,996百万円1,968百万円
東洋テック業績の推移(連結)グラフ
出典:2026年3月期決算説明資料 P.11

セグメント別の状況

警備事業は売上高32,291百万円(前年同期比+8,668百万円)、セグメント利益2,081百万円(前年同期比+1,657百万円)と大幅に増収増益。万博関連売上が寄与したことが一番の要因であるが、万博以外も価格改定へ継続的に取組み、機械警備・輸送警備を始め全ての業務において増収となった。ビル管理事業は売上高10,289百万円(前年同期比+764百万円)、セグメント利益687百万円(前年同期比+397百万円)で、改修工事提案フローと価格改定への取り組みが定着し収益性が改善したほか、大規模修繕やCM業務の受注増により増収増益。不動産事業は売上高491百万円(前年同期比△1,286百万円)、セグメント利益178百万円(前年同期比△162百万円)で、販売案件や大口仲介案件がなく減収減益となった。

セグメント2025年3月期売上高2026年3月期売上高2025年3月期セグメント利益2026年3月期セグメント利益
警備事業23,622百万円32,291百万円423百万円2,081百万円
ビル管理事業9,524百万円10,289百万円290百万円687百万円
不動産事業1,777百万円491百万円341百万円178百万円
合計34,925百万円43,071百万円1,049百万円2,912百万円
東洋テックセグメント別売上高・セグメント利益の概要
出典:2026年3月期決算説明資料 P.6

株主還元

2026年3月期の1株当たり配当金は71円00銭(前期40円00銭)、配当性向は37.6%(前期59.6%)。1株当たり配当金は2022年3月期の30円00銭以降5期連続で増加している。

決算期1株当たり配当金配当性向
2022年3月期30円00銭68.8%
2023年3月期33円00銭45.5%
2024年3月期36円00銭59.0%
2025年3月期40円00銭59.6%
2026年3月期71円00銭37.6%
東洋テック配当金・配当性向の推移
出典:2026年3月期決算説明資料 P.16

財務状況

総資産は39,389百万円(前期比+591百万円)、純資産は23,330百万円(前期比+1,592百万円)となり、自己資本比率は59.2%(前期56.0%)に上昇した。ROE(株主資本利益率)は8.44%(前期3.19%)、ROA(総資産純利益率)は5.00%(前期1.79%)にそれぞれ上昇した。

※本記事は東洋テックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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