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カナモト、2025年10月期は売上高過去最高 営業利益2期連続の二桁増益

決算サマリー 2026.08.31
カナモト、2025年10月期は売上高過去最高 営業利益2期連続の二桁増益

※本記事はカナモトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

カナモト(証券コード9678、2025年10月期・連結)は、売上高213,266百万円(前期比2.9%増)、営業利益17,369百万円(同19.2%増)となり、売上高、営業利益ともに増収増益。資料は「売上高は過去最高、営業利益は2期連続二桁増益」としている。増収・増益の主な要因として、建機レンタル事業における需要の堅調な推移に加え、レンタル資産のコスト管理の徹底などによる利益率の改善を挙げており、レンタル価格の適正化や経営資源の効率的な活用などが奏功し、営業利益率の上昇につながったとしている。

目次

連結業績(2025年10月期 実績)

経常利益は17,951百万円(前期比18.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,977百万円(同21.8%増)、EPSは314.15円(前期253.72円)。建設関連については、国内の建設投資は底堅さを維持し、地域ごとに需要動向は異なるものの建設機械レンタルの需要は堅調に推移し増収増益。その他(鉄鋼関連、情報機器関連、福祉関連)は事業ごとに差はあったものの、全体としては概ね見通しどおりに推移したとしている。

項目2023年10月期2024年10月期2024年10月期 前期比2025年10月期2025年10月期 前期比
売上高197,481207,2184.9%増213,2662.9%増
営業利益11,95814,56921.8%増17,36919.2%増
経常利益12,48815,21821.9%増17,95118.0%増
親会社株主に帰属する当期純利益6,7219,01334.1%増10,97721.8%増
EPS(円)185.40253.72開示なし314.15開示なし
2025年10月期 連結業績
出典:カナモト 2025年10月期 決算説明会資料 P.5

セグメント別実績・地域別の状況

セグメントは建設関連事業とその他事業(鉄鋼関連事業・情報機器関連事業・福祉関連事業など)の2区分。売上比率は建設関連事業89.2%、その他事業10.8%。建設関連事業は売上高前期比3.3%増、営業利益前期比22.6%増。その他事業は売上高前期比0.0%減、営業利益前期比13.6%減。前期からの増減の内訳として、売上高は建設関連事業が6,048百万円、その他事業が0百万円の寄与、営業利益は建設関連事業が2,920百万円、その他事業が△148百万円、調整額が27百万円の寄与と資料に記載されている。地域別の建機レンタル売上高は、前期比で北海道地区6.6%増、東北地区1.9%減、関東甲信越地区4.3%増、西日本地区9.0%増、九州沖縄地区3.2%増となり、連結レンタル売上高合計は3.9%増とした。

セグメント売上高前期比売上高構成比売上高増減寄与額営業利益前期比営業利益増減寄与額
建設関連事業3.3%増89.2%+6,048百万円22.6%増+2,920百万円
その他事業0.0%減10.8%△0百万円13.6%減△148百万円
調整額+27百万円
セグメント別実績
出典:カナモト 2025年10月期 決算説明会資料 P.6

レンタル資産・財務状況

貸借対照表(2025年10月期末、前期末比)では、レンタル用資産(総額)は329,892百万円(前期末比7,202百万円増)、減価償却累計額は△223,704百万円(同12,532百万円増加)、レンタル用資産(純額)は106,187百万円(同5,329百万円減少)。有形固定資産は170,668百万円(同4,402百万円減少)。現金及び預金は61,110百万円(同10,006百万円増加)、資産合計は324,088百万円(同1,235百万円増加)、純資産合計は157,463百万円(同7,749百万円増加)。会社概要資料によれば、カナモトグループが保有するレンタルアイテムは導入時価額で約4,000億円超、点数として約5,000機種180万点を運用しているとしている(2025年10月末よりグループにおける取扱い機種とアイテム数の集計方法を変更)。稼働率については、資料が収益性向上の具体策として「レンタル資産の稼働率の向上」を掲げているが、稼働率の数値自体は開示されていない。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー47,415百万円(前期41,696百万円)、投資活動によるキャッシュ・フロー△4,731百万円(前期△2,729百万円)、財務活動によるキャッシュ・フロー△32,654百万円(前期△33,529百万円)。現金及び現金同等物は605億92百万円となり、前連結会計年度末に比べ100億6百万円増加したとしている。

貸借対照表(資産の部)
出典:カナモト 2025年10月期 決算説明会資料 P.8

通期業績予想(2026年10月期)

2026年10月期の連結業績予想は、売上高221,000百万円(前期比3.6%増)、営業利益18,700百万円(同7.7%増)、経常利益18,900百万円(同5.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11,400百万円(同3.9%増)、EPS333.64円としている。会社は2025年12月5日開催の取締役会において自己株式の取得について決議しており、2026年10月期の連結業績予想におけるEPSはこの自己株式取得の影響を考慮しているとしている。

項目2025年10月期 実績2026年10月期 予想前期比
売上高213,266221,0003.6%増
営業利益17,36918,7007.7%増
経常利益17,95118,9005.3%増
親会社株主に帰属する当期純利益10,97711,4003.9%増
EPS(円)314.15333.64開示なし
2026年10月期 連結業績予想
出典:カナモト 2025年10月期 決算説明会資料 P.17

株主還元

2025年10月期は、期末配当を従来予想より5円増配の50円とし、年間配当は前期実績より15円増配の95円(中間配当45円)となった。2026年10月期は、年間配当5円増配の100円(中間配当50円)を予定している。配当政策は、総還元性向50%超を目標に、安定配当を堅持しつつ持続的な利益成長を通じて増配を目指す累進配当を行い、機動的な自己株式取得も実施するとしている。

項目2025年10月期2026年10月期(予定)
年間配当金(円)95100
中間配当(円)4550
期末配当(円)50開示なし
前期からの増配額(円)+15+5
総還元性向方針50%超を目標50%超を目標

中期経営計画「Progress 65」

当社は2025年から2029年を計画期間とする中期経営計画「Progress 65~成長と効率化の両立に向けて~」を推進している。計画最終年度(2029年10月期)の目標値は、売上高2,354億円、営業利益210億円、営業利益率8.9%、ROE8.2%。中間年である2026年10月期目標は売上高2,210億円、営業利益187億円、営業利益率8.5%。資料は現状についてROE8%未満、PBR1倍割れの状況からの改善に向け、資本コストや株価を意識した経営の実現を図りつつ、まずはROE8%以上への早期回復、中長期的には10%以上を目指すとしている。

※本記事はカナモトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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