※本記事は九州電力が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
九州電力の2026年3月期(2025年度)連結業績は、売上高2兆2,472億円(前期比4.7%減)、経常利益2,070億円(同6.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,545億円(同20.0%増)となった。売上高は2期ぶりの減収となったが、経常利益・当期純利益はともに2期ぶりの増益となった。小売販売電力量の減少はあったものの、託送収益の増加や、火力発電構成の差異に伴う発電単価の低下による燃料費の減少などにより増益となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
経常収益は前期比4.5%減の2兆2,891億円。小売販売電力量の減少などにより小売販売収入等が減少したことから、経常収益は前年度に比べ1,071億円減少した。一方、経常費用は燃料価格の下落などにより需給関係費用が減少したことなどから1,195億円減少し、経常利益は123億円増の2,070億円となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 22,891億円 | 23,963億円 | ▲4.5% |
| (売上高) | 22,472億円 | 23,568億円 | ▲4.7% |
| 経常費用 | 20,820億円 | 22,016億円 | ▲5.4% |
| (営業利益) | 2,248億円 | 1,995億円 | +12.7% |
| 経常利益 | 2,070億円 | 1,946億円 | +6.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,545億円 | 1,287億円 | +20.0% |
セグメント別業績
発電・販売事業は売上高が小売販売電力量の減少などにより1兆8,429億円(前期比8.4%減)となったが、燃料価格の下落に伴う需給関係費用の減少などにより経常利益は1,364億円(同19.2%増)と増益。送配電事業はエリア電力需要の減少や調整交付金の単価低下などにより、売上高7,205億円(同3.7%減)、経常利益82億円(同68.8%減)と減益となった。海外事業、その他エネルギーサービス事業、ICTサービス事業は増益、都市開発事業は受取配当金の増加などにより増益となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 発電・販売事業 | 売上高 | 18,429億円 | 20,125億円 |
| 発電・販売事業 | 経常利益 | 1,364億円 | 1,144億円 |
| 送配電事業 | 売上高 | 7,205億円 | 7,478億円 |
| 送配電事業 | 経常利益 | 82億円 | 266億円 |
| 海外事業 | 売上高 | 37億円 | 44億円 |
| 海外事業 | 経常利益 | 126億円 | 88億円 |
| その他エネルギーサービス事業 | 売上高 | 3,517億円 | 3,242億円 |
| その他エネルギーサービス事業 | 経常利益 | 369億円 | 332億円 |
| ICTサービス事業 | 売上高 | 1,520億円 | 1,378億円 |
| ICTサービス事業 | 経常利益 | 106億円 | 105億円 |
| 都市開発事業 | 売上高 | 271億円 | 285億円 |
| 都市開発事業 | 経常利益 | 51億円 | 34億円 |


2027年3月期通期業績予想
2027年3月期(2026年度)の業績予想は、卸売販売単価の上昇等による卸売販売収入の増加などにより売上高2兆3,000億円(前期比2.3%増)と2期ぶりの増収を見込む一方、燃料費調整の期ずれ影響が前年度の差益から差損に転じることなどにより、経常利益1,800億円(同13.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,300億円(同15.9%減)と、経常利益・当期純利益はともに2期ぶりの減益を見込む。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 23,000億円 | 22,472億円 | +2.3% |
| 営業利益 | 2,100億円 | 2,248億円 | ▲6.6% |
| 経常利益 | 1,800億円 | 2,070億円 | ▲13.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,300億円 | 1,545億円 | ▲15.9% |

株主還元
2026年3月期の期末配当は、業績や中長期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、普通株式1株につき25円とする(B種優先株式は1株につき1,450,000円)。2027年3月期の配当予想は普通株式1株につき50円(中間・期末ともに25円)を予定する(B種優先株式は1株につき2,900,000円、中間・期末ともに1,450,000円)。

※本記事は九州電力が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。