※本記事は日本電信電話が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
NTTは2026年5月8日、2025年度(2026年3月期)通期決算を発表した。連結営業収益は14兆4,091億円(前期比+7,044億円、+5.1%)と過去最高を更新し、EBITDAは3兆4,233億円(同+1,840億円、+5.7%)、営業利益は1兆7,062億円(同+567億円、+3.4%)、当期利益は1兆370億円(同+370億円、+3.7%)といずれも増収増益となった。
2026年度業績予想は、営業収益・EBITDA・営業利益は増加を見込む一方、当期利益は9,800億円(前期比▲570億円)と減益を予想している。
連結業績(当期 実績)
総合ICT事業・地域通信事業・グローバル・ソリューション事業を中心に増収となり、営業収益は前期比+5.1%の14兆4,091億円で過去最高を更新した。EBITDA、営業利益、当期利益もそれぞれ増加した。
| 項目 | 当期(2025年度) | 前期(2024年度) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 14兆4,091億円 | 13兆7,047億円 | +7,044億円(+5.1%) |
| EBITDA | 3兆4,233億円 | 3兆2,393億円 | +1,840億円(+5.7%) |
| 営業利益 | 1兆7,062億円 | 1兆6,496億円 | +567億円(+3.4%) |
| 当期利益 | 1兆370億円 | 1兆円 | +370億円(+3.7%) |
セグメント別の状況
2025年度は総合ICT事業(営業収益6兆4,581億円、営業利益9,421億円)、グローバル・ソリューション事業(営業収益5兆46億円、営業利益4,882億円)、地域通信事業(営業収益3兆2,102億円、営業利益3,074億円)がいずれも増収に寄与した。2026年度は総合ICT事業の営業収益が6兆8,210億円・営業利益が9,430億円となる見通し。
| セグメント | 指標 | 2025年度(実績) | 2026年度(予想) |
|---|---|---|---|
| 総合ICT事業 | 営業収益 | 64,581億円 | 68,210億円 |
| グローバル・ソリューション事業 | 営業収益 | 50,046億円 | 51,900億円 |
| 地域通信事業 | 営業収益 | 32,102億円 | 32,130億円 |
| 総合ICT事業 | 営業利益 | 9,421億円 | 9,430億円 |
| グローバル・ソリューション事業 | 営業利益 | 4,882億円 | 4,700億円 |
| 地域通信事業 | 営業利益 | 3,074億円 | 3,140億円 |

通期業績予想
| 項目 | 予想(2026年度) | 前期(2025年度実績) |
|---|---|---|
| 営業収益 | 15兆600億円 | 14兆4,091億円(+6,509億円) |
| EBITDA | 3兆4,300億円 | 3兆4,233億円(+67億円) |
| 営業利益 | 1兆7,100億円 | 1兆7,062億円(+38億円) |
| 当期利益 | 9,800億円 | 1兆370億円(▲570億円) |

株主還元
2025年度期末配当は1株当たり2.65円を実施。2026年度年間配当予想は1株当たり5.4円(対前年0.1円増)で、16期連続増配の予定。あわせて資本効率の向上と株主還元の充実を図るため、取得総額2,000億円(上限)・取得株式数14億株(上限)、取得期間2026年5月11日~2027年3月31日の自己株式取得を実施する。配当政策は継続的な増配の実施、自己株式取得は機動的な実施を基本的な考え方としており、いずれも従来の方針を継続する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2025年度期末配当 | 1株当たり2.65円 |
| 2026年度年間配当予想 | 1株当たり5.4円(対前年0.1円増、16期連続増配の予定) |
| 自己株式取得(上限) | 取得総額2,000億円、取得株式数14億株、取得期間2026年5月11日~2027年3月31日 |

中期経営計画/トピック(中期財務目標の見直し)
成長分野(バリュー分野)は順調に利益拡大する一方、既存分野(コネクティビティ分野)の事業環境変化により連結EBITDAが想定を下回る水準となり、2027年度の目標達成が難しい状況にあることから、中期財務目標を見直した。新目標はNTT連結EBITDA4兆円(2030年度)、ROIC(金融事業除き)5.5%(2030年度)。参考として2026年度業績予想はEBITDA3.4兆円、ROIC(金融事業除き)5.0%。バリュー分野の成長加速と、コネクティビティ分野をAIネイティブなインフラ「AIOWN」へ転換させることで2030年度EBITDA4兆円達成をめざす。財務面では、一定の財務健全性を確保する方針のもと、有利子負債/EBITDA倍率(金融事業除き)を2025年度の4.2倍から中期的に3.5倍程度まで低下させる。

※本記事は日本電信電話が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。