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ワイヤレスゲート、2025年12月期は減収も純利益17.7%増 FREEDiVE完全子会社化で連結決算へ移行

決算サマリー 2026.08.31
ワイヤレスゲート、2025年12月期は減収も純利益17.7%増 FREEDiVE完全子会社化で連結決算へ移行

※本記事はワイヤレスゲートが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ワイヤレスゲートは2025年12月期の通期決算を発表した。同社は2025年11月13日に株式会社FREEDiVEの株式を取得して完全子会社化し、2025年12月期第4四半期から連結決算へ移行した。FREEDiVE社の業績貢献は2026年1月からとなる一方、M&A関連費用は2025年第4四半期に計上されたため、2025年12月期の通期決算実績は単体で説明されている。

ワイヤレスゲート エグゼクティブ・サマリー(単体)
出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.9
目次

連結決算移行とFREEDiVEの完全子会社化

当社は2025年11月13日付でモバイルWi-Fiサービスのネット販売を手掛ける株式会社FREEDiVEを完全子会社化し、2025年12月期第4四半期から連結決算へ移行した。FREEDiVE社の事業規模は売上2,402百万円、営業利益70百万円(2025年5月期実績)であり、業績貢献は2026年12月期第1四半期からとなる。2025年12月期第4四半期の連結決算にはFREEDiVE社に関するM&A関連費用が販管費として計上された。

業績(2025年12月期 実績・単体)

2025年12月期の通期決算実績は単体で説明されている(単位:百万円)。売上高は8,348百万円(前期比▲113百万円、▲1.3%)となり、当初業績予想(単体、2025年2月13日公表)の9,000百万円に対する達成率は92.8%だった。売上総利益は4,434百万円(前期比+185百万円、+4.4%)、売上総利益率は53.1%(前期50.2%)。営業利益は224百万円(前期比▲81百万円、▲26.6%)、経常利益は226百万円(前期比▲74百万円、▲24.9%)となったが、いずれも当初業績予想220百万円に対しては達成率102.0%・102.7%で計画を上回った。当期純利益は334百万円(前期比+50百万円、+17.7%)となり、当初業績予想200百万円に対する達成率は167.1%だった。資料は、直近の堅調な業績及び今後の業績見通し等を踏まえて繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、第4四半期会計期間において繰延税金資産の追加計上に伴う法人税等調整額(益)を94百万円計上し、通期の法人税等調整額(益)計上額が73百万円となったことで、当期純利益が当初の予想より大幅に増加したとしている。

項目2024年12月期(単体)2025年12月期(単体)増減額(増減率)当初業績予想(単体)達成率
売上高8,4628,348▲113(▲1.3%)9,00092.8%
売上総利益4,2484,434185(+4.4%)
売上総利益率50.2%53.1%
営業利益305224▲81(▲26.6%)220102.0%
経常利益301226▲74(▲24.9%)220102.7%
当期純利益283334+50(+17.7%)200167.1%

なお、2025年12月期の連結実績は売上高8,348百万円、営業利益171百万円、経常利益172百万円、当期純利益281百万円で、2026年2月12日公表の修正通期連結業績予想(売上高8,300百万円、営業利益170百万円、経常利益170百万円、当期純利益280百万円)に対して、売上高は若干上振れ、利益は第4四半期においてFREEDiVE社のM&A関連費用(53百万円)を計上したとしている。

単体 2025年12月期通期決算業績概要
出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.14

通期業績予想(2026年12月期・連結)

2026年12月期は連結ベースで通期業績予想を開示した(単位:百万円)。売上高は前期比+2,652百万円(+31.8%)の11,000百万円を計画。営業利益は前期比+206百万円(+92.0%)の430百万円、経常利益は前期比+194百万円(+85.8%)の420百万円と、いずれも前期比大幅増益を計画している。一方、当期純利益は前期に繰延税金資産の追加計上があったことから、前期比▲84百万円(▲25.1%)の250百万円を計画している。資料は、M&Aによる効果もあり売上高が伸びる一方、グループシナジーを活かしたクロスセルや業務効率化を通じて中長期的な収益性向上を目指すとしている。

項目2025年12月期(連結実績)2026年12月期(連結予想)増減額増減率
売上高8,34811,000+2,652+31.8%
営業利益171430+206+92.0%
経常利益172420+194+85.8%
当期純利益281250-84-25.1%
2026年12月期通期連結業績予想
出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.20

株主還元

当社は配当を実施しておらず、財務状況および配当原資となる利益剰余金の水準を踏まえながら配当再開について検討するとしている。株主優待制度については2026年6月末日基準日より拡充を実施する。変更前は1,000株(10単元)以上を6ヶ月以上継続保有した株主にQUOカード各5,000円分を贈呈していたが、変更後は1,000株(10単元)以上2,000株(20単元)未満の継続保有でデジタルギフト各5,000円相当、2,000株(20単元)以上の継続保有でデジタルギフト各15,000円相当を贈呈する制度となる。

株主優待制度の変更
出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.7

中期経営計画2026-2028/10年ビジョン

当社は「中期経営計画2026」をアップデートし、「中期経営計画2026-2028」として新たに開示した。2035年への「10年ビジョン」として、フェーズ1(2026-2028)、フェーズ2(2029-2033)、フェーズ3(2034-2035)を設定し、2033年12月期に売上高200億円・営業利益20億円・時価総額300億円を目指すとしている。また、主力であるWi-Fiサービスを基盤としつつグローバルeSIMサービスを成長の中核にする方針を明確化するため、報告セグメントを「Wi-Fi・グローバルeSIMコネクティビティ事業」へ変更するとしている。フェーズ1(2026-2028)では、2026年12月期に売上高110億円・営業利益4.3億円、2028年12月期に売上高125~130億円・営業利益7~8億円を計画している。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(予想)2028年12月期(予想)
売上高83.4億円110億円125~130億円
営業利益2.2億円4.3億円7~8億円

※本記事はワイヤレスゲートが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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