※本記事はファイズホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ファイズホールディングスの2026年3月期は、オペレーションサービス事業における大型拠点の新規プロジェクトの立ち上げ・稼働が寄与し、増収となった。利益面は上半期に新規プロジェクト立ち上げに伴うイニシャルコストの影響を受け計画には届かなかったものの、下半期以降は生産性の改善が進展し、通期では増益となった。配当は1株当たり年間30円とし、株主優待制度も継続する。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は40,322百万円(前期比+27.5%)、営業利益は1,532百万円(同+4.6%)、経常利益は1,597百万円(同+8.0%)、当期純利益は1,023百万円(同+11.4%)となった。2025年10月20日に資本業務提携を締結した株式会社誠ノ真が新たに連結子会社となり、当期の業績に寄与した。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 31,614百万円 | 40,322百万円 | +8,707百万円 | +27.5% |
| 営業利益 | 1,465百万円 | 1,532百万円 | +67百万円 | +4.6% |
| 経常利益 | 1,479百万円 | 1,597百万円 | +118百万円 | +8.0% |
| 当期純利益 | 919百万円 | 1,023百万円 | +104百万円 | +11.4% |

セグメント別の状況(2026年3月期 実績)
オペレーションサービス事業は、青梅事業所・横浜杉田事業所における大型拠点の新規プロジェクトの立ち上げに伴うイニシャルコストの影響を受け、営業利益は減益となった。トランスポートサービス事業は採用活動の強化により車両の稼働率が向上した結果、増収増益を達成したほか、株式会社誠ノ真の業績も売上・利益の双方に寄与した。情報システム事業は人員増加に伴う体制強化とシステム開発案件の増加を背景に安定的な成長を継続した。全社では、価格転嫁および荷量の増加による既存事業の拡大が営業利益の押し上げ要因(+646百万円)となった一方、新規拠点の立ち上げコストや人件費の増加が押し下げ要因となった。
| セグメント | 売上高2025年3月期 | 売上高2026年3月期 | 売上高前年同期比 | 営業利益2025年3月期 | 営業利益2026年3月期 | 営業利益前年同期比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オペレーションサービス事業 | 20,274百万円 | 26,927百万円 | +32.8% | 1,411百万円 | 1,320百万円 | ▲6.4% |
| トランスポートサービス事業 | 8,844百万円 | 10,533百万円 | +19.1% | 411百万円 | 611百万円 | +48.7% |
| 国際物流サービス事業 | 705百万円 | 800百万円 | +13.4% | ▲6百万円 | 4百万円 | ― |
| 情報システム事業 | 1,790百万円 | 2,062百万円 | +15.2% | 142百万円 | 171百万円 | +20.4% |
| 本社他 | ― | ― | ― | ▲493百万円 | ▲576百万円 | ― |
| 合計 | 31,614百万円 | 40,322百万円 | +27.5% | 1,465百万円 | 1,532百万円 | +4.6% |

中期経営計画「ONE 2027」の進捗と2027年3月期業績目標
中期経営計画「ONE 2027」では売上高および各段階利益について引き続き2桁成長の実現を目標としている。2026年3月期は売上高は計画を達成したものの、営業利益は未達となった。重点課題「収益力の強化」では営業利益率4.7%を計画としていたが、実績は3.8%にとどまった。下半期以降は生産性の改善が進展しており、2027年3月期は当初の計画通り売上高45,000百万円、営業利益2,250百万円の達成を目指す。中期経営計画「ONE 2027」は最終年度を迎えるため、次期中期経営計画「ONE 2030」の策定を進める。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期計画 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 31,614百万円 | 40,322百万円 | 45,000百万円 |
| 営業利益 | 1,465百万円 | 1,532百万円 | 2,250百万円 |
| 経常利益 | 1,479百万円 | 1,597百万円 | 2,250百万円 |
| 当期純利益 | 919百万円 | 1,023百万円 | 1,400百万円 |
| 営業利益率 | 4.6% | 3.8% | 5.0% |

株主還元
配当は中間配当および期末配当の年2回を基本とし、業績動向、財政状態、キャッシュ・フローの状況ならびに成長投資を総合的に勘案のうえ、安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針とする。2026年3月期の通期配当は1株当たり年間30円(中間15円、期末15円、配当性向31.5%)とした。配当性向は今後の成長投資とのバランスを踏まえて30%程度を目安とする。株主優待制度は昨年度より導入しており、毎年3月31日基準日現在で100株(1単元)以上を保有する株主を対象に、保有期間3年未満はAmazonギフトカード1,000円、3年以上継続保有はAmazonギフトカード2,000円を贈呈する。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期(予想) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 中間配当 | 13円 | 15円 | 19円 |
| 期末配当 | 13円 | 15円 | 19円 |
| 年間配当 | 26円 | 30円 | 38円 |
| 配当性向 | 30.4% | 31.5% | 29.2% |

※本記事はファイズホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。