※本記事はCS-Cが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
CS-Cの2025年9月期は、トラベル業界向けマーケティング支援事業の成長とリアル店舗(飲食店運営)事業の売上寄与により売上高3,178百万円となった。一方、営業利益は新規事業(メディア事業・クリニック業界向けマーケティング支援事業)への先行投資と、株式会社プレディアの株式取得に伴うM&A関連費用などの一過性費用が利益を圧迫し、▲76百万円の営業損失となった。当期純利益も▲102百万円の損失だった。
なお、2025年2月28日公表のとおり同年4月に株式会社プレディアをグループ化し、2025年9月期第3四半期より連結決算へ移行した。このため前期(2024年9月期)は単体、当期(2025年9月期)は連結の数値であり、両期の比較は単純な前期比ではない。
連結業績(2025年9月期 実績)
売上高は3,178百万円(前期は単体で2,725百万円)、営業利益は▲76百万円(前期は単体で▲4百万円)、経常利益は▲72百万円(前期は単体で▲3百万円)、当期純利益は▲102百万円(前期は単体で▲9百万円)となった。営業利益・経常利益・当期純利益のマージンはいずれも資料上「-%」と表記されている。
| 項目 | 当期(2025年9月期・連結) | 前期(2024年9月期・単体) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,178百万円 | 2,725百万円 | 前期は単体、当期は連結 |
| 営業利益 | ▲76百万円 | ▲4百万円 | 同上 |
| 経常利益 | ▲72百万円 | ▲3百万円 | 同上 |
| 当期純利益 | ▲102百万円 | ▲9百万円 | 同上 |
営業利益の増減分析では、既存事業ベース(新規事業を除く)の営業利益は173,261千円(173百万円)の黒字を確保したとしている。ここからメディア事業・クリニック業界向けマーケティング支援事業などの新規事業投資が▲183,739千円、のれん関連が▲9,855千円影響し、一過性費用計上前の営業利益は▲20,333千円となった。さらにM&A関連費用▲33,595千円、大型案件の貸倒▲22,247千円が加わり、25/9期営業利益は▲76,175千円(▲76百万円)となった。資料は、利益圧迫要因を将来成長を見据えたCS-Cの新規事業への投資や子会社CS-Rの新店舗立ち上げ準備に係る費用としている。
| 区分 | 営業利益への影響額(千円) |
|---|---|
| 24/9期営業利益 | ▲4,671 |
| CS-C(新規事業除く) | +203,933 |
| プレディア | +7,007 |
| CS-R | ▲33,008 |
| 25/9期既存事業ベース営業利益 | 173,261 |
| 新規事業 | ▲183,739 |
| のれん | ▲9,855 |
| 25/9期一過性費用計上前営業利益 | ▲20,333 |
| M&A関連費用 | ▲33,595 |
| 貸倒(大型案件の貸倒) | ▲22,247 |
| 25/9期営業利益 | ▲76,175 |

セグメント別の状況
報告セグメントは2025年9月期第3四半期より「ローカルビジネスDX」「リアル店舗」「その他」に変更された(同第2四半期までは単一セグメント)。主力のローカルビジネスDXセグメントは持続的かつ緩やかな成長基調を維持し、マーケティング支援は2,168百万円(前期比102.7%)、広告運用は564百万円(前期比112.8%)となった。リアル店舗セグメント(飲食店運営)は新規出店およびプレディア社の株式取得が業績に貢献し281百万円を計上した。プレディア社は2025年4月1日に株式取得したため、同社が運営する7店舗分の業績は2025年4~9月の6か月分のみを計上している。その他セグメントはメディア事業(JAPAN FOOD GUIDEの運営)および一時的な収益増加により165百万円(前期比145.8%)に拡大した。セグメント売上高の合計は前期比104.6%だった。
| セグメント | 指標 | 当期(2025年9月期・連結) | 前期(2024年9月期・単体) | YoY |
|---|---|---|---|---|
| ローカルビジネスDX | マーケティング支援 | 2,168百万円 | 2,111百万円 | 102.7% |
| ローカルビジネスDX | 広告運用 | 564百万円 | 500百万円 | 112.8% |
| リアル店舗 | 飲食店運営 | 281百万円 | - | - |
| その他 | その他 | 165百万円 | 113百万円 | 145.8% |

KPI(ストック売上高)
ローカルビジネスDXセグメントにおける期末(9月)の月額課金サービス利用料を年額換算したストック売上高は2,012百万円(前期比100.1%)だった。トラベル業界の成長が続く一方、ビューティー業界の新規受注鈍化により前年同期比は横ばい推移としている。2025年9月末時点のアライアンス契約数は759社だった。
通期業績予想(2026年9月期)
2026年9月期は売上高3,626百万円(前期比114.1%)を計画する。トラベル業界向けマーケティング支援サービスの伸長と飲食店運営の売上拡大により増収を見込む一方、営業利益は▲70百万円、経常利益は▲68百万円、当期純利益は▲69百万円を計画し、いずれも損失が継続する見通しである。営業利益・経常利益・当期純利益のマージン、およびYoYは資料上「-%」「-」と表記されている。資料は、JAPAN FOOD GUIDEの認知拡大に向けた広告宣伝費やクリニック業界向けサービスのテストマーケティングなど新規事業への先行投資に加え、飲食店の新規出店コスト等を見込んだ計画としている。2026年9月期サマリーでは、2027年9月期以降の黒字化を見据えて成長投資を継続する方針として、増収要因にリアル店舗事業(飲食店運営)における国内外での飲食店舗数の拡大を、減益要因に認知拡大に向けた広告宣伝費などのコスト増を挙げている。
| 項目 | 2025年9月期(実績) | 2026年9月期(計画) | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,178百万円 | 3,626百万円 | 114.1% |
| 営業利益 | ▲76百万円 | ▲70百万円 | - |
| 経常利益 | ▲72百万円 | ▲68百万円 | - |
| 当期純利益 | ▲102百万円 | ▲69百万円 | - |

トピックス
2025年9月期は、ローカルビジネスDX事業で自治体案件を受託したほか、リアル店舗事業では新店「かわさ鬼」(川崎、2025年7月OPEN)が開業した。その他では、CS-Cが運営する「JAPAN FOOD GUIDE」が国内最大手の民泊運営会社matsuri technologiesと提携し、同社が管理・運営する全国約3,200室の民泊施設で案内を開始した。リアル店舗事業は事業開始から約1年で12店舗(既出店9店舗+出店確定3店舗)を出店し、池袋・目黒への出店に加え、マレーシアでのポップアップ出店を海外展開の第一歩として実施したとしている。

※本記事はCS-Cが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。