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日本航空、2026年3月期は増収増益で過去最高益 EBIT2,180億円・純利益1,376億円

決算サマリー 2026.08.10
日本航空、2026年3月期は増収増益で過去最高益 EBIT2,180億円・純利益1,376億円

※本記事は日本航空が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本航空(JAL)の2026年3月期(FY25)連結業績は、売上収益20,125億円(前期比+1,684億円、+9.1%)、EBIT2,180億円(同+455億円、+26.4%)、純利益1,376億円(同+305億円、+28.6%)となった。好調な国際線と需要喚起が奏功した国内線、高収益なマイル/金融事業の成長が貢献し、EBITは期中の上方修正値を上回り過去最高益を達成した。中期経営計画の最終年度(FY25)の経営目標(財務)はすべて達成した。期末配当案は1株当たり50円、年間配当案は96円(配当性向31.3%)。2027年3月期(FY26)は増収ながら費用増によりEBIT・純利益とも減益を予想している。

目次

連結業績(当期 実績)

売上収益は国際線の好調、国内線の需要喚起、高収益なマイル/金融事業の成長により前期比+1,684億円(+9.1%)の20,125億円。EBITは同+455億円(+26.4%)の2,180億円で上方修正値を上回り過去最高益、EBITマージンは10.8%(+1.5pt)。EBITDAは3,841億円(+17.0%)、純利益は1,376億円(+28.6%)となった。

項目当期(FY25)前期(FY24)増減
売上収益20,125億円18,440億円+1,684億円 (+9.1%)
EBIT2,180億円1,724億円+455億円 (+26.4%)
EBITマージン10.8%9.4%+1.5pt
EBITDA3,841億円3,282億円+558億円 (+17.0%)
純利益1,376億円1,070億円+305億円 (+28.6%)

セグメント別(事業別)の状況

FY25Q4単独ベースでは、フルサービスキャリア(FSC)は国際・国内旅客需要の取り込みと単価向上、貨物専用機の活用により増収増益。LCCはインバウンド需要を確実に取り込み増収を維持。マイル/金融・コマースはEBITマージン約20%の高収益モデルを確立し、事業ポートフォリオ変革をけん引して増収増益。その他(旅行・受託等)は受託事業がけん引し増収増益となった。

セグメント指標当期(FY25Q4単独)前年同期差
フルサービスキャリア(FSC)売上収益3,907億円(旅客3,447億円・貨物460億円)旅客+263億円・貨物+80億円
フルサービスキャリア(FSC)EBIT181億円+56億円
LCC売上収益283億円+15億円
LCCEBIT19億円▲10億円
マイル/金融・コマース売上収益554億円+61億円
マイル/金融・コマースEBIT116億円+40億円
その他(旅行・受託等)売上収益669億円+2億円
その他(旅行・受託等)EBIT72億円+22億円
2026年3月期 セグメント別実績(FY25Q4単独)
出典:日本航空 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.5

通期業績予想

2027年3月期(FY26)の連結業績予想は、売上収益20,950億円(前期比+824億円、+4.1%)の増収を見込む一方、燃油費・整備費等の費用増加により、EBITは1,800億円(同▲380億円、▲17.4%)、純利益は1,100億円(同▲276億円、▲20.1%)を予想。EBITマージンは8.6%(▲2.2pt)、EBITDAは3,600億円(▲6.3%)となる見通し。

項目予想(FY26)前期(FY25実績)
売上収益20,950億円20,125億円
EBIT1,800億円2,180億円
EBITマージン8.6%10.8%
EBITDA3,600億円3,841億円
純利益1,100億円1,376億円
セグメント指標FY26予想FY25実績
フルサービスキャリア売上収益16,420億円15,874億円
フルサービスキャリアEBIT1,040億円1,450億円
LCC売上収益1,320億円1,149億円
LCCEBIT130億円96億円
マイル/金融・コマース売上収益2,330億円2,222億円
マイル/金融・コマースEBIT510億円455億円
その他(旅行・受託等)売上収益2,760億円2,590億円
その他(旅行・受託等)EBIT140億円191億円
2027年3月期 セグメント別通期業績予想
出典:日本航空 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.21

株主還元

FY25の期末配当案は1株当たり50円、年間配当案は96円(配当性向31.3%)。2026年4月30日開催の取締役会において、普通株式の希薄化を伴わない資金調達手段として第1回社債型種類株式(発行額2,000億円)の発行を決議した。普通株式への還元は従来通り、普通株式に係る純利益を基に「利益拡大による増配」と「機動的な自己株式取得」を実行する方針で、配当性向35%程度・総還元性向35〜50%程度を目安とする。社債型種類株式については発行時に定めた優先配当の範囲で、普通株式に優先して支払う。

第1回社債型種類株式の発行に係る考え方
出典:日本航空 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.27

財務基盤(参考)

FY25期末の総資産は31,987億円(前期末比+4,038億円)、自己資本は12,896億円(同+3,145億円)、自己資本比率は40.3%(+5.4pt)。有利子負債は8,759億円(同▲201億円)、D/Eレシオは0.7倍、ネットD/Eレシオはマイナス0.1倍(ハイブリッド・ファイナンス等考慮後)でネットキャッシュの健全な水準を維持した。フリーキャッシュフローは2,117億円の黒字(同+1,113億円)。ROICは9.5%(+1.4pt)、ROEは12.2%(+0.8pt)となった。

財務状況・キャッシュフロー状況
出典:日本航空 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.17

中期経営計画 目標達成状況

中期経営計画の最終年度であるFY25の経営目標(財務)はすべて達成した。EBITマージン(目標10%以上)は実績10.8%、ROIC(目標9%)は実績9.5%、EPS(目標¥290レベル)は実績¥306となった。全ての四半期において売上収益は再上場後の過去最高となり、対前年で増収増益を達成した。

※本記事は日本航空が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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