大和自動車交通

大和自動車交通、2026年3月期は売上高4.5%増の19,907百万円・営業利益384百万円 親会社株主に帰属する当期純利益68.9%増

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事は大和自動車交通が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

大和自動車交通が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算短信によると、売上高は19,907百万円(前期比4.5%増)、営業利益は384百万円(前期は営業損失21百万円)、経常利益は263百万円(前期は経常損失4百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は222百万円(前期比68.9%増)となった。年間配当金は9円と前期の8円から増配し、2027年3月期は10円を予想している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

同社グループは2027年度をゴールとする3ヶ年の「中期経営計画2027」に取り組んでいる。短信によると、主要事業である旅客自動車運送事業で、2024年12月に取得した十全交通株式会社(現 大和自動車交通府中株式会社)が期初から連結対象となったことや、タクシー乗務員募集活動の成果による乗務員増加、提携先企業からの乗務員受入により、タクシー車両の稼働率が上昇して増収となった。営業利益は売上高の増加やコスト削減等により黒字となった。一方、不動産事業で保有物件の再開発にかかる解体費用等を特別損失として計上した。

セグメント別では、旅客自動車運送事業のタクシー部門が稼働率上昇や2026年3月16日施行の多摩地区のタクシー運賃改定等により増収となり、ハイヤー部門も収益性改善の進展等により増収となった。不動産事業は東京近郊と京都市の賃貸収益物件等を柱に収益を確保し、当期は東京都世田谷区に居住用賃貸収益物件を新たに取得した。販売事業は減収となったが、自動車燃料販売部門と金属製品製造販売部門で営業利益の確保に努めた。サービス・メンテナンス事業は、最低賃金の上昇や再施工案件の発生等により営業損失となった。

1株当たり当期純利益は50.08円(前期29.60円)、自己資本当期純利益率は2.4%(同1.4%)、売上高営業利益率は1.9%(同△0.1%)であった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高19,907百万円19,042百万円4.5%増
営業利益384百万円△21百万円-
経常利益263百万円△4百万円-
親会社株主に帰属する当期純利益222百万円132百万円68.9%増

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の総資産は29,561百万円となり、前期末に比べ469百万円減少した。現金及び預金や信託預金の減少などにより流動資産が減少した一方、不動産賃貸物件の建設に伴う建設仮勘定の増加などにより固定資産が増加した。負債は前期末に比べ783百万円減少した。短期借入金の減少などにより流動負債が減少し、長期借入金の増加などにより固定負債が増加した。純資産は9,575百万円となり、前期末に比べ313百万円増加した。自己資本比率は前期末の30.7%から32.2%に上昇した。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産29,561百万円30,031百万円
純資産9,575百万円9,262百万円
自己資本比率32.2%30.7%
1株当たり純資産2,139.28円2,069.45円

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,001百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが745百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,331百万円の支出となった。営業活動は主に減価償却費と税金等調整前当期純利益の計上、投資活動は定期預金の払戻や信託預金の減少による収入があった一方で固定資産の取得による支出があったこと、財務活動は長期借入れの実行による収入があった一方で長期借入金の返済による支出があったことによるものである。現金及び現金同等物の期末残高は3,130百万円で、前期に比べ1,076百万円減少した。

配当

2026年3月期の1株当たり年間配当金は9円(第2四半期末4円、期末5円)で、前期の8円(第2四半期末4円、期末4円)から増配した。配当金総額は40百万円、配当性向(連結)は18.0%、純資産配当率(連結)は0.4%である。2027年3月期の配当予想は年間10円(第2四半期末5円、期末5円)、予想配当性向(連結)は44.5%である。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金9.00円10.00円
うち第2四半期末4.00円5.00円
うち期末5.00円5.00円
配当性向(連結)18.0%44.5%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高21,000百万円(前期比5.5%増)、営業利益500百万円(同30.1%増)、経常利益100百万円(同62.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円(同55.1%減)である。1株当たり当期純利益は22.46円を見込む。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高21,000百万円5.5%増
営業利益500百万円30.1%増
経常利益100百万円62.0%減
親会社株主に帰属する当期純利益100百万円55.1%減

短信は今後について、主力の旅客運送事業は乗務員不足や自動運転化、人件費や物価の高騰によるコスト上昇圧力といった継続的な課題に加え、イラン情勢の長期化に伴う燃料価格高騰もあり、厳しい状況が続くとしている。一方で、2026年4月の東京都特別区・武三地区におけるタクシー運賃改定や、同年6月から予定されている配車アプリ「S.RIDE」と「Uber」の連携開始、インバウンド旅行客の利用増等により増収を見込む。不動産事業では、2026年4月30日に東京都江東区の居住用賃貸収益物件が竣工した。

継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。

本記事は大和自動車交通が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は大和自動車交通が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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