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栃木銀行、2026年3月期は連結黒字転換 期末配当2円増配で年間26円に

決算サマリー 2026.08.30
栃木銀行、2026年3月期は連結黒字転換 期末配当2円増配で年間26円に

※本記事は栃木銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

栃木銀行の2026年3月期(連結)は、経常収益545億円(前年比+95億円、+21.0%)、経常利益100億円(前期は△236億円の赤字から+336億円改善)、親会社株主に帰属する当期純利益82億円(前期は△223億円の赤字から+305億円改善)となった。資料は増収・増益の要因として、貸出金利息・有価証券利息配当金・預け金利息等の資金利益の増加、ソリューション手数料等の役務取引等利益の増加、有価証券売却損の減少、低利回りの有価証券の継続的な入替を挙げている。

業績予想(通期、経常利益91億円、親会社株主に帰属する当期純利益78億円)に対する達成率は、経常利益110.1%、当期純利益106.3%だった。資料は、2025年3月期に国内金利の上昇を見込んで低利回りの有価証券を大幅に処分しポートフォリオ見直しを実施したとし、有価証券収益性・リスクテイク余力の向上につなげたとしている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

項目2025年3月期2026年3月期前年比増減増減率業績予想(通期)業績予想に対する達成率
経常収益450億円545億円+95億円21.0%505億円108.0%
経常利益△236億円100億円+336億円-%91億円110.1%
親会社株主に帰属する当期純利益△223億円82億円+305億円-%78億円106.3%
項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
経常収益450億円545億円95億円21.0%
資金運用収益270億円364億円94億円34.6%
内、貸出金利息226億円296億円70億円30.8%
内、有価証券利息配当金25億円32億円7億円27.1%
内、預け金利息18億円35億円17億円93.2%
役務取引等収益103億円113億円10億円8.9%
有価証券売却益20億円8億円△12億円△60.1%
経常費用687億円445億円△242億円△35.2%
資金調達費用24億円76億円52億円216.7%
内、預金利息18億円62億円44億円234.0%
役務取引等費用40億円42億円2億円5.1%
有価証券売却損353億円23億円△330億円△93.4%
営業経費226億円249億円23億円10.1%
不良債権処理費用15億円23億円8億円50.2%
経常利益△236億円100億円336億円
法人税等△13億円13億円26億円
親会社株主に帰属する当期純利益△223億円82億円305億円
連結決算の概要(連結損益計算書抜粋)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.4

単体業績(2026年3月期 実績)

単体決算も連結決算と同様の理由により増収・増益となった。資料は、主に預金利息等の資金調達費用や経費が増加したものの、貸出金利息等の増加が上回りコア業務純益(除く投信解約損益)は前期比+13億円(+14.7%)の増益となったとしている。

項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
経常収益400億円483億円83億円20.5%
資金運用収益270億円365億円95億円34.7%
内、貸出金利息226億円297億円71億円31.0%
内、有価証券利息配当金25億円32億円7億円27.3%
内、預け金利息18億円35億円17億円93.2%
役務取引等収益91億円97億円6億円5.6%
有価証券売却益20億円7億円△13億円△60.9%
経常費用641億円394億円△247億円△38.5%
資金調達費用23億円76億円53億円221.5%
内、預金利息18億円62億円44億円234.0%
役務取引等費用43億円45億円2億円4.8%
有価証券売却損353億円23億円△330億円△93.4%
経費214億円240億円26億円12.0%
不良債権処理費用15億円22億円7億円51.0%
コア業務純益(除く投信解約損益)84億円97億円13億円14.7%
実質業務純益△228億円77億円305億円
業務純益△211億円78億円289億円
経常利益△240億円88億円328億円
法人税等△15億円10億円25億円
当期純利益△224億円80億円304億円
単体決算の概要(単体損益計算書抜粋)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.5

健全性指標(単体・連結)

連結自己資本比率は、貸出金の増加に伴うリスクアセットの増加により、2025年3月末比0.19ポイント低下の9.91%となった(当行は「国内基準行」で4%以上が求められる)。連結ROE(自己資本利益率)は前期の△14.80%から20.06ポイント改善し5.26%となった。不良債権比率(単体、金融再生法開示債権比率)は2025年3月末比0.08ポイント低下の2.04%で、金融再生法開示債権は同38億円増加(+8.0%)の508億円だった。預貸率(単体)は2025年3月末比7.2ポイント上昇の77.4%。その他有価証券評価損益(単体、金利スワップによる繰延ヘッジ評価損益含む)は2025年3月末比33億円改善したものの、△48億円のマイナスだった。

自己資本比率と連結ROEの推移
出典:2026年3月期決算説明資料 P.14

通期業績予想(2027年3月期)と株主還元

資料は、2026年3月期の期末配当について、配当予想公表時(2025年10月29日)の12円00銭から2円00銭増配し14円00銭にするとしている。これにより中間配当12円00銭とあわせて年間配当額は26円00銭となる。2027年3月期の年間配当は30円00銭を予定している。株主還元方針は、2026年3月期まで総還元性向30%~35%を目安とし、2027年3月期からは第12次中期経営計画期間中(2026年4月~2030年3月)に配当性向40%程度を目指すとしている。自己株式の取得については、資本水準や市場動向等を踏まえ機動的に実施するとしている。

項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予定)
中間配当3.0円3.5円12.00円15.0円
期末配当3.0円3.5円14.00円15.0円
年間配当6.0円7.00円26.00円30.00円
配当性向30.0%赤字計上33.0%35.0%(見込み)
配当および株主還元方針
出典:2026年3月期決算説明資料 P.15

※本記事は栃木銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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