※本記事はリンガーハットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社リンガーハットは2026年2月期の連結業績を公表した。売上高は前期比102.9%の45,084百万円で増収となった一方、原材料高騰や人件費増などにより営業利益は前期比△275百万円の1,418百万円、経常利益は前期比+15百万円の1,598百万円となった。繰延税金資産の見直しにより法人税等調整額を△597百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+759百万円の1,727百万円となり、計画を上回った。
連結業績(2026年2月期 実績)
既存店売上高(グループ店舗売上高分析ベース)は前期比+3.3%、客数は同△0.3%、客単価は同+3.6%。フランチャイズ店を含む店舗売上高は前期比+2.1%。売上原価率は34.3%(前期比+0.2pt)、販管費率は62.6%(前期比+0.5pt)に上昇し、うち人件費率は31.8%(前期比+0.3pt)。
| 項目 | 当期(2026年2月期) | 前期(2025年2月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 総売上高 | 51,040 | 49,908 | 102.3% |
| 売上高 | 45,084 | 43,794 | 102.9% |
| 売上原価 | 15,443 | 14,913 | 103.6% |
| 売上総利益 | 29,641 | 28,881 | 102.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 28,223 | 27,187 | 103.8% |
| 営業利益 | 1,418 | 1,694 | 83.7% |
| 経常利益 | 1,598 | 1,582 | 101.0% |
| 特別損失 | 119 | 270 | 44.4% |
| 法人税等 | △249 | 377 | — |
| 当期純利益 | 1,727 | 968 | 178.4% |
主な特別損失として、退店決定店舗等に伴う減損損失74百万円、店舗閉鎖損失1百万円、改装時設備入替・退店店舗等に伴う固定資産除却損43百万円を計上した。

セグメント別の状況
ちゃんぽん事業(リンガーハット)、とんかつ事業(濵かつ・卓袱浜勝)ともに増収減益となった。ちゃんぽん事業の売上高は36,884百万円(前期比+1,161百万円)、営業利益は1,145百万円(前期比△220百万円)。とんかつ事業の売上高は8,008百万円(前期比+106百万円)、営業利益は140百万円(前期比△149百万円)。両事業の営業利益の合計は1,285百万円で、連結営業利益1,418百万円とは一致しない。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年2月期) | 前期 |
|---|---|---|---|
| ちゃんぽん事業(リンガーハット) | 売上高 | 36,884 | 35,722 |
| ちゃんぽん事業(リンガーハット) | 営業利益 | 1,145 | 1,366 |
| とんかつ事業(濵かつ・卓袱浜勝) | 売上高 | 8,008 | 7,901 |
| とんかつ事業(濵かつ・卓袱浜勝) | 営業利益 | 140 | 289 |

通期業績予想
2027年2月期の通期業績予想は、総売上高52,250百万円(前期比102.4%)、売上高47,300百万円(同104.9%)、営業利益2,200百万円(同155.1%)、経常利益2,040百万円(同127.6%)。親会社株主に帰属する当期純利益は1,200百万円(同69.5%)で、前期実績1,727百万円を下回る計画となっている。原材料費・物流費の高騰や継続的な採用難など事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くと予想し、既存店売上高は2月の価格改定を加味し前期比の水準に対して、長崎ちゃんぽん事業が103.2%、とんかつ事業が103.0%という前提で設定した。
| 項目 | 2026年2月期実績 | 2027年2月期計画 | 前期差 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 総売上高 | 51,040 | 52,250 | 1,210 | 102.4% |
| 売上高 | 45,084 | 47,300 | 2,215 | 104.9% |
| 営業利益 | 1,418 | 2,200 | 781 | 155.1% |
| 経常利益 | 1,598 | 2,040 | 441 | 127.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,727 | 1,200 | ▲527 | 69.5% |

中期経営計画
2026年度~2028年度中期経営計画をもとに、2029年2月期までの売上高・営業利益計画を示した。強みである「安全・安心で健康に良い商品」を軸に、「食」をあらゆる販売チャネルで提供し、ESG視点での経営基盤を固め、事業の成長を目指すとしている。2027年2月期は17店舗(上半期9店、下半期8店)の出店を計画している。
| 項目 | 2026年2月期実績 | 2027年2月期計画 | 2028年2月期計画 | 2029年2月期計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 45,084 | 47,300 | 49,700 | 52,300 |
| 営業利益 | 1,418 | 2,200 | 2,900 | 3,800 |

※本記事はリンガーハットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。