ユニ・チャーム

ユニ・チャーム、2025年12月期はコア営業利益21.4%減の1,089億円 26年12月期は増収増益・初の売上高1兆円超え計画

決算サマリー 2026.08.11
ユニ・チャーム、2025年12月期はコア営業利益21.4%減の1,089億円 26年12月期は増収増益・初の売上高1兆円超え計画

※本記事はユニ・チャームが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ユニ・チャームの2025年12月期(1月1日〜12月31日)連結業績は、売上高9,453億円(前期比4.4%減)、コア営業利益1,089億円(同21.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益652億円(同20.3%減)となった。日本は0.8%増収・0.9%減益と底堅く推移した一方、アジアは中国・インドネシアの競争激化や一過性費用の発生により減益幅が拡大し、アジア・その他地域の合算では7.1%減収・41.1%減益となった。株主還元は減益局面においても計画どおり1株当たり18円の配当(24期連続増配)と220億円の自己株式取得を実施した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は前期9,890億円から9,453億円へ4.4%減収(実質増減率-3.5%)。コア営業利益は広告費・物流費・人件費等の増加に加え減収影響も響き、前期1,385億円から1,089億円へ21.4%減益(利益率11.5%、前期比-2.5pt)となった。税引前当期利益は1,054億円(同21.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は652億円(同20.3%減)、基本的1株当たり当期利益は37.30円(前期46.41円)。EBITDA(税引前当期利益+償却費+減損損失+評価損失)は1,661億円(同8.7%減)だった。

項目24/12月期25/12月期増減額増減率
売上高(億円)9,8909,453-437-4.4%
コア営業利益(億円/利益率)1,385(14.0%)1,089(11.5%)-296(-2.5pp)-21.4%
税引前当期利益(億円/利益率)1,345(13.6%)1,054(11.1%)-292(-2.5pp)-21.7%
親会社の所有者に帰属する当期利益(億円/利益率)818(8.3%)652(6.9%)-166(-1.4pp)-20.3%
EBITDA(億円)1,8201,661-159-8.7%
基本的1株当たり当期利益(円)46.4137.30-9.11-19.6%

セグメント別(所在地別・事業別)の状況

所在地別では、日本は売上高3,425億円(同0.8%増収)・コア営業利益674億円(同0.9%減益、利益率19.7%)とインフレ下でもシェアを堅持。アジアは売上高3,893億円(同12.1%減収)・コア営業利益114億円(同73.4%減益、利益率2.9%)と、中国のブランド信頼回復やインドネシアのディストリビューター変更に伴う出荷調整が利益を圧迫した。その他地域は売上高2,135億円(同3.7%増収)・コア営業利益300億円(同9.6%増益、利益率14.0%)と、北米のペットケア事業の高成長などにより増収増益となった(P.6)。事業別では、パーソナルケアが売上高7,744億円(同6.3%減収)・コア営業利益832億円(同25.0%減益、利益率10.7%)、ペットケアは売上高1,561億円(同5.0%増収)・コア営業利益241億円(同6.9%減益、利益率15.4%)となった(P.9)。

セグメント指標当期(25/12月期)前期(24/12月期)
日本売上高(億円)3,4253,399
日本コア営業利益(利益率)674(19.7%)680(20.0%)
アジア売上高(億円)3,8934,431
アジアコア営業利益(利益率)114(2.9%)429(9.7%)
その他売上高(億円)2,1352,059
その他コア営業利益(利益率)300(14.0%)274(13.3%)
連結売上高(億円)9,4539,890
連結コア営業利益(利益率)1,089(11.5%)1,385(14.0%)
所在地別セグメント情報
出典:ユニ・チャーム 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.6
事業別セグメント情報
出典:ユニ・チャーム 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.9

通期業績予想

2026年12月期の連結業績予想は、売上高10,100億円(前期比6.8%増、実質+6.4%)、コア営業利益1,360億円(同24.9%増、利益率13.5%)、税引前当期利益1,358億円(同28.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益865億円(同32.6%増、過去最高更新見込み)、基本的1株当たり当期利益49.71円を計画。売上高は初の1兆円超えを見込み、アジアの回復が全社業績をけん引する。原材料関連費用は年間約130億円のコストダウンを見込み、設備投資額400億円、減価償却費470億円を計画している。

項目予想(26/12月期)前期(25/12月期実績)
売上高10,100億円(+6.8%)9,453億円
コア営業利益(利益率)1,360億円(13.5%)(+24.9%)1,089億円(11.5%)
税引前当期利益(利益率)1,358億円(13.4%)(+28.9%)1,054億円(11.1%)
親会社の所有者に帰属する当期利益(利益率)865億円(8.6%)(+32.6%)652億円(6.9%)
基本的1株当たり当期利益(円)49.71円(+33.3%)37.30円
2026年12月期連結業績予想サマリー
出典:ユニ・チャーム 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.12

株主還元

第13次中期経営計画では、総還元性向を「50%以上→65%以上」へ引き上げ、DOE(株主資本配当率)4.5%超を5年間継続する資本政策を指針としている。2025年12月期は1株当たり配当18.0円(24期連続増配)、自己株式220億円の取得を計画どおり実施した。2026年12月期は1株当たり配当22.0円(25期連続増配を計画)、自己株式190億円の取得を計画し、配当と自己株式取得を合わせた総還元性向65%以上を目指す。

項目予想(26/12月期)前期(25/12月期実績)
1株当たり配当金22.0円18.0円
自己株式取得額190億円220億円
自己株式取得の推移
出典:ユニ・チャーム 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.18

中期経営計画/トピック

2026年度からの第13次中期経営計画を見据え、「攻めの投資」と「構造改革」を加速し、持続的成長に向けた強固な基盤構築を推進している。中国はブランド信頼回復に注力、インドネシアはディストリビューター変更に起因する出荷調整に対応しつつ、目先のトップラインよりも次期中計を見据えた土台作りを優先。北米ではペットケア事業が関税政策への対応を進めながら高成長を継続している。資本政策面では、事業成長と資本政策の再構築(Rebirth)の両輪でPBR最大化を図り、2030年のROE17%目標達成を目指す。

※本記事はユニ・チャームが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次