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明和産業、2026年3月期は増収・営業利益15.8%増 「PI2028」で累進配当導入

決算サマリー 2026.08.26
明和産業、2026年3月期は増収・営業利益15.8%増 「PI2028」で累進配当導入

※本記事は明和産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

明和産業は2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は1,649億円(前期比+5.2%)、営業利益は41.3億円(同+15.8%)と増収・営業利益二桁増益の堅調な決算となった。経常利益はグループ会社クミ化成の持分法投資損益減少や為替差損の影響で微減となったが、当期純利益は政策保有株式の売却益も寄与し前年並みを確保した。同日公表の中期経営計画「PI2028」では、一株当たり年間42円を起点とする累進配当の導入を柱の一つに掲げた。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は1,649億円、営業利益は41.3億円(率2.5%)で前期比+15.8%の増益。経常利益は44.4億円(同▲1.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は33.7億円(同▲0.1%)とほぼ前年並みとなった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高(百万円)164,927156,727+5.2%
営業利益(百万円)4,1323,568+15.8%
経常利益(百万円)4,4384,520▲1.8%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)3,3743,376▲0.1%

セグメント別の状況

第一事業はアンチモン価格の高騰を背景に難燃剤の販売が好調で増収増益。第二事業は海外向けベースオイル・添加剤や冷凍機油の販売数量が減少し減収となったが、前年度に計上した冷凍機油の在庫評価損の反動で増益。第三事業は合成樹脂原料・無機薬品が好調で増収となったが、株式会社タカロクの株式取得関連費用計上により減益。電池・自動車事業は中国での車載用電池材料販売が堅調で増収となったが、クミ化成グループの北米事業低迷により減益となった。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期
第一事業売上高(百万円)44,69842,340
第一事業セグメント利益(百万円)2,5002,370
第二事業売上高(百万円)40,43543,790
第二事業セグメント利益(百万円)925804
第三事業売上高(百万円)66,95959,880
第三事業セグメント利益(百万円)9531,031
電池・自動車事業売上高(百万円)12,83410,715
電池・自動車事業セグメント利益(百万円)23408
各セグメントの業績ハイライト
出典:明和産業 2026年3月期決算 中期経営計画2028 P.13

通期業績予想

2027年3月期は売上高1,700億円(前期比+3.1%)、経常利益48億円(同+8.2%)、当期純利益37億円(同+9.7%)と堅調な業績を見込む。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上高(百万円)170,000164,927+3.1%
営業利益(百万円)4,2004,132+1.6%
経常利益(百万円)4,8004,438+8.1%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)3,7003,374+9.7%
2027年3月期業績予想
出典:明和産業 2026年3月期決算 中期経営計画2028 P.19

株主還元

中期経営計画「PI2028」において、配当性向50%を基本とする従来方針から、一株当たり年間42円を起点とする累進配当を導入する方針へ転換した。自己株取得は26年2月公表分25億円を含め、50億円を上限に機動的に実施する。

株主還元方針
出典:明和産業 2026年3月期決算 中期経営計画2028 P.36

中期経営計画「PI2028」

2026年5月20日に公表した中期経営計画「PI2028」では、①事業ポートフォリオ変革とM&Aや事業投資による非連続な成長の実現、②価値を創り出す人材への投資と挑戦を支える組織力の強化、③株価を意識した資本政策の徹底、の3つを柱に掲げる。2028年度の定量目標は連結純利益45億円(2025年度33億円)、ROE10%以上(同8.5%)、成長投資金額累計100億円、人材投資10億円などとしている。

PI2028 事業ポートフォリオと施策
出典:明和産業 2026年3月期決算 中期経営計画2028 P.30

※本記事は明和産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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