※本記事はカメイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
カメイは2026年3月期の連結業績で、売上高583,078百万円(前期比+1.5%、期初予想比99.5%)、営業利益16,975百万円(前期比+6.7%、期初予想比108.1%)を計上し、売上高(3期連続)・営業利益(5期連続)ともに過去最高を更新した。経常利益は18,655百万円(前期比+5.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は11,900百万円(前期比+11.3%)となった。事業動向は自動車関連セグメント・食料セグメントの売上高伸長が寄与して増収を達成し、営業利益はエネルギーセグメントが石油販売等の増益で牽引したほか、自動車関連・食料セグメントも増益となった一方、海外・貿易セグメント・ファーマシーセグメントは減益となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
収益性も改善し、営業利益率は2.8%から2.9%へ、経常利益率は3.1%から3.2%へ上昇した。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 583,078 | 574,281 | +1.5% |
| 売上総利益(百万円) | 99,877 | 93,037 | +7.4% |
| 販売費及び一般管理費(百万円) | 82,901 | 77,125 | +7.5% |
| 営業利益(百万円) | 16,975 | 15,912 | +6.7% |
| 経常利益(百万円) | 18,655 | 17,746 | +5.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 11,900 | 10,690 | +11.3% |
セグメント別の状況
売上高はエネルギー・食料・自動車関連セグメントが伸長し、当該3セグメントは営業利益ベースでも増益となった。海外・貿易セグメントは既存3社の連結子会社化や米国のインフレにより売上高は伸長したものの、米国関税政策の影響等により減益。ファーマシーセグメントは処方箋単価の上昇により増収となったものの、人件費等の経費増を売上総利益でカバーしきれず、セグメント利益は244百万円から△88百万円へ悪化した。
| セグメント | 指標(百万円) | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 売上高 | 279,608 | 282,681 |
| エネルギー | セグメント利益 | 7,456 | 5,843 |
| 食料 | 売上高 | 39,141 | 36,679 |
| 食料 | セグメント利益 | 671 | 85 |
| 建設関連 | 売上高 | 48,376 | 48,031 |
| 建設関連 | セグメント利益 | 1,248 | 1,413 |
| 自動車関連 | 売上高 | 80,258 | 73,584 |
| 自動車関連 | セグメント利益 | 4,982 | 4,547 |
| 海外・貿易 | 売上高 | 91,164 | 89,948 |
| 海外・貿易 | セグメント利益 | 4,159 | 4,986 |
| ペット関連 | 売上高 | 14,475 | 14,311 |
| ペット関連 | セグメント利益 | 124 | 204 |
| ファーマシー | 売上高 | 20,395 | 19,861 |
| ファーマシー | セグメント利益 | △88 | 244 |
| その他 | 売上高 | 9,658 | 9,182 |
| その他 | セグメント利益 | 1,489 | 1,186 |

通期業績予想(2027年3月期)
通期は、増収(前期比+5.5%)減益(前期比△7.5%)を見込む。イラン情勢の不透明感等により、エネルギーセグメントは増収確保も減益を予想。利益率は、前年下期の高収益の反動により、当期は若干低下する見込み。為替の前提条件は1ドル=155円(前期は1ドル=150円)、原油価格の前提条件はドバイ原油=100ドル/bbl(前期は72ドル/bbl)。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 615,000 | 583,078 | +5.5% |
| 営業利益(百万円) | 15,700 | 16,975 | △7.5% |
| 経常利益(百万円) | 17,500 | 18,655 | △6.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 11,000 | 11,900 | △7.6% |

株主還元
期末配当を65円/株へ増配し、2026年3月期の年間配当は115円/株(11期連続増配)となった。株主還元方針は「累進配当」と「配当性向30%目安から段階的に40%目安への引き上げ」を基本とする。2027年3月期は年間130円/株(中間配当65円、期末配当65円)を予定しており、12期連続増配の見込み。また2026年3月時点で100株以上を1年以上継続保有する株主向けに株主優待制度を新設した。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予定) |
|---|---|---|
| 期末配当 | 65円/株 | 65円/株 |
| 年間配当 | 115円/株(11期連続増配) | 130円/株(12期連続増配見込み) |

トピックス
2026年3月期第4四半期に新規事業を2件スタート。食料セグメントでは2026年2月、AIスマート農業技術を活用した次世代アグリ事業を開始し、省力化・高付加価値化農産物の産地化により高齢化・担い手不足などの課題解決を目指す。エネルギーセグメントでは2026年3月、東北エリアの中小型太陽光発電所を取得・集約する百年ソーラー東北事業を開始し、発電所の再生・効率化による長期安定運用とグリーン電力確保、東北エリアのカーボンニュートラル推進を図る。

※本記事はカメイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。