※本記事は豊田通商が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
豊田通商の2026年3月期(26/3期)通期累計実績は、収益11兆5,619億円(前期比+12%)、営業利益5,452億円(同+10%)、税後利益3,705億円(同+2%)で、税後利益は過去最高益を達成した。修正後通期業績予想(3,600億円)に対する達成率は103%。2027年3月期(27/3期)は税後利益4,000億円(前期比+8%)を予想している。
連結業績(当期 実績)
26/3期の収益は11兆5,619億円(前期10兆3,095億円、+12,524億円・+12%、うち為替影響+1,431億円)、売上総利益は1兆2,644億円(前期1兆1,211億円、+1,433億円・+13%)。販管費及び一般管理費は7,122億円(前期6,167億円、+955億円・+15%)に増加し、営業利益は5,452億円(前期4,971億円、+481億円・+10%)、税引前利益は5,649億円(前期5,368億円、+281億円・+5%)、税後利益は3,705億円(前期3,625億円、+80億円・+2%)となった。一過性損益は前期の+110億円から今期は▲150億円となり、差引▲260億円の影響があった。
| 項目 | 26/3期(当期) | 25/3期(前期) | 増減(率) |
|---|---|---|---|
| 収益 | 11兆5,619億円 | 10兆3,095億円 | +12,524億円(+12%) |
| 売上総利益 | 1兆2,644億円 | 1兆1,211億円 | +1,433億円(+13%) |
| 販管費及び一般管理費 | ▲7,122億円 | ▲6,167億円 | ▲955億円(+15%) |
| 営業利益 | 5,452億円 | 4,971億円 | +481億円(+10%) |
| 税引前利益 | 5,649億円 | 5,368億円 | +281億円(+5%) |
| 税後利益 | 3,705億円 | 3,625億円 | +80億円(+2%) |

セグメント別(本部別)の状況
本部別税後利益(通期累計実績対比)では、モビリティが豪亜を中心とした自動車販売台数増加等により573億円から639億円(+66億円・+12%)に、アフリカが西アフリカ地域を中心とした自動車販売台数増加等により795億円から940億円(+145億円・+18%)に、サプライチェーンが豪亜を中心とした自動車生産関連取扱い増加等により492億円から528億円(+36億円・+7%)に、デジタルソリューションがメモリ関連取扱い増加及びシステム事業案件増加等により307億円から339億円(+32億円・+10%)に、ライフスタイルが南米食料事業の市況上昇や保険事業取扱い増加等により153億円から207億円(+54億円・+35%)に、それぞれ増益となった。一方、グリーンインフラは機械関連事業の取扱い増加があったものの国内発電事業における一過性損失等により365億円から179億円(▲186億円・▲51%)に減益、メタル+(Plus)は北米を中心とした自動車生産関連取扱い増加の一方で鋼材価格下落等により434億円から431億円(▲3億円・▲1%)、サーキュラーエコノミーは資源市況の上昇があったものの一過性要因等により469億円から448億円(▲21億円・▲4%)に、それぞれ減益となった。合計では3,625億円から3,705億円(+80億円・+2%)。
| 本部 | 26/3期通期累計 | 25/3期通期累計 | 増減(率) |
|---|---|---|---|
| メタル+(Plus) | 431億円 | 434億円 | ▲3億円(▲1%) |
| サーキュラーエコノミー | 448億円 | 469億円 | ▲21億円(▲4%) |
| サプライチェーン | 528億円 | 492億円 | +36億円(+7%) |
| モビリティ | 639億円 | 573億円 | +66億円(+12%) |
| グリーンインフラ | 179億円 | 365億円 | ▲186億円(▲51%) |
| デジタルソリューション | 339億円 | 307億円 | +32億円(+10%) |
| ライフスタイル | 207億円 | 153億円 | +54億円(+35%) |
| アフリカ | 940億円 | 795億円 | +145億円(+18%) |
| 合計 | 3,705億円 | 3,625億円 | +80億円(+2%) |

通期業績予想(2027年3月期)
27/3期の業績予想は、売上総利益1兆3,320億円(26/3期実績1兆2,644億円比+676億円・+5%)、営業利益5,870億円(同5,452億円比+418億円・+8%)、税後利益4,000億円(同3,705億円比+295億円・+8%)。為替前提は USD150円(26/3期実績151円から▲1円)、EUR175円(26/3期実績175円から±0円)。本部別税後利益予想では、合計3,705億円から4,000億円への増益のうち、グリーンインフラが179億円から300億円、モビリティが639億円から690億円、サーキュラーエコノミーが448億円から510億円などへの増益を見込む一方、ライフスタイルは207億円から160億円への減益を見込む。
| 項目 | 27/3期予想 | 26/3期(実績) | 増減(率) |
|---|---|---|---|
| 売上総利益 | 1兆3,320億円 | 1兆2,644億円 | +676億円(+5%) |
| 営業利益 | 5,870億円 | 5,452億円 | +418億円(+8%) |
| 税後利益 | 4,000億円 | 3,705億円 | +295億円(+8%) |

株主還元
配当性向は23/3期25.0%、24/3期29.7%、25/3期30.6%、26/3期34.2%と推移し、1株当たり配当金額(年間)は26/3期120円(予想)、27/3期125円を予定。2026年3月期から2028年3月期の3期間において累進配当を継続し、自己株式取得を含む総還元性向40%以上を目指す方針で、18期連続の増配を予定している。27/3期は自己株式取得6,636億円を計画しており、総還元性向は26/3期34.2%(予想)に対し27/3期は195.2%を見込む。
| 項目 | 26/3期 | 27/3期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金額(年間) | 120円(予想) | 125円 |
| 自己株式取得 | - | 6,636億円 |
| 総還元性向 | 34.2%(予想) | 195.2% |

財務健全性
26/3末の総資産は8兆5,236億円(25/3末比+14,662億円、うち為替影響+3,764億円)、自己資本は3兆1,575億円(同+5,333億円)、ネット有利子負債は9,440億円(同▲922億円)、ネットDERは0.30倍(25/3末0.39倍から▲0.09)、ROEは12.8%(前期14.2%から▲1.4pt)。財務規律としてネットDER0.8倍未満、RA(リスクアセット)/RB(リスクバッファー)比率1.0倍未満を目標としており、26/3末はRA約18,700億円・RB約29,900億円でRA:RB比率0.6:1(前年同期末も0.6:1)となっている。
※本記事は豊田通商が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。