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ニチハ、2026年3月期は減収も営業増益 米国事業撤退の特別損失で最終減益

決算サマリー 2026.08.21
ニチハ、2026年3月期は減収も営業増益 米国事業撤退の特別損失で最終減益

※本記事はニチハが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ニチハは2026年3月期の連結業績で、売上高143,740百万円(前期比3.2%減)の減収となった一方、営業利益は9,355百万円(同34.6%増)、経常利益は10,246百万円(同41.3%増)と増益を確保した。米国の住宅向け汎用外装材事業からの撤退に伴い特別損失5,401百万円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は2,486百万円(同8.1%減)となった。なお本資料は速報版であり、中期経営計画等を含む詳細は2026年5月28日に追加公表される予定。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高143,740百万円(前期比3.2%減)で減収となったが、営業利益は9,355百万円(同34.6%増、営業利益率6.5%)、経常利益は10,246百万円(同41.3%増)と増益を確保した。一方、米国の住宅向け汎用外装材事業からの撤退に伴い特別損失5,401百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は2,486百万円(同8.1%減)となった。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
売上高143,740百万円148,478百万円△3.2%(△4,738百万円)
営業利益9,355百万円(利益率6.5%)6,951百万円(利益率4.7%)+34.6%(+2,403百万円)
経常利益10,246百万円7,254百万円+41.3%(+2,992百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益2,486百万円2,706百万円△8.1%(△220百万円)
連結業績サマリー
出典:ニチハ 2026年3月期 決算説明資料(速報版) P.3

国別業績の状況

国内は売上高115,269百万円(前期119,494百万円)に対し、営業利益は6,560百万円(前期4,535百万円、同44.7%増)となった。米国は売上高29,584百万円(197.7百万US$、前期211.0百万US$)、営業利益1,875百万円(12.5百万US$、前期13.2百万US$)で、住宅向け汎用外装材事業は売上高46.2百万US$(前期69.0百万US$)に対し営業損益は9.4百万US$の損失(前期4.2百万US$の損失)となった一方、コマーシャル(高級品)事業は売上高151.4百万US$(前期142.0百万US$)、営業利益21.9百万US$(前期17.4百万US$、同25.7%増)と伸長した。中国は売上高3,930百万円(前期4,068百万円)、営業利益342百万円(前期154百万円)となった。

国・地域指標2026年3月期2025年3月期
国内売上高115,269百万円119,494百万円
国内営業利益6,560百万円4,535百万円
米国売上高29,584百万円(197.7百万US$)32,015百万円(211.0百万US$)
米国営業利益1,875百万円(12.5百万US$)2,007百万円(13.2百万US$)
中国売上高3,930百万円4,068百万円
中国営業利益342百万円154百万円
連結計売上高143,740百万円148,478百万円
連結計営業利益9,355百万円6,951百万円
国別業績(2026年3月期実績)
出典:ニチハ 2026年3月期 決算説明資料(速報版) P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高141,000百万円(前期比1.9%減)、営業利益9,600百万円(同2.6%増、営業利益率6.8%)、経常利益9,800百万円(同4.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益8,000百万円(同221.7%増)としている。国別の営業利益予想は、国内5,180百万円(前期比21.1%減)、米国3,690百万円(同96.7%増)、中国320百万円(同6.4%減)。市場前提として、新設住宅着工戸数は前期比0.3%減、業界全体のサイディング販売数量は23,400千坪(前期比4.5%減)を見込む。海外子会社の円換算レートは1US$=155.00円(前期149.62円)、1元=22.00円(前期20.81円)を前提とする。中東情勢の緊迫化による原油価格上昇(原油価格90ドル/バレルを前提)について、エネルギーコストの上昇分約10億円を予想に織り込んでいるが、原油由来の住宅資材の価格高騰や住宅需要への影響は現時点で合理的な見積もりが困難として織り込んでいない。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績前期比
売上高141,000百万円143,740百万円△1.9%(△2,740百万円)
営業利益9,600百万円(利益率6.8%)9,355百万円(利益率6.5%)+2.6%(+244百万円)
経常利益9,800百万円10,246百万円△4.4%(△446百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益8,000百万円2,486百万円+221.7%(+5,513百万円)
2027年3月期業績予想
出典:ニチハ 2026年3月期 決算説明資料(速報版) P.13

株主還元

配当は、2026年3月期(予定)が中間57.00円・期末57.00円の年間114円、2027年3月期(予想)も年間114円(中間57.00円・期末57.00円)とし、配当性向は47.3%を見込む。年間配当金は2020年3月期60円、2021年3月期73円、2022年3月期97円、2023年3月期114円、2024年3月期114円、2025年3月期97円と推移している。

決算期中間配当金期末配当金年間配当金
2020年3月期30.00円30.00円60円
2021年3月期27.50円45.50円73円
2022年3月期42.00円55.00円97円
2023年3月期57.00円57.00円114円
2024年3月期57.00円57.00円114円
2025年3月期48.50円48.50円97円
2026年3月期(予定)57.00円57.00円114円
2027年3月期(予想)57.00円57.00円114円(配当性向47.3%)
配当金の推移
出典:ニチハ 2026年3月期 決算説明資料(速報版) P.15

その他のトピック

2027年3月期の設備投資は6,775百万円(前期3,860百万円)を計画し、うち物流新倉庫向けに2,029百万円を予定する。減価償却費は5,631百万円(前期5,320百万円)を見込む。なお本資料は速報版であり、中期経営計画等を含む追加情報は2026年5月28日に公表される予定。

※本記事はニチハが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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