※本記事はJSPが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
JSPの2026年3月期(2025年度)連結業績は、売上高145,456百万円(前期比2.3%増)、営業利益7,765百万円(同12.7%増)、経常利益8,092百万円(同10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,602百万円(同30.3%増)となった。付加価値の高い製品の販売増加により収益性が改善し、営業利益率は4.8%から5.3%に上昇した。配当金は年間90円(前期比+10円)とし、2023年度から3期連続の増配となった。
連結業績(当期 実績)
販売数量は前年同期並みとなったが、付加価値の高い製品が好調に推移し売上高は前年同期比2.3%増の145,456百万円。営業利益は同12.7%増の7,765百万円、経常利益は同10.7%増の8,092百万円。親会社株主に帰属する当期純利益は特別利益の計上もあり同30.3%増の6,602百万円となった。1株当たり当期純利益は193円31銭から251円92銭に増加し、自己資本利益率(ROE)は5.2%から6.3%に上昇した。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 145,456百万円 | 142,250百万円 | +2.3% |
| 営業利益 | 7,765百万円 | 6,888百万円 | +12.7% |
| 経常利益 | 8,092百万円 | 7,311百万円 | +10.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,602百万円 | 5,066百万円 | +30.3% |
| 1株当たり当期純利益 | 251円92銭 | 193円31銭 | – |

セグメント別(事業別)の状況
押出事業は、建築・住宅分野向けの付加価値の高い製品(ミラフォームラムダ、プレカット品等)の販売割合増加や土木分野向け販売の増加により増収増益。ビーズ事業は、自動車分野・非自動車分野ともに販売が増加したことに加え、高機能材製品の販売増加や固定費の削減などにより増益となった。
| 事業 | 指標 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 押出事業 | 売上高 | 49,550百万円 | 49,385百万円 | +0.3% |
| 押出事業 | 営業利益 | 2,058百万円 | 1,645百万円 | +25.1% |
| ビーズ事業 | 売上高 | 95,905百万円 | 92,865百万円 | +3.3% |
| ビーズ事業 | 営業利益 | 6,633百万円 | 6,373百万円 | +4.1% |

通期業績予想
2027年3月期は、売上高164,000百万円(前期比12.7%増)を見込む一方、原料・エネルギー価格の上昇や物価高騰による需要減少の影響から、営業利益7,000百万円(同9.9%減)、経常利益7,200百万円(同11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,000百万円(同24.3%減)を予想。自己資本利益率(ROE)は4.6%(同1.7pt減)を見込む。前提となるドバイ原油価格は90~100USD/BL、為替レートは160円/USDとしている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(前期実績) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 164,000百万円 | 145,456百万円 | +12.7% |
| 営業利益 | 7,000百万円 | 7,765百万円 | △9.9% |
| 経常利益 | 7,200百万円 | 8,092百万円 | △11.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,000百万円 | 6,602百万円 | △24.3% |
| 自己資本利益率(ROE) | 4.6% | 6.3% | △1.7pt |

株主還元
配当金は2025年度(2026年3月期)に年間90円(前期比+10円)とし、2023年度から3期連続の増配。2027年3月期は年間100円(同+10円)を予想しており、4期連続の増配を予定している。中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)における株主還元は配当性向35%以上を方針とする。
| 期 | 配当金(年間) | 増減 |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 65円 | – |
| 2025年3月期 | 80円 | +15円 |
| 2026年3月期(実績) | 90円 | +10円 |
| 2027年3月期(予想) | 100円 | +10円 |
中期経営計画・キャピタルアロケーション
中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)では、営業キャッシュ・フローをベースに収益性強化を目的とした戦略的投資を実施。2025年3月期~2027年3月期見通しの累計で、営業キャッシュ・フロー約365億円に対し、株主還元約70億円、戦略的投資・維持投資等約295億円を計画しており、ARPRO®事業の増産・合理化投資に注力し概ね計画通り推移しているとしている。計画全体としては、営業CF370億円、戦略的投資・維持投資等300億円、株主還元は配当性向35%以上を方針としている。

※本記事はJSPが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。