ウイルコホールディングス

ウイルコホールディングス、2025年10月期は営業損失623百万円 親会社株主に帰属する当期純損失948百万円

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事はウイルコホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ウイルコホールディングスが公表した2025年10月期(2024年11月1日~2025年10月31日)の連結決算短信によると、売上高は8,478百万円(前期比1.4%減)、営業損失は623百万円(前期は213百万円の損失)、経常損失は651百万円(同170百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は948百万円(同436百万円の損失)となり、損失額は前期から拡大した。期末配当は1株当たり2円で、原資は全額が資本剰余金である。

目次

連結業績(2025年10月期 実績)

主力の情報・印刷事業では、2025年7月1日に株式会社ウエーブの全株式を取得して連結子会社化し、4ヶ月分ではあるが売上増加に貢献した。ECサイト経由の受注は堅調に推移したものの、ECサイト経由以外の印刷受注減をカバーできず、セグメント売上高は減少した。利益面では、印刷需要構成の変化に応じた設備の最適化や統廃合等の合理化によるコスト削減を進める一方、原材料費、電力料金、物流費等の上昇に加え、東京支店の事務所移転に伴う一時的な費用も重なり、セグメント損失(前期はセグメント利益)となった。

知育事業は、新商品開発や新たな販路の開拓に努めたが、出版事業、幼保事業ともに売上高が減少し、セグメント損失を計上した。通信販売事業は、受注獲得効率の高い商品の販売に注力し広告宣伝費を抑えたが、減収となり、セグメント損失を計上した。

親会社株主に帰属する当期純損失については、特別利益として投資有価証券売却益等を計上した一方、特別損失として減損損失、工場再編関連費用、工場再編損失引当金繰入額等を計上したことによると短信は説明している。1株当たり当期純損失は39.75円(前期は17.76円の損失)、自己資本当期純利益率は38.0%のマイナス(同11.1%のマイナス)であった。

項目2025年10月期2024年10月期増減率
売上高8,478百万円8,600百万円1.4%減
営業利益△623百万円△213百万円-
経常利益△651百万円△170百万円-
親会社株主に帰属する当期純利益△948百万円△436百万円-

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の総資産は7,924百万円となり、前期末の9,293百万円から1,369百万円減少した。短信は、主として現金及び預金の減少によるものとしている。負債は、短期借入金の増加と長期借入金の減少などにより増加した。純資産は1,417百万円で、前期末の3,570百万円から2,152百万円減少した。資本金の減少、利益剰余金の減少、資本剰余金の増加が主な要因である。自己資本比率は17.9%(前期末38.4%)に低下した。

同社は2025年8月8日開催の取締役会決議に基づき自己株式の公開買付けを実施し、2025年10月2日付で決済を完了した。さらに2025年9月12日開催の取締役会決議に基づき、2025年10月9日付で全自己株式を消却している。

項目2025年10月期2024年10月期
総資産7,924百万円9,293百万円
純資産1,417百万円3,570百万円
自己資本比率17.9%38.4%
1株当たり純資産91.31円145.14円

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが669百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが86百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが652百万円の支出となった。投資活動は投資有価証券の取得や連結の範囲の変更に伴う子会社株式取得による支出と投資有価証券の売却による収入、財務活動は長期借入金の返済と自己株式の取得による支出、短期借入れによる収入が主な項目である。現金及び現金同等物の期末残高は604百万円である。

配当

2025年10月期の1株当たり年間配当金は2円(期末2円)となった(前期は無配)。配当金総額は31百万円、純資産配当率(連結)は1.7%である。短信によると、利益剰余金がマイナスとなっている状況を踏まえ、その他資本剰余金を取り崩して繰越利益剰余金に振り替え、その他利益剰余金の欠損填補に充当したうえで1株当たり2円とすることを定時株主総会に付議する予定である。欠損状態は解消するが0円となるため、資本剰余金を配当原資とするとしている。2026年10月期の配当予想は1株当たり2円(期末2円)で、予想配当性向(連結)は31.7%である。

項目2025年10月期(実績)2026年10月期(予想)
1株当たり年間配当金2.00円2.00円
うち期末2.00円2.00円

2026年10月期の業績予想

2026年10月期の連結業績予想は、売上高9,500百万円(前期比12.0%増)、営業利益150百万円、経常利益140百万円、親会社株主に帰属する当期純利益98百万円である。1株当たり当期純利益は6.31円を見込む。

項目2026年10月期(予想)増減率
売上高9,500百万円12.0%増
営業利益150百万円-
経常利益140百万円-
親会社株主に帰属する当期純利益98百万円-

短信によると、情報・印刷事業ではデジタル印刷市場に対応しやすい受注フローの構築やデジタル印刷設備を活かした営業展開、新規開拓チームの立ち上げによる全国代理店網の拡大を進めるほか、ウエーブ社とのシナジー効果を高め、受注拡大とコスト削減を図るとしている。知育事業では学校図書館向け書籍の充実や100円ショップ向け商品の拡大、絵本のサブスクリプションの開始等により採算の改善を図り、通信販売事業では成功報酬型のインバウンド販売やアウトバウンド販売を活用して業績の改善に努めるとしている。

継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。

本記事はウイルコホールディングスが公表した2025年10月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事はウイルコホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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