※本記事は粧美堂が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
粧美堂の2025年9月期は、自社企画商品を中心とした商品戦略の推進とピコモンテ・ジャパンの子会社化への寄与により、売上高221億円(前期比+5.7%)となり5期連続の増収となった。売上総利益率は31.9%と前期から5.6ポイント上昇し、営業利益は14.6億円(同+45.5%)、経常利益は14.7億円(同+52.7%)となり、2011年9月期以来14年ぶりに過去最高益を更新した。営業利益ベースでは5期連続の増収増益を達成した。親会社株主に帰属する当期純利益はビューティードア株式譲渡益の計上等により9.7億円(同+26.4%)となった。
連結業績(2025年9月期 実績)
NB事業では「Only SHOBIDO」にこだわったモノづくりが奏功し、粗利率の高いNB売上高は81億円(前期比+25.7%)に拡大した。PB事業では新たな協力工場の開拓によりコスト削減と品質向上を両立した。原材料価格、人件費、物流費、市中金利上昇に伴う金融費用の増加など事業環境は引き続き厳しいものとなったが、売上総利益率の改善により物流費、販売促進費及び人件費の増加を吸収した。
| 項目 | 当期(2025年9月期) | 前期(2024年9月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,122百万円 | 20,919百万円 | +5.7% |
| 売上総利益 | 7,064百万円 | 5,504百万円 | +28.3% |
| 販売管理費 | 5,594百万円 | 4,494百万円 | +24.5% |
| 営業利益 | 1,469百万円 | 1,010百万円 | +45.5% |
| 経常利益 | 1,478百万円 | 967百万円 | +52.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 977百万円 | 773百万円 | +26.4% |

商品別売上動向
化粧品はNB商品を中心に人気キャラクターをあしらった商品や大手食品会社とのコラボ商品が好調に推移したことに加え、ピコモンテ・ジャパンの寄与により増収となり88.5億円(前期比+9.2%)となった。化粧雑貨はキャラクター商品やコラボ商品などが好調に推移したものの、全体としては69.7億円(同+1.0%)の微増にとどまった。コンタクトレンズ関連は前期の中国孫会社におけるECビジネス撤退の影響で22.4億円(同▲10.5%)となった。服飾雑貨はキャラクターをあしらった一部販売先向けやテーマパーク向けのバッグ・ポーチ類などのPB商品が好調に推移し、27.9億円(同+24.6%)となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 化粧品 | 売上高 | 8,850百万円 | 8,105百万円 |
| 化粧雑貨 | 売上高 | 6,976百万円 | 6,907百万円 |
| コンタクトレンズ関連 | 売上高 | 2,244百万円 | 2,508百万円 |
| 服飾雑貨 | 売上高 | 2,792百万円 | 2,240百万円 |
| その他 | 売上高 | 1,258百万円 | 1,158百万円 |

通期業績予想
2026年9月期は、売上高230億円(同+4.0%)、営業利益16億円(同+8.9%)を見込む。事業面ではNBとPBの両輪による成長モデルを深化させ、EC専売商品や高単価商品の開発を推進する。データ分析・在庫最適化・業務効率化をさらに加速し、経営資源の最適化とコスト構造改革を継続し、「Only SHOBIDO」ブランドによる高収益体制の確立を進めるとしている。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 23,000百万円 | 22,122百万円 |
| 営業利益 | 1,600百万円 | 1,469百万円 |
| 経常利益 | 1,550百万円 | 1,478百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 930百万円 | 977百万円 |
| 一株当たり利益 | 70.40円 | 74.03円 |
| 一株当たり配当 | 30.00円 | 28.00円 |

株主還元
2026年9月期の一株当たり配当は30.00円を予想しており、2025年9月期実績の28.00円から増配となる見通し。
過去最高益の背景
2025年9月期の営業利益は2011年9月期以来14年ぶりの最高益更新となり、営業利益ベースで5期連続の増収増益を達成した。自社企画商品売上額は1.6倍、自社企画商品比率は16ポイント増と大きく増加し、これらを主要因に連結全社での粗利率は円安進行に反して大きく改善したとしている。

※本記事は粧美堂が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。