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朝日インテック、2026年6月期は営業利益大幅増 純利益151.8%増 来期は増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.30
朝日インテック、2026年6月期は営業利益大幅増 純利益151.8%増 来期は増収増益を計画

※本記事は朝日インテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

朝日インテック株式会社は2026年6月期(2025年7月1日~2026年6月30日)の通期連結決算を発表した。メディカル事業・デバイス事業がともに需要拡大と円安の影響により増収となり、売上高は145,419百万円(前期比+21.2%)、営業利益は45,218百万円(同+50.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は32,075百万円(同+151.8%)となった。売上高増加に加え生産性改善等により売上総利益率が67.7%から70.4%に上昇したことで、営業利益は大幅に増加した。2026年6月期修正計画に対しても、売上高・利益ともに上回って着地した。2027年6月期は海外市場を中心とした需要拡大を背景に、売上高161,794百万円(前期比+11.3%)、営業利益52,127百万円(同+15.3%)、純利益37,832百万円(同+17.9%)の増収増益を計画している。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

売上高は為替(円安)による増加影響+6,689百万円を含め145,419百万円(前期比+21.2%)となった。前期と同条件の為替レート時では138,730百万円(同+15.6%)となる。売上総利益率は生産性改善等により67.7%から70.4%に上昇し、売上総利益は102,447百万円(同+26.1%)となった。営業利益は、営業関係費用・研究開発費・業績連動賞与等の増加により販管費が57,228百万円(前期比+6,072百万円、売上高比率39.4%)に拡大したものの、その伸びが売上高増加率を下回ったため45,218百万円(同+50.3%)となった。研究開発費は13,372百万円(同+1,124百万円、売上高比率9.2%)に増加した一方、のれん償却額等は同△1,137百万円減少した。経常利益は、営業外収益における補助金収入の減少(同△677百万円)、営業外費用における為替差損の減少(同△1,196百万円)等を経て45,185百万円(同+52.8%)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益の増加(特別利益、同+1,504百万円)及び減損損失の減少(特別損失、同△8,183百万円)等により32,075百万円(同+151.8%)となった。

項目当期実績前期実績増減率2026年6月期修正計画計画比増減率
売上高145,419百万円(構成比100.0%)120,025百万円(構成比100.0%)+21.2%141,142百万円+3.0%
売上総利益(売上総利益率)102,447百万円(70.4%)81,235百万円(67.7%)+26.1%98,658百万円(69.9%)+3.8%
営業利益(営業利益率)45,218百万円(31.1%)30,079百万円(25.1%)+50.3%42,220百万円(29.9%)+7.1%
経常利益(経常利益率)45,185百万円(31.1%)29,563百万円(24.6%)+52.8%42,688百万円(30.2%)+5.8%
親会社株主に帰属する当期純利益32,075百万円(22.1%)12,737百万円(10.6%)+151.8%30,556百万円(21.6%)+5.0%
EPS120.59円46.92円+157.0%114.88円+5.0%
決算ハイライト(前期比)
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.5

セグメント別の状況

メディカル事業は循環器・非循環器がともに好調に推移し、売上高126,798百万円(構成比87.2%、前期比+17.6%)、営業利益46,190百万円(営業利益率36.4%、同+38.1%)となった。循環器領域はPCIガイドワイヤーや貫通カテーテルを中心に全地域で増加、非循環器領域は末梢系(全地域)、腹部系(海外全地域)、脳血管系(海外地域)が好調に推移した。デバイス事業はニッタモールド社の連結子会社化により医療部材・産業部材がともに増加し、売上高18,620百万円(構成比12.8%、同+52.1%)、営業利益8,485百万円(営業利益率45.6%、同+83.5%)となった。医療部材は米国向け循環器系検査用カテーテル部材やアジア向け循環器系超音波カテーテル部材の取引が、産業部材は海外レジャー関連取引がそれぞれ増加した。デバイス事業の売上高増加額のうちニッタモールド社の連結子会社化による影響は2,713百万円、営業利益増加額のうち236百万円である。医療機器分野の売上高は138,658百万円(構成比95.4%、同+19.7%)、産業機器分野は6,760百万円(構成比4.6%、同+60.0%)となった。

セグメント指標当期実績前期実績増減率
メディカル事業売上高126,798百万円(構成比87.2%)107,779百万円(構成比89.8%)+17.6%
メディカル事業営業利益(営業利益率)46,190百万円(36.4%)33,445百万円(31.0%)+38.1%
デバイス事業売上高18,620百万円(構成比12.8%)12,245百万円(構成比10.2%)+52.1%
デバイス事業営業利益(営業利益率)8,485百万円(45.6%)4,624百万円(37.8%)+83.5%
消去・全社営業利益△9,458百万円△7,990百万円+18.4%
連結合計営業利益(営業利益率)45,218百万円(31.1%)30,079百万円(25.1%)+50.3%
セグメント別売上高・営業利益(前期比)
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.7

通期業績予想(2027年6月期)

2027年6月期は、メディカル事業の海外売上高が伸長し、売上高161,794百万円(前期比+11.3%)を見込む。前期と同条件の為替レート時では前期比+11.4%(前提為替の動向による売上高の減少△175百万円)としている。メディカル事業は循環器の海外市場全地域、非循環器の全地域・全領域において市場浸透により増加、デバイス事業は海外取引先動向により医療部材・産業部材ともに増加する見込み。売上高成長及び生産性改善を背景に、営業利益は52,127百万円(同+15.3%)への増益を見込み、前期と同条件の為替レート時では同+16.7%としている。売上総利益率は70.4%から70.9%への上昇を見込む一方、SGAは62,609百万円(同+9.4%)に増加する見通し。研究開発費用は15,239百万円(売上高比率9.4%)に増加し、中国南寧工場(2030年生産開始)の立ち上げ準備に伴う費用増加も見込んでいる。経常利益は52,600百万円(同+16.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は37,832百万円(同+17.9%)を計画している。

項目2027年6月期計画2026年6月期実績増減率
売上高161,794百万円145,419百万円+11.3%
売上総利益(売上総利益率)114,737百万円(70.9%)102,447百万円(70.4%)+12.0%
営業利益(営業利益率)52,127百万円(32.2%)45,218百万円(31.1%)+15.3%
経常利益(経常利益率)52,600百万円(32.5%)45,185百万円(31.1%)+16.4%
親会社株主に帰属する当期純利益37,832百万円(23.4%)32,075百万円(22.1%)+17.9%
EPS142.59円120.59円+18.2%
2027年6月期業績見通し
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.22

株主還元

本資料には配当に関する記載はない。

研究開発・設備投資

研究開発費は2022年6月期の8,869百万円から2026年6月期には13,372百万円(売上高比率9.2%)に増加し、2027年6月期は15,239百万円(同9.4%)を計画している。研究開発費の基準は売上高比率上限12%目途、中期経営計画では11%としている。設備投資額は2023年6月期14,456百万円、2024年6月期12,570百万円、2025年6月期8,447百万円、2026年6月期9,387百万円、2027年6月期計画10,197百万円としており、中国工場投資は来期で概ね一巡化する見通しとしている。

セグメント別の収益状況(2027年6月期計画)
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.23

※本記事は朝日インテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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