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オーバル、2026年3月期は増収・大幅増益 純利益36.0%増

決算サマリー 2026.08.21
オーバル、2026年3月期は増収・大幅増益 純利益36.0%増

※本記事はオーバルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

オーバルの2026年3月期(通期)は、売上高15,589百万円(前期比3.6%増)、営業利益1,703百万円(同19.7%増)、経常利益1,771百万円(同22.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,400百万円(同36.0%増)となり、増収・大幅増益となった。センサ部門・サービス部門が堅調に推移したほか、Anton Paar GmbHとのライセンス契約に伴う一時金の収受も増収増益を後押しした。一方、システム部門は前年度の大口受注の反動により受注が下振れた。2027年3月期は増収増益を見込み、配当は前期比8円増配の28円を予想している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比3.6%増の15,589百万円となり、センサ部門・サービス部門の堅調な推移が寄与した。販売単価の改善および収益性の高い製品を中心とした販売構成の改善、システム事業における収益性改善の進展により、営業利益は同19.7%増の1,703百万円、営業利益率は9.5%から10.9%に上昇した。経常利益は同22.7%増の1,771百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同36.0%増の1,400百万円となった。単位は百万円。

項目2025年3月期2026年3月期増減増減率
売上高15,04815,5895403.6%
売上原価8,9168,939230.3%
売上総利益6,1326,6495178.4%
販管費4,7104,9462365.0%
営業利益1,4221,70328019.7%
営業利益率9.5%10.9%
経常利益1,4441,77132722.7%
親会社株主に帰属する当期純利益1,0291,40037036.0%
業績ハイライト(2025年3月期・2026年3月期比較)
出典:オーバル 2026年3月期決算説明資料 P.5

事業部門別の状況(受注高・受注残高、売上高)

事業部門別の受注高は合計15,095百万円(前期比4.1%増)。センサ部門は国内の半導体関連業界向けが回復し石油関連業界向けが好調に推移したほか、海外では中国の船舶関連業界や電池関連業界が堅調に推移し、受注高は同16.0%増の9,759百万円となった。システム部門は前年度に大口受注が集中した反動で受注高は同28.5%減の2,161百万円。サービス部門は保全サポートサービスや他社製品校正業務受託が堅調に推移し、受注高は6期連続で増加し同3.4%増の3,174百万円となった。受注残高は合計4,501百万円(前期比9.9%減)。単位は百万円。

売上高でみると、センサ部門は10,427百万円(前期比9.9%増)、システム部門は1,985百万円(同23.0%減)、サービス部門は3,175百万円(同6.6%増)。2026年3月期の売上構成比はセンサ部門66.9%、システム部門20.4%、サービス部門12.7%。

区分2025年3月期2026年3月期増減増減率
受注高合計14,50215,0955924.1%
 センサ部門8,4109,7591,34816.0%
 システム部門3,0222,161-861-28.5%
 サービス部門3,0683,1741053.4%
受注残高合計4,9954,501-493-9.9%
 センサ部門3,3322,664-668-20.1%
 システム部門1,5601,73517511.3%
 サービス部門102101-1-1.0%
事業部門別受注高・受注残高の推移
出典:オーバル 2026年3月期決算説明資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高16,000百万円(前期比2.6%増)、営業利益1,800百万円(同5.7%増)、経常利益1,900百万円(同7.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,420百万円(同1.4%増)。売上高は2026年3月期と同水準を見込み、原材料費・人件費の増加を見込みつつも、販売単価の改善および継続的なシステム部門の収益性改善などにより、利益はいずれも2026年3月期を上回る見通し。配当は前期比8円増配の28円を予想している。単位は百万円。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想増減増減率
売上高15,58916,0004102.6%
営業利益1,7031,800965.7%
経常利益1,7711,9001287.2%
親会社株主に帰属する当期純利益1,4001,420191.4%
配当20円28円+8円
2027年3月期通期連結業績予想
出典:オーバル 2026年3月期決算説明資料 P.14

株主還元

配当については、株主の皆様への利益還元を最も重視すべきものと認識し、経営基盤の確保と財務体質の充実を総合的に勘案して決定する方針。中期経営計画期間中は利益変動にかかわらず安定的な配当を実施するべく、株主還元指標としてDOEも導入している。2026年3月期の配当は前期比4円増の20円(中間10円・期末10円、配当性向30.8%)、2027年3月期は前期比8円増配の28円(配当性向約40%)を予想している。1株当たり配当金は5期連続で過去最高を更新した。2026年3月期には2回にわたり自己株式取得を実施し、総額13億円の自己株式取得を行ったほか、2026年3月31日付で自己株式518万株を消却した。2026年3月期の総還元性向は122.9%、DOEは2.6%となった。

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
中間配当9円10円14円
期末配当7円10円14円
年間配当16円20円28円
配当性向34.8%30.8%約40%
株主還元(配当)の推移
出典:オーバル 2026年3月期決算説明資料 P.15

中期経営計画「Imagination2028」の進捗

オーバルは2026年3月期を初年度とする中期経営計画「Imagination2028」(2026年3月期〜2028年3月期、PHASE2成長期)を推進している。2028年3月期の目標は売上高170億円、経常利益17.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益11.6億円、ROE7.2%。これに対し2026年3月期実績は売上高155億円、経常利益17.7億円、当期純利益14.0億円、ROE8.9%となり、経常利益・当期純利益・ROEはいずれも2028年3月期目標を上回る水準に達した。中期経営計画PHASE2期間中は総還元性向70%以上(3カ年平均)、DOE2.7%以上を株主還元の目標としている。

※本記事はオーバルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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