愛知時計電機

愛知時計電機、2026年3月期は増収増益 純利益35.9%増で過去最高益

決算サマリー 2026.08.21
愛知時計電機、2026年3月期は増収増益 純利益35.9%増で過去最高益

※本記事は愛知時計電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

愛知時計電機は2026年6月2日、2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は前期比8.9%増の59,116百万円、営業利益は同19.5%増の4,710百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.9%増の4,801百万円となり、売上高・各利益とも過去最高を更新した。国内市場を中心に需要が堅調に推移したことに加え、投資有価証券売却益(特別利益)の計上も純利益の増加に寄与した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比8.9%増収。売上原価も5.9%増加したが、売上総利益は18.9%増の14,720百万円(売上総利益率24.9%)となった。一部製品の不具合対策費用を計上したものの、増収および売上製品構成の好転により、販管費18.6%増を吸収し営業利益は19.5%増の4,710百万円(営業利益率8.0%)、経常利益は9.3%増の5,208百万円となった。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)増減率
売上高59,116百万円54,286百万円8.9%
売上総利益(売上総利益率)14,720百万円(24.9%)12,383百万円(22.8%)18.9%
営業利益(営業利益率)4,710百万円(8.0%)3,940百万円(7.3%)19.5%
経常利益5,208百万円4,764百万円9.3%
親会社株主に帰属する当期純利益4,801百万円3,533百万円35.9%
業績サマリー
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.13

事業部門別の状況

計測器関連事業は全ての分野で前期を上回った。ガス関連機器は家庭用LPガスメーターの更新需要が回復期に入ったほか「アイチクラウド」関連製品も堅調に推移し3.8%増収、水道関連機器は官需・民間市場ともに堅調に推移したほか北米向け水道メーターを中心に輸出も増加し8.6%増収、計装は前期からの年度またぎ物件の工事が進行し34.1%の大幅増収となった。特機は1.3%の減収だった。

事業部門2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)増減率
ガス関連機器27,484百万円26,479百万円3.8%
水道関連機器20,470百万円18,854百万円8.6%
民需センサー・システム2,706百万円2,631百万円2.9%
計装8,399百万円6,265百万円34.1%
特機54百万円55百万円△1.3%
合計59,116百万円54,286百万円8.9%
事業部門別売上高
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.14

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期はガス・水道分野を中心とした堅調な受注を背景に、売上高60,480百万円(前期比2.3%増)を見込む。前期に多額の不具合対策費用を計上していたことから、原材料・部品価格の値上がりや人件費など諸費用の増加を受けつつも営業利益は4,960百万円(同5.3%増、営業利益率8.2%)を見込み、売上高・営業利益・経常利益は過去最高を更新する見込み。一方、特別利益(投資有価証券売却益)の減少により、親会社株主に帰属する当期純利益は4,610百万円(同4.0%減)と減益を見込む。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減率
売上高60,480百万円59,116百万円2.3%
営業利益(営業利益率)4,960百万円(8.2%)4,710百万円(8.0%)5.3%
経常利益5,320百万円5,208百万円2.1%
親会社株主に帰属する当期純利益4,610百万円4,801百万円△4.0%
業績予想サマリー
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.21

株主還元

2026年3月期の1株配当は113円(配当性向36.2%)で、前期の75円(配当性向32.6%)から増配した。2027年3月期は年間配当120円(配当性向39.9%)を見込む。安定配当を実施しつつ、中期経営計画2026の計画期間中に配当性向を引き上げる方針。

1株配当配当性向
2024年3月期64円30.9%
2025年3月期75円32.6%
2026年3月期113円36.2%
2027年3月期(予想)120円39.9%
株主還元(配当・配当性向推移)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.26

中期経営計画2026の進捗/トピック

資料では2025年3月期は中期経営計画2026の全指標で目標を達成し、2026年3月期も順調に推移して各指標とも目標達成の見通しとしている。データ配信サービス「アイチクラウド」は2026年3月末時点で接続数累計155万台を突破した。政策保有株式については、前期に連結純資産比率19.2%と中計初年度の「20%未満」目標を達成したが、当期は株価上昇の影響により20.3%とわずかに「20%未満」には届かなかった。

※本記事は愛知時計電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次