ヤマノホールディングス

ヤマノホールディングス、2026年3月期は増収増益 営業利益60.8%増の大幅増益

決算サマリー 2026.08.21
ヤマノホールディングス、2026年3月期は増収増益 営業利益60.8%増の大幅増益

※本記事はヤマノホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ヤマノホールディングス(7571)の2026年3月期は、売上高14,724百万円(前期比+5.4%)と期初計画を上回り、EBITDAは593百万円(+61.2%)、営業利益は411百万円(+60.8%)と大幅増益となった。経常利益は360百万円(+52.6%)、当期純利益は207百万円(+396.7%)と大きく伸長し、1株配当は1.5円(前期1.0円)とした。既存事業の収益改善に加え、教育・リユース・フォト領域でM&A3社を実行し、成長基盤の拡充を進めた一年となった。

目次

決算のポイント

2026年3月期は、コアバリュー(和装宝飾・美容・ライフプラス)でセグメント利益が前期比+284百万円(+170.9%、一時要因を含む)と収益改善が進展した。ニューバリュー(教育・リユース・フォト)では売上高が+27.4%となり、M&A3社の実行により成長基盤が拡充した。全社ではEBITDAが+61.2%、EBITDAマージンは4.0%となり、収益力向上に向けた基盤整備が前進した一年と位置づけられている。

2026年3月期決算の位置づけ
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は期初計画(14,400百万円)を上回った一方、営業利益(計画500百万円)・経常利益(計画450百万円)・当期純利益(計画320百万円)は、先行費用や一時要因を織り込みつつ計画を下回った。和装宝飾事業における引渡し早期化等による一過性効果を一部含む。

項目当期前期増減
売上高14,724百万円13,964百万円+759百万円(+5.4%)
EBITDA593百万円368百万円+225百万円(+61.2%)
EBITDAマージン4.0%2.6%+1.4pt
営業利益411百万円256百万円+155百万円(+60.8%)
経常利益360百万円236百万円+124百万円(+52.6%)
当期純利益207百万円41百万円+166百万円(+396.7%)
EPS5.96円1.20円+4.76円
1株配当1.5円1.0円+0.5円
ROE14.7%3.3%+11.4pt

セグメント別の状況

ニューバリューセグメント(教育・リユース・フォト)は、教育事業の売上高が1,462百万円(前期1,453百万円)と堅調に推移する一方、ニューヨークジョーエクスチェンジ(NYJ)が新たに参画したリユース事業の売上高は647百万円(前期309百万円)に拡大、薬師スタジオが参画したフォト事業の売上高は133百万円となった。セグメント利益は教育が83百万円(前期123百万円)、リユースは34百万円の黒字(前期は14百万円の損失)、フォトは3百万円の黒字となり、セグメント利益合計は120百万円(前期108百万円、+11.3%)となった。

コアバリューセグメント(和装宝飾・美容・ライフプラス)は、和装宝飾の売上高が9,753百万円(前期9,582百万円)、美容が1,741百万円(前期1,776百万円)、ライフプラスが975百万円(前期834百万円)となり、セグメント売上高合計は12,479百万円(前期12,202百万円、+2.3%)となった。セグメント利益は美容が48百万円(前期25百万円)、ライフプラスが3百万円の黒字(前期は31百万円の損失)とそれぞれ改善し、和装宝飾も一時要因を含みつつ販売管理の精度向上により利益が改善、セグメント利益合計は450百万円(前期166百万円)となった。

セグメント指標当期前期
ニューバリュー売上高2,244百万円1,762百万円
ニューバリューセグメント利益120百万円108百万円
コアバリュー売上高12,479百万円12,202百万円
コアバリューセグメント利益450百万円166百万円
セグメント別業績サマリー
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.16

2027年3月期 通期業績予想

2027年3月期は、薬師スタジオ・NYJの通年寄与とアークネットのPL連結開始を織り込む一方、和装宝飾の一過性効果の反動とM&Aに伴う償却負担増を見込み、売上高15,000百万円(+1.9%)、EBITDA528百万円(△10.8%)、営業利益312百万円(△24.2%)、経常利益250百万円(△30.7%)、当期純利益128百万円(△38.4%)を計画している。1株配当は1.5円で前期と同水準を計画し、新たなM&A効果は本計画には未反映としている。

項目予想前期(実績)
売上高15,000百万円14,724百万円
EBITDA528百万円593百万円
営業利益312百万円411百万円
経常利益250百万円360百万円
当期純利益128百万円207百万円
EPS3.67円5.96円
1株配当1.5円1.5円
2027年3月期 通期業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.27

株主還元

株主還元は、安定配当を基本方針とし、2026年3月期は1株配当1.5円(前期1.0円)とした。2027年3月期も1株配当1.5円を計画し、株主優待制度も継続する。成長投資とのバランスを意識しつつ、資本効率や財務健全性を意識した経営を推進する方針である。

項目2025/3期2026/3期2027/3期(予想)
1株配当(円)1.01.51.5
株主還元・資本政策
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.30

中期経営計画の進捗

中期経営計画の進捗としては、ニューバリューの売上構成比は12.6%から15.2%へ上昇し、全社EBITDAマージン(補正後)は2.6%から3.3%へ改善した。一過性要因を除いた補正後ベースでも収益力の向上が続いている。

※本記事はヤマノホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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