※本記事はアールビバンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アールビバンが公表した2026年3月期の連結業績は、売上高が12,674百万円(前期比18.1%増)、営業利益が2,698百万円(同27.6%増)、経常利益が2,682百万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,687百万円(同33.3%増)となり、増収増益となった。高額美術品の販売があったことや版画等の売上が順調に推移したことが増収の主な要因である。2027年3月期は、前期にあった高額美術品の販売を現状見込んでいないことなどから、売上高12,000百万円(前期比5.3%減)、営業利益2,400百万円(同11.1%減)と減収減益を見込む。
連結業績(2026年3月期 実績)
同社グループは、主力の「アート関連事業」を中心に成長スピードを加速させるよう事業運営に注力し、人材、組織など経営基盤固めを実践するとともに、新規顧客の開拓及び新たな収益基盤の創造に取り組んだ。売上高は12,674百万円(前期比18.1%増)となった。増加の主な要因は、高額美術品の販売があったこと、版画等の売上(発送)が順調に推移したこと等である。営業利益は2,698百万円(同27.6%増)、経常利益は2,682百万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,687百万円(同33.3%増)となった。利益の増加は、アート関連事業において売上高の増加に加え催事にかかる経費等を抑えることができたこと、及び金融サービス事業において前期と比べ貸倒引当金の販売費及び一般管理費への計上額が減少したこと等による。1株当たり当期純利益は185円00銭(前期は130円61銭)、自己資本当期純利益率は10.7%(同8.1%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,674百万円 | 10,731百万円 | 18.1%増 |
| 営業利益 | 2,698百万円 | 2,113百万円 | 27.6%増 |
| 経常利益 | 2,682百万円 | 2,267百万円 | 18.3%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,687百万円 | 1,266百万円 | 33.3%増 |
セグメント別の状況
主力のアート関連事業は、新規顧客獲得に主眼をおいた営業活動、取扱アーティストのブランド化や新作家開発に努め、高額美術品の販売や版画等の売上の順調な推移により増収となり、催事にかかる経費等を抑えたことで増益となった。金融サービス事業は、個別信用購入あっせん事業(クレジット事業)を中心に取り組み、増収となったうえ、貸倒引当金の販売費及び一般管理費への計上額の減少により増益となった。健康産業事業(ホットヨガ事業)は、新規会員の獲得と退会防止に注力し、不採算店舗を閉店したことにより減収・増益となった。
財政状態とキャッシュ・フロー
2026年3月期末の総資産は36,645百万円となり、前期末に比べ1,872百万円増加した。高額美術品の売却等により商品及び製品が減少した一方、高額美術品の売却及び投資有価証券の売却等により現金及び預金が、クレジット事業の取扱高の増加により売掛金が増加した。負債は、長期借入金が減少した一方、版画等の販売が順調に推移したことにより前受金などが増加した。純資産は、剰余金の配当による利益剰余金の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、前期末に比べ931百万円増加の16,247百万円となった。自己資本比率は44.3%(前期末は44.0%)である。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,751百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが投資有価証券の売却償還による収入等により1,576百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローが長期借入金の返済や配当金の支払等により1,992百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は9,078百万円となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 36,645百万円 | 34,773百万円 |
| 純資産 | 16,247百万円 | 15,315百万円 |
| 自己資本比率 | 44.3% | 44.0% |
| 1株当たり純資産 | 1,775円36銭 | 1,681円75銭 |
配当
同社は、内部留保の充実に努めるとともに、安定的に可能な限り高水準な配当を行うことを基本方針としている。2026年3月期の配当は、1株当たり30円の普通配当に特別配当30円を加えた年間60円00銭(うち中間30円)で、前期の年間100円00銭から減少した。配当金総額は547百万円、連結配当性向は32.4%である。2027年3月期も、普通配当30円に特別配当30円を加算した年間60円00銭(うち中間30円)を予定しており、予想配当性向は42.2%となる。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 60円00銭 | 60円00銭 |
| うち中間 | 30円00銭 | 30円00銭 |
| うち期末 | 30円00銭 | 30円00銭 |
| 配当性向(連結) | 32.4% | 42.2% |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高12,000百万円(前期比5.3%減)、営業利益2,400百万円(同11.1%減)、経常利益2,300百万円(同14.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,400百万円(同17.0%減)である。1株当たり当期純利益は153円00銭を見込む。短信は、売上高の減少の主な要因として、前期にあった高額美術品の販売を当期は現状見込んでいないことを挙げ、利益の減少については売上原価、販売費及び一般管理費の増加を見込んでいるとしている。アート関連事業では催事会場への来場促進と積極的な営業展開、金融サービス事業では一般加盟店の顧客に対するクレジット事業の拡大、健康産業事業では会員の増加に向けた店舗やサービスの魅力向上に取り組むとしている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 12,000百万円 | 5.3%減 |
| 営業利益 | 2,400百万円 | 11.1%減 |
| 経常利益 | 2,300百万円 | 14.2%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,400百万円 | 17.0%減 |
本記事はアールビバンが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はアールビバンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。