※本記事はワタミが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ワタミは2026年3月期上期の決算を発表した。売上高は447.1億円(前期比103.1%)で、国内外食事業の増収が牽引し増収となった。営業利益は宅食事業における広告宣伝費の積極投資により21.3億円(前期比95.9%)で減益(増収減益)となった一方、経常利益は22.4億円(前期比117.9%)、当期純利益は17.1億円(前期比117.9%)で、為替差損の縮小により増益した。通期(2026年3月期)は売上高910.0億円(前期比102.6%)、営業利益46.0億円(前期比100.7%)を計画し、増収増益を見込む。
業績(2026年3月期上期 実績)
売上高は国内外食事業の牽引により前期比103.1%の447.1億円で増収。営業利益は宅食事業における広告宣伝費の積極投資により前期比95.9%の21.3億円で減益となった。経常利益は前期比117.9%の22.4億円、当期純利益は前期比117.9%の17.1億円で、為替差損の縮小により増益した。1株当たり当期純利益は36.9円(前期比123.7%)。
| 項目 | 当期(上期実績) | 前期(上期実績) | 増減 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 447.1億円 | 433.8億円 | +13.2億円 | 103.1% |
| 営業利益 | 21.3億円 | 22.2億円 | ▲0.9億円 | 95.9% |
| 経常利益 | 22.4億円 | 19.0億円 | +3.4億円 | 117.9% |
| 当期純利益 | 17.1億円 | 14.5億円 | +2.6億円 | 117.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 36.9円 | 29.8円 | +7.1円 | 123.7% |
セグメント別(事業別)の状況
国内外食事業は焼肉業態、オリーブチキン業態が増益を牽引し、営業利益は前期比126.9%の8.8億円で着地(焼肉・TGIなど既存事業が堅調に推移)。宅食事業は累計調理済食数が前年比97.5%と伸び悩んだことに加え、新商品発売に向けた広告投資を積極的に実施した結果、営業利益は前期比88.8%の20.7億円で着地した。海外事業はアジア地域で香港が改善する一方、L/F社の原価および人件費の悪化で減益、米国地域は関税問題などの向かい風に直面するも前年同水準の利益を確保し、営業利益は前期比38.1%の0.3億円となった。
| セグメント | 指標 | 当期(上期実績) | 前期(上期実績) |
|---|---|---|---|
| 国内外食事業 | 売上高 | 180.1億円 | 163.7億円 |
| 国内外食事業 | 営業利益 | 8.8億円 | 6.9億円 |
| 宅食事業 | 売上高 | 199.6億円 | 201.5億円 |
| 宅食事業 | 営業利益 | 20.7億円 | 23.4億円 |
| 海外事業 | 売上高 | 52.1億円 | 52.3億円 |
| 海外事業 | 営業利益 | 0.3億円 | 0.9億円 |

通期業績予想
通期(2026年3月期)は売上高910.0億円(前期比102.6%)、営業利益46.0億円(前期比100.7%)を計画し、増収増益を見込む。USDの為替想定は期初と同水準で見込んでおり、経常利益は52.5億円(前期比100.1%)、当期純利益は40.0億円(前期比113.6%)を計画している。1株当たり当期純利益は87.8円(前期比115.6%)の計画。
| 項目 | 予想(通期計画) | 前期(実績) | 増減 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 910.0億円 | 887.1億円 | +22.9億円 | 102.6% |
| 営業利益 | 46.0億円 | 45.6億円 | +0.4億円 | 100.7% |
| 経常利益 | 52.5億円 | 52.4億円 | +0.1億円 | 100.1% |
| 当期純利益 | 40.0億円 | 35.2億円 | +4.8億円 | 113.6% |
| 1株当たり当期純利益 | 87.8円 | 75.9円 | +11.9円 | 115.6% |

株主還元
第40期(2026年3月期)の1株当たり配当額は10.0円を予定し、第38期・第39期と同額を維持する。配当性向は普通株式のみで11.4%、優先株式込みで22.0%を見込む。また株主優待制度について、利用枚数を「1回のお会計につき最大1枚(税込500円以上)」から「1回のお会計につき複数枚(税込2,000円ごとに1枚)」に、利用時間を「ランチタイム不可」から「全時間帯」に見直し、2026年5月発行分より適用する(有効期限:2026年6月1日〜11月30日)。
| 項目 | 第38期(2024年3月期実績) | 第39期(2025年3月期実績) | 第40期(2026年3月期予定) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当額 | 10.0円 | 10.0円 | 10.0円 |
| 配当性向(普通株式のみ) | 10.8% | 13.2% | 11.4% |
| 配当性向(優先株式込み) | 21.0% | 25.0% | 22.0% |

海外事業の展開
海外事業は2025年11月1日時点で香港・中国本土(22)、台湾(9)、シンガポール(7)、韓国(18)、フィリピン(23)、マカオ(1)の計80店舗を展開しており、2026年にはアメリカへの出店も予定する。新規出店とM&Aを駆使し、来期は100店舗超を目指すとしている。上期は香港で小規模のWatami業態「Kai Tak Mall店」(2026年2月OPEN予定、想定月商12,000千円、店舗面積45坪)、シンガポールで大型フラッグシップ店「Mandai Wildlife Reserve店」(2025年8月OPEN済、月商13,000千円、店舗面積90坪)の展開を進めた。

※本記事はワタミが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。