※本記事はエコスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社エコスは2026年2月期の連結決算を発表した。営業収益は137,985百万円で前期比0.6%増となったが、人件費を中心とした経費負担の増加に加え、一部店舗の減損損失を計上した結果、経常利益は5,891百万円で前期比6.3%減、親会社株主に帰属する当期純利益は2,645百万円で前期比36.0%減となった。
連結業績(2026年2月期 実績)
営業総利益の増加が人件費等の負担増をカバーしきれず、経常利益は394百万円の減少となった。要因として、営業総利益+927百万円に対し、人件費▲1,093百万円、減価償却費等▲203百万円、水道光熱費▲20百万円、賃借料▲148百万円、その他経費▲103百万円、営業外損益+246百万円が挙げられている。なお、2025年4月14日公表の2026年2月期見通し(営業収益140,000百万円、経常利益6,000百万円、当期純利益4,000百万円)は2026年4月7日に下方修正(営業収益137,950百万円、経常利益5,850百万円、当期純利益2,600百万円)されており、今回の実績はその修正後見通しに対して営業収益・経常利益・当期純利益いずれも上回った。
| 項目 | 2025年2月期 | 2026年2月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 137,176 | 137,985 | +808(+0.6%) |
| 経常利益 | 6,285 | 5,891 | ▲394(▲6.3%) |
| 当期純利益 | 4,131 | 2,645 | ▲1,485(▲36.0%) |
部門別の状況
惣菜・冷凍食品の強化により、営業収益に占める惣菜部門の構成比は前期の13.4%から13.8%へ伸長した。既存店売上高指標(エコス・たいらや・与野フードセンター・マスダの4社合計、収益認識に関する会計基準適用前の数値)は、売上高98.0%、客数95.5%、客単価102.5%、一品当たり単価104.8%、買い上げ点数97.9%となり、来店客数の減少により既存店売上高は苦戦を強いられた。
| 部門 | 2025年2月期営業収益 | 構成比 | 2026年2月期営業収益 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|
| 青果 | 19,095 | 13.9% | 19,163 | 13.9% |
| 鮮魚 | 12,288 | 9.0% | 11,917 | 8.6% |
| 精肉 | 15,149 | 11.0% | 15,024 | 10.9% |
| 惣菜 | 18,365 | 13.4% | 19,058 | 13.8% |
| デイリー | 32,560 | 23.7% | 32,644 | 23.7% |
| 一般食品 | 26,350 | 19.2% | 26,868 | 19.5% |
| 酒類 | 6,804 | 5.0% | 6,602 | 4.8% |
| 雑貨 | 1,916 | 1.4% | 1,790 | 1.3% |
| その他 | 396 | 0.3% | 414 | 0.3% |
| その他部門 | 4,248 | 3.1% | 4,501 | 3.3% |
| 合計 | 137,176 | 100.0% | 137,985 | 100.0% |

通期業績予想
2027年2月期(資料表記「2026年度」)の通期見通しは、営業収益138,000百万円(前期比+148百万円)、経常利益5,500百万円(前期比▲391百万円)、当期純利益3,500百万円(前期比+854百万円)。経常利益は減益となるが、減損損失の反動により当期純利益は増益を見込むとしている。新店4店舗、改装10店舗の投資を計画している。
| 項目 | 2026年2月期実績(通期) | 2027年2月期見通し(通期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 137,985 | 138,000 | +148 |
| 経常利益 | 5,891 | 5,500 | ▲391 |
| 当期純利益 | 2,645 | 3,500 | +854 |
| 1株当たり配当金 | 70円 | 70円 | ±0円 |

株主還元
2026年2月期(資料表記「2025年度」)は1株当たり5円増配の70円の配当を実施予定。2026年5月20日開催の株主総会での承認を経て正式決定するとしている。2027年2月期(資料表記「2026年度」)の配当予想は70円で、前期比±0円としている。

中期経営計画の進捗
中期経営計画(2024年3月〜2027年2月)は2026年度(2027年2月期)に営業収益1,600億円、経常利益70億円を目指す定量目標を掲げている。計画2年目にあたる2025年度(2026年2月期)は、営業収益1,380億円(計画1,450億円)、経常利益59億円(計画65億円)となり、営業収益・経常利益ともに計画未達となった。定性面では、商品改革において「商品選定会議」の充実を図ったが更なるレベルアップが必要とし、人材育成では若手・女性の活躍や管理職登用があまり進まなかったとしている。

※本記事はエコスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。