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BCC、2025年9月期は増収も営業赤字拡大 新中期経営計画を公表

決算サマリー 2026.08.30
BCC、2025年9月期は増収も営業赤字拡大 新中期経営計画を公表

※本記事はBCCが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

BCC株式会社(証券コード7376)の2025年9月期の業績は、売上高が前期比+5.9%の1,467百万円と増収となった一方、営業利益は△98百万円(前期△17百万円)、当期純利益は△73百万円(前期△5百万円)となり、営業損益・当期純利益ともに赤字幅が拡大した。投資有価証券の評価損計上を主因に、2025年8月12日開示の修正計画(当期純利益△65百万円)に対しては当期純利益のみ下振れした。同社は2026年9月期より連結決算に移行するとともに、2030年9月期を最終年度とする新たな中期経営計画(売上高60億円・当期純利益6.0億円が目標)を公表した。

目次

業績(2025年9月期 実績)

売上高はIT営業アウトソーシング事業・ヘルスケア・その他事業とも増収となり前期比+5.9%の1,467百万円。売上総利益は+2.1%の544百万円(売上総利益率37.1%、前期比△1.4ppt)。営業利益は人件費高騰に伴う売上原価の労務費増および体制強化に伴う人員増による販管費の人件費増が影響し△98百万円(前期△17百万円)となった。期末の派遣業務請負人数は166名で過去最高を更新した。

項目2025年9月期実績2024年9月期実績YoY2025年9月期修正計画達成率
売上高1,467百万円1,385百万円+5.9%1,469百万円99.9%
IT営業アウトソーシング事業1,294百万円1,226百万円+5.5%1,294百万円100.0%
 営業アウトソーシング(ITO)1,082百万円1,083百万円△0.0%1,087百万円99.6%
 ソリューション(ITS)211百万円142百万円+48.0%206百万円102.2%
ヘルスケア・その他事業173百万円159百万円+8.9%174百万円99.1%
売上総利益544百万円532百万円+2.1%544百万円100.0%
売上総利益率37.1%38.5%△1.4ppt37.0%
営業利益△98百万円△17百万円△97百万円
経常利益△92百万円5百万円△92百万円
当期純利益△73百万円△5百万円△65百万円
EPS△66.23円△5.24円△58.95円
通期業績サマリー
出典:2025年9月期決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)P.14

セグメント別の状況

IT営業アウトソーシング事業は売上高1,294百万円(前期比+5.5%)、営業利益190百万円(前期210百万円)。内訳は営業アウトソーシング(ITO)が1,082百万円(構成比73.8%、前期比△0.0%)、ソリューション(ITS)が211百万円(同14.4%、同+48.0%)。ヘルスケアビジネス・その他事業は売上高173百万円(同+8.9%)、営業利益△71百万円(前期△39百万円)で、内訳はヘルスケア支援140百万円(構成比9.5%)、介護レクリエーション23百万円(同1.6%)、その他事業9百万円(同0.6%)。報告セグメントに帰属しない全社調整額は営業利益ベースで△217百万円(前期△188百万円)であった。

区分指標2025年9月期2024年9月期
IT営業アウトソーシング事業売上高1,294百万円1,226百万円
IT営業アウトソーシング事業営業利益190百万円210百万円
ヘルスケアビジネス・その他事業売上高173百万円159百万円
ヘルスケアビジネス・その他事業営業利益△71百万円△39百万円
調整額営業利益△217百万円△188百万円
損益計算書
出典:2025年9月期決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)P.20

貸借対照表・主要財務指標

資産合計は909百万円から1,018百万円に増加した一方、純資産合計は641百万円から568百万円に減少し、自己資本比率は70.6%から55.8%に低下した。ネットキャッシュは557百万円から387百万円に減少、フリーキャッシュフローは△63百万円から△149百万円にマイナス幅が拡大した。1株当たり配当金(DPS)は2021年9月期以降全期間で0円であり、配当性向はいずれの期も「-」となっている。

指標2025年9月期2024年9月期
資産合計1,018百万円909百万円
純資産合計568百万円641百万円
自己資本比率55.8%70.6%
ネットキャッシュ387百万円557百万円
フリーキャッシュフロー△149百万円△63百万円
EPS△66.23円△5.24円
BPS511.30円577.25円
DPS(1株当たり配当金)0円0円
配当性向

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期は売上高1,850百万円(前期比+26.1%)、営業利益△194百万円、当期純利益△135百万円(前期△73百万円)を計画している。同社は2026年9月期より連結決算に移行しており、2026年9月期以降の数値は連結ベースで表示されている。営業アウトソーシング(ITO)の計画値には子会社グッドデジタルの計画値を加える一方、ヘルスケア・その他事業の計画値には連結対象外の子会社ロボタスネットは含まれていない。

項目2026年9月期計画2025年9月期実績YoY
売上高1,850百万円1,467百万円+26.1%
IT営業アウトソーシング事業1,655百万円1,294百万円+27.9%
 営業アウトソーシング(ITO)1,441百万円1,082百万円+33.2%
 ソリューション(ITS)213百万円211百万円+1.2%
ヘルスケア・その他事業194百万円173百万円+12.1%
売上総利益619百万円544百万円+13.9%
売上総利益率33.5%37.1%△3.6pt
営業利益△194百万円△98百万円
当期純利益△135百万円△73百万円
EPS△122.18円△66.23円
2026年9月期通期計画サマリー
出典:2025年9月期決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)P.34

中期経営計画(2026年9月期〜2030年9月期)

新たな中期経営計画は、2030年9月期を最終年度として売上高60億円、当期純利益6.0億円を目指す。既存事業の線形成長のみでは2030年までの時価総額100億円達成が困難と判断し、支援領域の拡張・支援対象の拡大・解決手段の拡充を柱に事業ドメインを拡大するとともに、M&A・事業承継を成長加速の手段として積極活用する方針としている。なお、従前の中期経営計画「BCC INNOVATION PLAN 2026」(26/9期目標:売上高20億円/当期純利益1億円)は2025年8月12日付で取り下げられた。取り下げの理由として、①経過目標の未達、②コーポレートアクションによる業容拡大の進展、③グロース市場の上場維持基準の引き上げ、の3点が挙げられている。あわせて、短期KPIを重視し続けることは投資判断を歪めるおそれがあるとして、前回開示のKPI目標値についても公表を取り下げている。

計数目標と実行施策
出典:2025年9月期決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)P.25

※本記事はBCCが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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