※本記事はフタバ産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フタバ産業は2026年3月期(第112期)通期決算を発表した。支給品込みの売上高は前期比291億円減の6,779億円となったが、支給品を除く実質ベースの売上高は38億円増の4,461億円で増収を確保した。営業利益は前期比35億円増の187億円、経常利益は75億円増の208億円、親会社株主に帰属する当期純利益は98億円増の160億円と、いずれも増益となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は支給品込みベースで前期比4.1%減の6,779億円となったが、支給品を除くベースでは0.9%増の4,461億円と増収だった。材料建値変動や為替変動の影響を除いた実質売上高は150億円(+3.4%)の増収である。利益面では、価格転嫁の進展や合理化改善が材料費・労務費・経費の増加を上回り、営業利益は前期比23.3%増の187億円、経常利益は56.9%増の208億円、親会社株主に帰属する当期純利益は158.1%増の160億円となった。為替レートは1ドル=150.8円(前期152.6円)だった。
| 項目 | 2026年3月期 実績 | 2025年3月期 実績 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(支給品込み) | 6,779億円 | 7,071億円 | ▲291億円 | ▲4.1% |
| 売上高(支給品除く) | 4,461億円 | 4,422億円 | +38億円 | +0.9% |
| 営業利益 | 187億円 | 151億円 | +35億円 | +23.3% |
| 経常利益 | 208億円 | 132億円 | +75億円 | +56.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 160億円 | 62億円 | +98億円 | +158.1% |
| 為替レート(1ドル) | 150.8円 | 152.6円 | ▲1.8円 | – |

セグメント別の状況
セグメント別(支給品を除くベース)では、日本の売上高が2,119億円(前期比▲48億円、▲2.2%)と減収だったものの、営業利益は83億円(同+24億円、+41.2%)と41.2%増となった。北米は売上高1,358億円(同+117億円、+9.5%)、営業利益37億円(同+10億円、+38.6%)で増収増益。欧州は売上高426億円(同+42億円、+11.0%)と増収だったが、営業利益は21億円(同▲2億円、▲11.6%)と減益。中国は売上高495億円(同▲66億円、▲11.8%)と減収だったが、営業利益は30億円(同+7億円、+33.5%)と増益。アジアは売上高178億円(同▲6億円、▲3.6%)、営業利益12億円(同▲6億円、▲32.7%)でともに減少した。連結の営業利益増減要因では、価格転嫁+122億円や合理化改善+32億円、減価償却費の減+26億円が、材料費・労務費・経費の増加▲93億円や売価変動▲28億円、部品事業以外の利益の減▲34億円を上回り、前期比+35億円の187億円となった。
| セグメント | 売上高2026年3月期 | 売上高2025年3月期 | 営業利益2026年3月期 | 営業利益2025年3月期 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 2,119億円 | 2,167億円 | 83億円 | 59億円 |
| 北米 | 1,358億円 | 1,240億円 | 37億円 | 27億円 |
| 欧州 | 426億円 | 384億円 | 21億円 | 24億円 |
| 中国 | 495億円 | 561億円 | 30億円 | 22億円 |
| アジア | 178億円 | 184億円 | 12億円 | 18億円 |
| 合計 | 4,461億円 | 4,422億円 | 187億円 | 151億円 |


得意先別売上高
得意先別(支給品を除くベース)では、トヨタグループ(ダイハツ、日野自動車等を含む)が3,785億円(前期3,756億円、+28億円、+0.8%)で構成比84.8%を占め最大の得意先となった。本田技研は215億円(同+1億円、+0.5%)、日産グループ(日産車体を含む)は114億円(同+2億円、+2.2%)、スズキは79億円(同+7億円、+9.9%)、三菱自動車は62億円(同▲6億円、▲10.1%)、その他は204億円(同+6億円、+3.5%)だった。
| 得意先 | 2026年3月期(支給品除く) | 2025年3月期(支給品除く) | 増減 |
|---|---|---|---|
| トヨタグループ | 3,785億円(84.8%) | 3,756億円(84.9%) | +28億円(+0.8%) |
| 本田技研 | 215億円(4.8%) | 214億円(4.9%) | +1億円(+0.5%) |
| 日産グループ | 114億円(2.6%) | 112億円(2.5%) | +2億円(+2.2%) |
| スズキ | 79億円(1.8%) | 72億円(1.6%) | +7億円(+9.9%) |
| 三菱自動車 | 62億円(1.4%) | 69億円(1.6%) | ▲6億円(▲10.1%) |
| その他 | 204億円(4.6%) | 197億円(4.5%) | +6億円(+3.5%) |
| 合計 | 4,461億円(100.0%) | 4,422億円(100.0%) | +38億円(+0.9%) |
通期業績予想
2027年3月期の業績予想は、売上高(支給品込み)が前期比89億円減の6,690億円、支給品を除くベースでも21億円減の4,440億円と、いずれも減収を見込む。一方、営業利益は3億円増の190億円を計画するが、経常利益は18億円減の190億円、親会社株主に帰属する当期純利益は20億円減の140億円を見込む。当期純利益の減益は、前期に計上した関係会社清算益5億円や、主にグループ間貸付に伴う為替差益19億円といった特殊要因の反動が主因であり、これらを除くと前期の136億円から140億円への増益となる。為替レートは1ドル=155円(前期150円)を前提とする。
| 項目 | 2027年3月期 予想 | 2026年3月期 実績 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(支給品込み) | 6,690億円 | 6,779億円 | ▲89億円 | ▲1.3% |
| 売上高(支給品除く) | 4,440億円 | 4,461億円 | ▲21億円 | ▲0.5% |
| 営業利益 | 190億円 | 187億円 | +3億円 | +1.6% |
| 経常利益 | 190億円 | 208億円 | ▲18億円 | ▲8.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 140億円 | 160億円 | ▲20億円 | ▲12.5% |
| 為替レート(1ドル) | 155円 | 150円 | +5円 | – |

※本記事はフタバ産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。