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エフテック、2026年3月期は減収増益 全セグメントが黒字化

決算サマリー 2026.08.30
エフテック、2026年3月期は減収増益 全セグメントが黒字化

※本記事はエフテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社エフテックの2026年3月期の連結業績は、売上高291,866百万円(前期比▲3.0%)、営業利益8,405百万円(同53.3%増)、経常利益7,495百万円(同146.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,726百万円(前期は▲6,925百万円の損失)となった。

北米での半導体供給不足や中国での減産影響により減収となったが、中国の構造改革効果などにより増益を確保し、資料は「減収増益、増益は中国の構造改革効果」としている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

前期に中国拠点における固定資産減損等を計上した反動もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の赤字から黒字に転換した。

項目2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)増減
売上高291,866百万円300,831百万円▲8,965百万円(▲3.0%)
営業利益8,405百万円5,481百万円2,924百万円(53.3%)
経常利益7,495百万円3,047百万円4,448百万円(146.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益4,726百万円▲6,925百万円11,651百万円(-)
1株当たり当期純利益254.50円▲372.97円627.47円(-)

セグメント別(地域別)の状況

日本は製品売上が減少した一方、海外グループ向け金型設備売上やロイヤリティ収入の増加、販管費の減少により営業利益は618百万円と黒字化した。北米は半導体供給不足による減産影響で売上高・営業利益とも減少した。アジアは中国で生産台数の減少が続いたが、前期の構造改革効果により営業利益は1,665百万円と黒字化し、資料は「全セグメントで黒字化」としている。

地域指標2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)
日本売上高29,453百万円30,100百万円
北米売上高222,616百万円226,241百万円
アジア売上高39,797百万円44,489百万円
日本営業利益618百万円▲1,093百万円
北米営業利益5,938百万円8,024百万円
アジア営業利益1,665百万円▲1,609百万円
連結営業利益8,405百万円5,481百万円
セグメント別営業利益(前年同期比)
出典:2026年3月期期末決算説明資料 P.6

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高288,000百万円(前期比▲1.3%)、営業利益5,500百万円(同▲34.6%)、経常利益4,100百万円(同▲45.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(同▲83.1%)。資料は「主要得意先のBEVの中止影響もあり、減収減益」としている。地域別では北米は増収の見込みだが、アジアは主要得意先の減産により大幅な減収減益を見込む。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減
売上高288,000百万円291,866百万円▲3,866百万円(▲1.3%)
営業利益5,500百万円8,405百万円▲2,905百万円(▲34.6%)
経常利益4,100百万円7,495百万円▲3,395百万円(▲45.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益800百万円4,726百万円▲3,926百万円(▲83.1%)
1株当たり当期純利益43.07円254.50円▲211.43円(▲83.1%)
連結業績予想(前年同期比)
出典:2026年3月期期末決算説明資料 P.11

株主還元

2026年3月期の1株当たり配当金は、中間10.00円、期末14.00円(通期業績予想の上方修正を踏まえ、前回予想から4円増配)の年間24.00円となった。2027年3月期は中間10.00円、期末10.00円の年間20.00円を予定している。配当方針は、業績に基づく利益還元を基本とし、財務体質の強化を図りながら長期的な視野に立って利益還元を行うとしている。

中間(2Q)期末(4Q)年間合計
2025年3月期10.00円10.00円20.00円
2026年3月期10.00円14.00円24.00円
2027年3月期(予想)10.00円10.00円20.00円
配当金の状況
出典:2026年3月期期末決算説明資料 P.16

15次中期経営計画の総括/16次中期経営計画

第15次中期経営計画(2023年4月~2026年3月)の最終年度目標は売上高3,000億円、営業利益80億円、営業利益率2.7%、Net Debt/EBITDA倍率3.1倍以下、EPS175円以上であったのに対し、2026年3月期実績は売上高2,918億円、営業利益84億円、営業利益率2.9%、Net Debt/EBITDA倍率2.37倍、EPS254.50円となり、資料は「15次中期経営計画の目標を達成」としている。営業利益は15次中期計画期間で「過去最高水準を達成」(資料の表現)した。

第16次中期経営計画(2026年4月~2029年3月)では、全社方針を「変化への対応力を磨き持続的に企業価値を高める」とし、「Back to Basics(稼ぐ力の向上による財務健全化)」と「Challenge for New(持続的成長のための基盤づくり)」の2軸で取り組むとしている。具体策として、3年間で250億円以上の新規ビジネス獲得を目指すとしている。

15次中計(2023/4~2026/3)の業績推移
出典:2026年3月期期末決算説明資料 P.20

※本記事はエフテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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