※本記事はめぶきフィナンシャルGが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
めぶきフィナンシャルグループの2026年3月期(2025年度)連結決算は、親会社株主に帰属する当期純利益が841億円(前年比+259億円、業績予想比+31億円)となり、経営統合以降の最高益を更新した。コア業務純益(銀行単体合算、除く投信解約損益・先物オプション損益)は1,196億円(前年比+273億円)に拡大した。2026年度(2027年3月期)は経常利益1,390億円、当期純利益950億円を計画し、第4次グループ中期経営計画の最終年度(2027年度)目標である純利益900億円以上を1年前倒しで達成する見込みとした。1株当り年間配当額は2025年度実績28円から2026年度予想40円へ大幅増配する方針。
連結業績(当期 実績)
国内金利上昇を捉えた預貸金利息差の拡大と有価証券ポートフォリオのメンテナンス効果による有価証券等収支の増収が、コア業務純益の増加(銀行単体合算、前年比+273億円)を牽引した。有価証券売買等損益の増加等もあり、経常利益(銀行合算)は前年比+348億円の1,105億円、めぶきFG連結の経常利益は前年比+328億円の1,156億円となった。信用コスト(与信関係費用)は個社要因の影響もあり127億円(前年比+68億円)に増加したが、収益拡大がこれを上回った。ROE(純資産ベース、FG連結)は8.2%(前年比+2.3%pt)。
| 項目 | 2025年度実績 | 前年比 | 業績予想比 |
|---|---|---|---|
| 親会社株主に帰属する当期純利益(FG連結) | 841億円 | +259億円 | +31億円 |
| 経常利益(FG連結) | 1,156億円 | +328億円 | +26億円 |
| コア業務純益(銀行単体合算、除く投信解約損益・先物オプション損益) | 1,196億円 | +273億円 | - |
| ROE(純資産ベース、FG連結) | 8.2% | +2.3%pt | +0.1%pt |
| 1株当り年間配当額(配当性向) | 28円(31.4%) | +12円(+4.0%pt) | - |
| 有価証券売買等損益(銀行合算) | 8億円 | +154億円 | - |
| 信用コスト(△)(銀行合算) | 127億円 | +68億円 | - |

グループ会社別(子銀行別)の状況
銀行業のため事業セグメントの代わりに子銀行別・グループ会社別の内訳で開示している。常陽銀行は経常利益683億円(前年比+187億円)・当期純利益510億円(前年比+157億円)、足利銀行は経常利益422億円(前年比+160億円)・当期純利益303億円(前年比+117億円)と、両行とも増益となった。グループ会社純利益合算は67億円(前年比+3億円)で、めぶき信用保証・常陽信用保証が43億円と最大の寄与となった。
| 区分 | 項目 | 2025年度実績 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2行合算 | 業務粗利益 | 2,053億円 | +410億円 |
| 2行合算 | コア業務純益(除く投信解約損益・先物オプション損益) | 1,196億円 | +273億円 |
| 2行合算 | 経常利益 | 1,105億円 | +348億円 |
| 2行合算 | 当期純利益 | 813億円 | +275億円 |
| 常陽銀行 | 業務粗利益 | 1,116億円 | +202億円 |
| 常陽銀行 | コア業務純益(除く投信解約損益・先物オプション損益) | 714億円 | +170億円 |
| 常陽銀行 | 経常利益 | 683億円 | +187億円 |
| 常陽銀行 | 当期純利益 | 510億円 | +157億円 |
| 足利銀行 | 業務粗利益 | 936億円 | +207億円 |
| 足利銀行 | コア業務純益(除く投信解約損益・先物オプション損益) | 482億円 | +103億円 |
| 足利銀行 | 経常利益 | 422億円 | +160億円 |
| 足利銀行 | 当期純利益 | 303億円 | +117億円 |
| 会社 | 2025年度実績 | 前年比 |
|---|---|---|
| めぶきリース | 9億円 | △0億円 |
| めぶき証券 | 7億円 | +2億円 |
| めぶき信用保証・常陽信用保証 | 43億円 | +5億円 |
| めぶきカード | 4億円 | △0億円 |
| 銀行子会社 | 2億円 | △4億円 |
| グループ会社純利益合算 | 67億円 | +3億円 |

通期業績予想
2026年度(2027年3月期)のめぶきFG連結業績予想は、経常利益1,390億円(前年比+233億円)、親会社株主に帰属する当期純利益950億円(前年比+108億円)。第4次グループ中期経営計画に基づく戦略展開や金利上昇効果の取込みにより、経営統合以降の最高益を見込む。ROE(純資産ベース)は9.0%程度を計画。子銀行別では常陽銀行が経常利益890億円(前年比+206億円)・当期純利益610億円(前年比+99億円)、足利銀行が経常利益465億円(前年比+42億円)・当期純利益320億円(前年比+16億円)を計画している。
| 区分 | 項目 | 2026年度予想 | 2025年度実績 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| めぶきFG連結 | 経常利益 | 1,390億円 | 1,156億円 | +233億円 |
| めぶきFG連結 | 当期純利益 | 950億円 | 841億円 | +108億円 |
| 銀行単体合算 | 経常利益 | 1,355億円 | 1,105億円 | +249億円 |
| 銀行単体合算 | 当期純利益 | 930億円 | 813億円 | +116億円 |
| 常陽銀行 | 経常利益 | 890億円 | 683億円 | +206億円 |
| 常陽銀行 | 当期純利益 | 610億円 | 510億円 | +99億円 |
| 足利銀行 | 経常利益 | 465億円 | 422億円 | +42億円 |
| 足利銀行 | 当期純利益 | 320億円 | 303億円 | +16億円 |

株主還元
1株当り年間配当額は2025年度実績28円(配当性向31.4%)に対し、2026年度は前年比+12円(+8.1%pt)の40円(配当性向39.5%)を予想。持続的な利益成長を背景とした大幅増配で、2027年度までに40%以上への到達を目指すとしていた配当性向目標を1年前倒しで達成する見通し。自己株式取得については、市場動向や業績見通し、成長機会の機動的な捕捉に備えた資本活用も考慮したキャピタル・マネジメントに基づき機動的に対応する方針。自己資本比率は2026年3月末で12.30%(前期12.20%から+0.10%pt)となり、第4次中計最終年度(2028年3月末)は11%台半ばを目標としている。

中期経営計画/トピック
第4次グループ中期経営計画(計画期間:2025年4月1日~2028年3月31日)では、金利ある世界での投資家期待に応えるべく資本コストを従来の6~8%から8~9%に再設定。現状はROEと資本コストが均衡する状態にあるとし、持続的な利益成長によりROEが資本コストを安定的に上回る「価値創造フェーズ」への移行を図るとしている。ROE(純資産ベース)は2026年度9.0%程度、2027年度は10.0%台を視野に置く。また、経営統合10周年を契機に、グループ融合によってシナジーを高度化させる「深化フェーズ」への移行を進めるとした。
※本記事はめぶきフィナンシャルGが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。