※本記事はフォースタートアップスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フォースタートアップスの2026年3月期通期連結業績は、売上高5,268百万円(前期比+42.6%)、営業利益1,120百万円(同+147.3%)、経常利益1,053百万円(同+134.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益817百万円(同+131.0%)となり、大幅増収増益で過去最高業績を達成した。主力のヒューマンキャピタル事業で主要KPIが前期比で大きく向上し、グループ全体の収益性向上を牽引した。第4四半期も件数・単価のトレンドを維持し、売上・営業利益ともに修正予想を上回って着地した。
連結業績(当期 実績)
売上高は前期比+42.6%の5,268百万円、営業利益は同+147.3%の1,120百万円となった。修正予想(売上高5,100百万円、営業利益1,000百万円)に対する達成率はそれぞれ103.3%、112.0%。全社で生産性改善に取り組んだ結果、利益率が向上した。
| 項目 | 2026/3期 | 2025/3期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,268 | 3,693 | +42.6% |
| 売上総利益 | 4,202 | 3,086 | +36.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,082 | 2,633 | +17.0% |
| 営業利益 | 1,120 | 452 | +147.3% |
| 経常利益 | 1,053 | 449 | +134.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 817 | 353 | +131.0% |

セグメント別業績の状況
ヒューマンキャピタル事業は売上高4,476百万円(前期比+43.3%)、セグメント損益2,013百万円(同+53.9%)と大きく伸長した。オープンイノベーション事業は売上高792百万円(同+38.9%)、セグメント損益237百万円(同+152.3%)。ベンチャーキャピタル事業はセグメント損益△101百万円となり、評価損を計上した。
| セグメント | 指標 | 2026/3期 | 2025/3期 |
|---|---|---|---|
| ヒューマンキャピタル事業 | 売上高 | 4,476 | 3,122 |
| ヒューマンキャピタル事業 | セグメント損益 | 2,013 | 1,308 |
| オープンイノベーション事業 | 売上高 | 792 | 570 |
| オープンイノベーション事業 | セグメント損益 | 237 | 94 |
| ベンチャーキャピタル事業 | セグメント損益 | △101 | △8 |
| 全体 | 営業利益 | 1,120 | 452 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の業績予想は、売上高6,400百万円(前期比+21.5%)、営業利益1,400百万円(同+25.0%)、経常利益1,300百万円(同+23.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益940百万円(同+15.0%)。セグメント別売上高計画はヒューマンキャピタル55億円、オープンイノベーション9億円。オープンイノベーションでは利益率の高いM&A仲介業での初成約と収益貢献を目指す。持分法適用関連会社のGOジョブ社では投資フェーズであり、持分法投資損失を見込む。
| 項目 | 2027/3期計画 | 2026/3期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,400 | 5,268 | +21.5% |
| 営業利益 | 1,400 | 1,120 | +25.0% |
| 経常利益 | 1,300 | 1,053 | +23.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 940 | 817 | +15.0% |

中期経営方針
2028年3月期までの中期計画を上方修正した。修正計画では売上高を2026年3月期実績5,268百万円から2027年3月期6,400百万円、2028年3月期7,680〜8,000百万円、営業利益を1,120百万円から2027年3月期1,400百万円、2028年3月期1,536〜2,000百万円とする。従来計画(2028年3月期 売上高5,687〜6,192百万円、営業利益853〜1,238百万円)から上方修正し、27/3期当初計画を1年前倒しで達成した。ヒューマンキャピタル事業の継続成長とM&A仲介業の業績貢献を見込み、20〜25%の売上高成長と営業利益率の維持・向上を目指す。
| 項目 | 2026/3期(実績) | 2027/3期(修正計画) | 2028/3期(修正計画) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,268 | 6,400 | 7,680~8,000 |
| 営業利益 | 1,120 | 1,400 | 1,536~2,000 |

株主還元
キャピタルアロケーションの考え方として、明白な余剰資金については財務状況や株価の動向を勘案しつつ、自己株式取得・配当による株主還元を実行する方針。あわせて、人材紹介先企業を主とした自己勘定投資枠を新たに設定するとともに、M&A・新規事業への投資資金も確保する。
ベンチャーキャピタル事業の方針変更とアライアンス
1号ファンド(2021年8月設立、投資企業数10社で投資枠終了、イグジット0件)の投資組入が完了したことを受け、今後は新規ファンド組成を行わず、自己勘定投資スキームへ移行する。2027年3月期は総額3億円の投資枠を計画し、外部VCへのLP出資も検討する。また、スパークス・グループとの資本業務提携では、3億円または発行済み株式数の3%を取得上限とする当社株式の取得が完了しており、月次の定例会議を通じてヒューマンキャピタル及びM&A仲介の顧客相互紹介やバリューアップ支援の状況報告を行う方針。
※本記事はフォースタートアップスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。