※本記事はコーユーレンティアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
コーユーレンティア株式会社は2025年12月期通期の決算説明資料で、各セグメントが好調に推移し過去最高の売上高・営業利益を達成したと発表した。2026年度を最終年度とする中期経営計画「Next Evolution 26」の定量目標を1年前倒しで達成し、前期比で売上高は8.9%増、営業利益は44.4%増、当期純利益は25.0%増となった。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は34,701百万円(前期比8.9%増)、営業利益は3,005百万円(同44.4%増、営業利益率8.7%)、経常利益は2,999百万円(同40.6%増)、当期純利益は1,937百万円(同25.0%増、当期純利益率5.6%)となった。EPSは175.15円、EBITDAは5,255百万円(同23.4%増)。単位は百万円。
| 項目 | 2025年12月期(当期) | 2024年12月期(前期) | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 34,701 | 31,861 | 2,840 | 8.9% |
| 売上総利益 | 14,313 | 12,622 | 1,690 | 13.4% |
| 販管費 | 11,307 | 10,540 | 766 | 7.3% |
| 営業利益 | 3,005 | 2,081 | 923 | 44.4% |
| 経常利益 | 2,999 | 2,133 | 865 | 40.6% |
| 特別利益 | 0 | 50 | △50 | △99.6% |
| 特別損失 | 10 | 4 | 6 | 149.0% |
| 当期純利益 | 1,937 | 1,549 | 388 | 25.0% |
| EPS(円) | 175.15 | 140.98 | – | – |
| EBITDA | 5,255 | 4,260 | 995 | 23.4% |
セグメント別の状況
レンタル関連事業は万博関連の想定超需要や大規模再開発案件、大型イベント案件等により売上高20,694百万円(前期比11.0%増)、営業利益2,264百万円(同39.9%増)となった。ICT事業は外販工事の拡大とアライアンス効果により売上高4,777百万円(同17.6%増)、営業利益315百万円(同28.1%増)。スペースデザイン事業は受注単価向上やリフォーム・リノベーション案件の利益貢献により売上高6,020百万円(同1.6%減)、営業利益245百万円(同39.9%増)。物販事業は官公庁・郵政・民間市場の新規案件獲得と利益率向上により売上高3,208百万円(同5.8%増)、営業利益172百万円(同319.8%増)となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| レンタル関連事業 | 売上高 | 20,694 | 18,643 | 11.0% |
| レンタル関連事業 | 営業利益 | 2,264 | 1,618 | 39.9% |
| ICT事業 | 売上高 | 4,777 | 4,063 | 17.6% |
| ICT事業 | 営業利益 | 315 | 246 | 28.1% |
| スペースデザイン事業 | 売上高 | 6,020 | 6,120 | △1.6% |
| スペースデザイン事業 | 営業利益 | 245 | 175 | 39.9% |
| 物販事業 | 売上高 | 3,208 | 3,033 | 5.8% |
| 物販事業 | 営業利益 | 172 | 41 | 319.8% |

通期業績予想
会社は2026年12月期通期の業績予想として、売上高350億円、営業利益25億円、当期純利益16億円を見込むと発表した。市場環境は良好とする一方、前年度の万博関連受注の反動減が影響するとしている。将来を見据えた事業基盤強化のため、物流改革を2028年にかけて実施する計画としている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 35,000 | 34,701 | 298 | 0.9% |
| 売上総利益 | 14,500 | 14,313 | 186 | 1.3% |
| 販管費 | 12,000 | 11,307 | 692 | 6.1% |
| 営業利益 | 2,500 | 3,005 | △505 | △16.8% |
| 経常利益 | 2,500 | 2,999 | △499 | △16.7% |
| 当期純利益 | 1,600 | 1,937 | △337 | △17.4% |
| EPS(円) | 144.64 | 175.15 | – | – |
| EBITDA | 4,700 | 5,255 | △555 | △10.6% |
セグメント別の2026年12月期通期業績予想は、レンタル関連事業が売上高20,800百万円(前期比0.5%増)、営業利益1,750百万円(同22.7%減)、ICT事業が売上高5,400百万円(同13.0%増)、営業利益450百万円(同42.7%増)、スペースデザイン事業が売上高5,500百万円(同8.6%減)、営業利益200百万円(同18.4%減)、物販事業が売上高3,300百万円(同2.8%増)、営業利益100百万円(同41.9%減)としている。

株主還元
2025年度の年間配当は36円(特別配当5円を含め、前期比6円増配)で、上場以来増配を継続している。2026年度の年間配当予想は37円(中間10円、期末27円)としている。また、2026年6月時点の株主を対象に「コーユーレンティア・プレミアム優待倶楽部」で利用可能なポイントを贈呈する株主優待制度を設けている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 年間配当金(円) | 36(特別配当5円を含む) | 37(中間10円、期末27円) |

中期経営計画「Next Evolution 26」の進捗
2026年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画「Next Evolution 26」は、目標として連結売上高329億円、連結営業利益30億円、ROE12.0%以上を掲げていたが、2025年度実績(売上高34,701百万円、営業利益3,005百万円、ROE16.4%)で1年前倒しして達成した。重点戦略は①新規事業の創出、②経営基盤の強化、③人的資本の充実の3点で、経営基盤の強化では「2024年問題」に伴う人手不足や物流コストの上昇を背景に、設備増強・配送効率向上を目指す物流改革を2028年にかけて推進するとしている。
資本コストを意識した経営としては、2025年はPBR1倍以上を維持し、ROE16.4%、ROIC16.7%と前年より改善した。2026年は反動減によりROE、ROICは低下する見通しとしているが、株主資本コスト、WACCを上回る水準を維持するとしている。

※本記事はコーユーレンティアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。